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2018年5月2日 普通二種 卒検2回目

今日は卒検の2回目だ。ちなみに、5月3日から教習所は臨時休業に入ってしまうので、今日不合格だと補習と試験が来週になってしまう。なんとしても今日合格せねば。

しかしなぁ、昨日あの鬼教官にさんざんダメ出しされて、合格する気なんかまったくしねーよ。もう、3階の第二教室でうつむいたまま「あー、落ちる気しかしねー」とブツブツ言っていた。

今日担当の試験官は、なんと、二種の技能教習の時のやさしい方の指導員だ。それは知らなかった。

今日の検定コースは、前回とは全然違うコースだ。っていうか、教習中に1回も走った事のないコースだ。どうやら、前回のコースだと俺が電柱にぶつけるので変えてくれたっぽいな。(曜日で変わるのかもしれんが・・・)

今日も俺が1番手だ。なんでいつも1番手?

今日は朝から良い天気。しかも前回と違って平日だ。なので、南浦和駅の周辺は、もう荷台に子供を乗せたお母さん方でいっぱい。自転車が道の真ん中を堂々と走ってるは、突然横からマラソンの人が飛び出すは、もうムチャクチャだ。映画「免許がない」に出てくる「市街地の走行」かよ。

というわけで、今日は前回よりも数段難易度が高くなってしまった。路上の試験なんて運ゲーだから仕方ないが・・・。

それにしても、さっきのマラソンの人が飛び出してくるタイミングが、あとちょっとこっちの車に近かったら補助ブレーキ踏まれて終わってたな。

その先、突然信号が黄色になる。慌ててブレーキを踏んだら、ガクっとなって止まった。停止線オーバーしちゃったかも??停止線オーバーしちゃってたら、そこでアウトなんだけど、もし途中で「危険行為」をしたとしても試験コースは最後まで走行させられて、所内の検定もさせられて、10:30頃に不合格を告げられるのがこの前わかった。なので、もうこの時点で既に不合格になっている可能性もあるわけだ。

その先で、歩行者信号が点滅を始めた。そのタイミングが最悪で、ちょうど自分が停止線のさしかかった時に車の信号が黄色になるタイミングだ。どうする・・・

こうなったらやむをえん、強硬手段だ。((C)花京院)「煽る」。もう、前の車にできるだけ詰めて走った。そしたら、前の車が悟ってくれてスピードアップしたので、なんとか「ちょうど停止線の真上で黄色になってしまう」という最悪のタイミングは避ける事ができた。もっとも、今の煽り行為は大幅な減点になるであろうが・・・。

その直後に「指定場所停車です。その先の電柱で停めてください」と言うので、電柱と後部のドアがピッタリ合うように停めた。しかし、縁石と車の間隔は広く空いていた。電柱にミラーをぶつけるのが怖かった。

その後、Uターン、「付近で停める」x3回が終わった。3回とも縁石から離れて停車した。とにかく、縁石にタイヤをぶつけるのと、電柱にミラーをぶつける事だけが怖かった。

最後に右折レーンがある場所を右折するわけだが、俺はここで信号が赤だったので止まってしまった。そしたら、試験官の先生が「どうしました?どうしました?」と言う。よく見ると、右折[→]が出てるじゃありませんか。慌てて右折した。

そして終点。次の人に交代。次の人は復路なので、そこから教習所に戻った。

もう、この時点で不合格は確定だろう。なにしろ、

・目の前で信号が黄色になったので、慌ててブレーキを踏んだ。
・また目の前で黄色になりそうだったので、前の車を煽った。
・指定場所停車も、付近で停めるのも、縁石から離れすぎ。
・右折[→]を完全に見落とした。

もう、減点超過もなにもあったもんじゃないよね。普通一種の70点の合格ラインすら達してないのに、二種の合格ライン80点なんかまず届いてるわけがない。

教習所に戻って所内の課題、方向転換と鋭角を行う。といっても、どうせ不合格だから緊張もなにもしない。もうテキトーもテキトー。どうせ不合格なのに、いまさら鋭角なんか縁石に沿ってたまるか。

だいたい、あの鬼教官の野郎には腹が立っていたので、どうせ不合格記念に思いっきり逆らってやろう。というわけで、「縁石に沿って曲がる」とは程遠い、うんと大回りして鋭角コースに。



そしたら、横の試験官の先生、小さく「うっ」って言う。そりゃ「うっ」って言いたくもなるよ、こんなお粗末な左折したんじゃ。

もちろん、鋭角コースは一発でクリア。そりゃ、前の縁石が見えなくなったらハンドルを右だの、助手席のドアノブと鋭角の角が重なる所までバックだの、そんな機械的な運転でミスしますかいな。運転というより単純作業だよ。

鋭角の課題が終わって、また試験官の先生と2人きり。なので、「はい、すいませんでした。次がんばります」って言ったら、「いいから聞きなさい。どうしたんですか?あの信号のとこ」って言うので「いや、矢印完全に見落としまして。ぶっちゃけ、あれで不合格ですよね?」って聞いたら、「あれは『発進手間取り』という事で5点引かせていただきます」と言う。え?あれで5点でいいの??

っていうか、そもそも助言を与えてはいけないはずじゃ・・・。ああ、あの「どうしました?」は、「どっか体調でも悪いんですか?」という意味なのでセーフって事か。

その後、3階の第二教室で待つ。まあ、どうせ不合格なわけだが。そしたら、案の定10:30に自分だけ呼ばれた。全員の合格発表前に自分だけ個別に呼ばれる、それがどういう意味なのかは前回でわかった。それなんで「ああ、やっぱり不合格か」と、ここで自分の不合格を悟った。

しかし、前回となんか様子が違う。前回は試験官の先生が来たのに、今回は別の人だ。まあ、試験官の先生が他の受験生の検定中なので他の人が来たんだろう、と思った。

そしたら、その人が「○○さん、ですよね?」と言うので、うつむいたまま涙声で「はい・・・」と言うと、「おめでとうございます。合格です」と言う。

「え???」

思わず大声を上げてしまった。すると、その人(所長さんらしい)が、「どうしました?」って聞くので「いや、何かの間違いじゃないんですか?だって、大ミスしましたよ?」って言うと、「努力した結果ですから、自信を持ってください」と言う。

そして、自分だけ先に事務所に言って、アンケート用紙を渡された。「良かった指導員の名前とその理由、悪かった指導員とその理由」と書いてある。

なので、良かった指導員にはあのやさしい方の先生の名前、悪かった方の指導員にはあの鬼教官の名前を書いた。しかし、厳しいと「悪い指導員」として名前を書かれてしまうのでは、教える方も大変だなと。技術向上のためにあえて厳しく指導してるのに、所長さんに渡すこのアンケート用紙には問答無用で「悪かった指導員」にされてしまうわけだからな。(じゃあ書くなって??)

悪い理由?そりゃ決まってるよ。「この先生だけは、たいした減点じゃない事までいちいちダメ出しするので、そればっかり気になってかえって危険行為をしてしまう。この先生だけ一発試験に合格させようとしているのではないのか?」と書いた。

それにしても、他にも受験生いるのに、なんで自分だけ先に卒業証明書を書いてもらえて、なんで自分だけ先に帰してもらえるんだろう?一人だけ涙目になって座ってる奴がいて目障りなんで、さっさとお帰りいただこうって事なのかな??

あー、やっぱ納得いかねー。((C)黒崎一護)、俺のあんな運転を合格にしやがったら承知しねーぞ。((C)東堂院戒)

まず、なぜに合格なのか。確定しているのが「発進手間取り」で5点の減点。さらに、3回の指定場所停車で、ぜんぜん端に寄ってないので5点減点が3回。合計で20点減点・・・と、これだと80点で合格か。

ただ、目の前で黄色になってあわてて急ブレーキ踏んだアレは?逆に、ちょうど停止線で黄色になりそうなタイミングだったので前の車にプレッシャーをかけたアレは?そして、どうせ不合格だと思って鋭角コースにうんと大回りして入ったアレは?

まあ強引に解釈すると、目の前で黄色になったけど追突されたわけじゃないし、停止線も越えてないので減点ナシ。前の車を煽ったといっても少しプレッシャーをかけただけであからさまにピッタリくっついてないので減点ナシ、そして、あの鋭角は、鋭角コースへの入り方までは採点してないのでセーフ・・・ってトコかなぁ。

普通一種の70点だったらギリ合格だろうけど、とても二種の合格点80点は満たしてるとは思えんのだが、やっぱり知恵袋にあるような「甘いなんてもんじゃありません。遊びレベルです」というのも、まんざらウソではないようだ。とにかく、一発試験なら間違いなくアウトだったであろうひどい運転だったけど、卒検の甘々採点のおかげで合格になった、としか言いようがないな。

しかし、どうも納得がいかん。この教習所では中型や大型二輪もやっているみたいなので、この「納得のいかなさ」は中型でリベンジするしかなかろう。

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