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2018年5月7日 普通二種 ウルトラ教室→鴻巣免許センター

今日は学科試験を受けに行く。しかし、この学科試験、ウルトラ教室にでも行かないと絶対受からないようにできてるから困る。

普通一種の時だって「この標識のある道路では、中型自動車は通行する事ができる」という問題で、答えが「誤り!中型自動車には特定中型車両も含まれます。特定中型車両を除く中型自動車は通行できるなら正解です」とか、「んなもんわかるかー」って問題ばっかりだった。

もっと遡ると原付きの時なんか、歩道で盲導犬の訓練をしている時は徐行しなければならない、とかわけのわからない問題も出たな。一見「念の為徐行した方が良い」と思わせておいて、実は単なる訓練だから徐行の必要はないというひどい問題だった。

昔勤めていた会社で、仕事上で車使うために勤務時間内に免許取りに言って7回も8回も落ちた奴がいて、社長に「俺なんか前の日に明け方まで酒飲んでて、徹夜明けで二日酔いで受かった」とか言われてたし、俺が原付きの学科に落ちた時など、兄に「あんなの何も勉強しないでも常識で受かる」と言われてそれを信じたらサッパリわからなかったという悲しい事があった。おまけに、なんであんなの落ちるんだ、バカかアホかとか言われるし。

とにかく、免許の学科試験はある日を堺に激ムズになったと言って良い。ある年代を堺に簡単だという人と難しいという人でこんなに意見が分かれるはずがない。

だからといって、そういうシステムになっちゃってるんだから仕方ない。観念してウルトラ教室に向かう。ウルトラ教室の6時からのヘッドホン講座を聞くためには、さいたま新都心を5:36に出る電車に乗らないといけない。そのためには4時半には家を出て、5時にはさいたま新都心のバイク駐輪場にバイク置いてそこから駅に向かわないといけない。かといって、そんなに早寝早起きできないので、前の晩に眠らずに徹夜で教習所でもらった学科問題集を暗記する事にした。

5:00 さいたま新都心駅。始発の高崎線が来るまで30分以上あるが、ホームが風が強くて寒い。仕方ないので、改札口のすぐ先で待つ。

6:01 鴻巣駅到着。東口へ向かう。昔は鴻巣駅の東口を出た途端、代書屋がまとわりついてきたものだが、今はもう代書屋はおらず。なので自分でウルトラ教室を探すが、目立つ看板があるので探す必要もなかった。既に何人も並んでいた。申し込みを済ませると、二種の方は別棟だというので、少し先の教室まで歩く。

6:10頃、ヘッドフォンをつけて、例の「誤り!」っていうアレを聞く。「右折、左折の合図をやめるのは、右折左折が完了してから3秒後である。誤り!右折左折をやめるのは、右折左折が完了後ただちにである」・・・って、んなもんわかるかー!だいた、教習所でもらった参考書にそんな問題なかったぞ?教習所の学科だって、合図をやめるタイミングまでは教わらなかったし。

だいたい、やめるタイミングなんて忘れなきゃ何秒後でいいだろう。なにもそんな重箱の済をつついた問題を出さなくても。

7:30に講師の先生が来て、ヘッドフォン学習は中断。

「まずイラスト問題について。イラスト問題は配点が高いが、イラスト問題をやっている頃には時間が足りなくなって答えられない人が多い。なので、イラスト問題は先にやるように。」

「また、イラスト問題は、イラストを見る必要はありません。それどころか、本文を読む必要はありません。最後だけ見てください。最後が、「そのままの速度で進行する」なら誤り、「速度を落として進行する」なら正解です。」

「注意してほしいのは、この上り坂の頂上のイラスト。「上り坂の頂上にさしかかったので、速度を十分落として進行する」これが、イラスト問題以外であれば誤りですが、イラスト問題ならば正解です。なぜなら、イラスト問題では法規について聞いてません。イラスト問題は、その行動が同意できるかどうかだけしか聞いてません。そして、十分速度を落として進行するというのは同意できる行動なので、正解となります。」

「次に、交差点が3レーンあって、中央のレーンにトレーラーが止まっているイラスト。ここで、「トレーラーの車幅がわからないので、注意して右折レーンに侵入する」という問題、これは誤りです。トレーラーの車幅がわからない時は、横のレーンに侵入してはいけません。」

・・・って、んなもんわかるかー!!まったく、こんなのウルトラ教室の講座聞いてないと絶対無理だよ。

「次にイラスト問題以外の問題について。まず本文に「減速」と出てきたら誤りです。イラスト以外の問題は法規について聞いています。交通法規に減速しなければならない場所はありません。これは徐行と間違わせようとしています。」

「たとえば、100キロで走ってて、90キロで右左折した場合、これは減速ですが徐行ではありません。しかし、5キロで走っててそのままの速度で右左折した場合、これは減速ではありませんが徐行です。このように、減速と徐行は別物です。」

「次に、この問題、「タクシーが食事や休憩などでお客さんを乗せる事ができない場合は、回送板を掲出しなければならない」という問題について。ここでいう「掲出」とは、「表示」の意味です。回送や迎車や賃走という表示を出す事を掲出と言いますので、覚えておいてください」

なんだそりゃ?最近外人さんが免許取りに来るケースが多いから、難しい言葉を使ってわかりにくくしてるのかいのう。日本人だって、ウルトラ教室聞いてなかったら混乱してる所だったぞ。

「次に環状交差点について。環状交差点ありの標識は、ロータリーありの標識とよく似ているので、間違えないように。青いのが環状交差点ありで、黄色がロータリーありです。環状交差点では、中を走っている車が優先です。侵入する場合、手前でいったん停止した後、自分が出る場所で左折合図で出ます」

・・・って、困ったな。環状交差点なんて教習所の学科でやらなかったぞ。教習所の吉田君のDVDがまだ追いついてなかったのかなぁ。

8:15 「間に合うように案内してますので、途中退席はなさらないように」と言うのだが、前回普通二輪の学科を受ける時に、それを信じて講座が終わるまでそこにいたら、免許センターに着いたのが締切の9:15になるちょっと前というギリギリだった。じゃあ、もしバスが遅れたら?もし途中で交通事故があったら?もし途中で事故で渋滞してたら??もし証紙販売カウンターが渋滞していたら?もし申請書に記入漏れがあって書き直しさせられたら??

って事で、もう8:30には途中退席してバス停に向かった。

8:45免許センターに到着。急いで証紙カウンターに行って「普通二種」と言って1750円払って、証紙を申請書に貼る。どうでもいいけど、カウンターのピットのりが乾いてカチンコチン。これは使えない。さいわいピットのり自分で持ってたから良かったが・・・。



しかし、カウンターにボールペンやらノリやらが置いてあるとは、免許センターも親切になったなぁ。原付き免許を取りに来た1993年なんて、ノリどころかボールペンすらなかったぞ。ボールペンは売店で売ってて買わないといけなかったし、飛ぶように売れてた。

9:00 受付をすませて、深視力検査をする。この時は一発で合格。なんだ楽勝じゃん・・・とこの時は思っていた。

教室に入ると「筆記用具持ったね」と言う。この「持ったね」は、「持ってますね」という意味だろうと思って「はい」と答えた。原付き免許を取りに来た1993年では、「筆記試験受けに来て筆記用具持ってこないような奴は試験受ける資格はありませんから、金輪際来ないでください。免許がなくたって生きていけますから」というひどい事を言ってたんだけど(幸い自分は持ってたから良かったけど)、今回はちゃんと筆記用具持ってるかどうか確認してくれるのか・・・と思っていた。

ところが、試験の説明中に、「持参の筆記用具、消しゴム類は一切使えません。不正行為が発覚したら5年間試験が受けられません」と言う。慌てて手をあげて「鉛筆持ってきてません」と言うと、試験場で備え付けの鉛筆と消しゴムを持ってきてくれた。ああ、「筆記用具持ったね」は、「筆記用具をそこから取ったね」という意味だったのか。それは知らなかった。あやうく5年間試験が受けられなくなる所だった。

要するに、今はボールペン型カメラとか消しゴム型カメラとかがあるかもしれないので、筆記用具も全部備え付けのものしか使えんって事か。まあ、どっちにしろメガネ型カメラだの、バッジ型カメラだの、いくらでも何とでもなるような気がしなくもないが。

10:00 試験開始。見ると、「右左折の合図をやめるタイミングは、右左折が終わった3秒後である」って、さっきの問題ではないか。危ない危ない。ウルトラ教室受けてなかったら間違えてる所だった。

イラスト問題は、案の定、トレーラーが真ん中の車線で止まってるイラストがあって、「トレーラーの車幅がわからないので、注意して右折レーンに進行する」とか書いてある。だから、それは誤りだってば。

だいたい、ウルトラ教室の問題って、イラスト問題のイラストまでなんで完全に同じイラストなのかなぁ。ウルトラ教室のスタッフが何度も試験を受けて、「忍法暗記の術」((C)ピュンピュン丸)を使って問題を暗記してるんだろうと思っていたのだが、それにしてはイラストまで完全に同じ絵というのはどういう事だろう?イラストまで忍法暗記の術で完璧に覚えているんだろうか??

10:30 試験時間は50分あるのだが、問題がさっきヘッドフォンで聞いた問題とほぼ同じなので、30分もあれば十分。席を立って問題用紙と解答用紙を一番前の試験官に出して、1階の待合室へ。

11:30 合格者発表。ところが自分の番号がない。なぜ??自分としては100点間違いなしと思っているのだが、どこで間違ったのか・・・と思ったら、よく見たら「一種および原付きの合格発表」だった。

11:59 ようやく二種の合格発表。見たら番号がほとんど飛んでない。当然自分も合格だ。そりゃさっきウルトラ教室で見た問題とほとんど同じだからな。あれを受講してた人はほぼ合格だろう。

12:10 自分の受験番号が書かれた席につく。自分の名前と点数が書かれたカードが置いてあった。「94点」と書いてあった。ううむ、100点だと思っていたのに、かなり間違えてるなぁ。どこが間違えたんだろう??ドアから右手を出して上に向けて「この合図は環状交差点から出るという意味である」という問題は怪しかったな。ドアから右手を出して上に向けてる=左折=環状交差点から出る、で合ってると思うんだけど。

どうでもいいけど、窓から腕を出す合図なんて、問題にしたところでこの先一生使わないと思うぞ。どこの世界に右左折する時に窓から腕を出して合図する奴がおるんよ。

「集合時間は13:00です」とモニターに書いてあった。13:00までいったん休憩という事に。受験票に今自分が座ってる机の番号をメモしておいてください、という話だった。

そういえば朝から何も食ってない。1階のレストランに行くが混んでる。テーブルが長いテーブルなので、どうしても誰かと相席になってしまうなぁ。というわけで、1階のレストランはやめて外に食べに行く。鴻巣文化センター内に「レストランなごみのや」というのがあったので、そこに入った。親子丼を頼んだ。

13:00 さっきの教室に戻った。安全協会のおっちゃんが来て、安全協会に入るとどれだけ社会に貢献できるかという話をした。この人、毎日この話するのか。前に更新で来た時は、安全協会の会費は、子供が横断する時に使う黄色い旗になるという話だったが、そんな旗なんか見たことない。でも、今回は子供や老人の交通安全セミナーに使われる、になっていた。まあ、どっちにしろそんなものには使われず、天下りの役人の給料になるのだろうが・・・。

県証紙販売カウンターに案内されるが、困ったことに自分の並んだ列だけいっこうに進まない。なんか知らんが前の方でモメている。何をモメてるのか?結局、証紙を買うのが自分が一番最後になってしまった。本来今年免許更新のハズが3年先まで伸びるので、安全協会も3年分払ってきた。でもこの3年分ってあくまで自己申告だから、免許の有効期限が1年伸びるから1年分払うって言ってもバレなさそう。申込用紙に免許番号を書く欄とかないので、名前だけで誰は何年何月まで払ってるなんて事を紐づけできるとも思えん。(名字は変わる事もあるわけで・・・)その後、写真撮影の準備ができるまで休憩という事で、またしても休憩時間に。

14:00に集合して写真を取る。しかし連休明けだったせいか、今日はえらい人が多い。いつもなら1箇所で行う写真撮影も、今日は3箇所、3列で行った。

「メガネ外してください」って言うから、メガネ外したのはいいが、前がよく見えん。なので細目にしたら、細目にした瞬間撮られてしまった。

14:30 免許ができあがったので、さっきの証紙を貼った紙と今持ってる免許と交換で、新しい免許をもらって終わり。できあがった免許見たら、がんばれタブチ君に出てくる広岡監督みたいになってしまった。これはひどいなぁ。まあいいや、どうせすぐ中型免許を取って作り直しちゃうつもりだし。

15:00 目前で鴻巣駅行きのバスが行ってしまう。まあいいや、どうせ5分間隔で出てるんだし・・・と思ったら、次のバスが来ない。やっぱりさっきのバスに無理してでも乗るんだったかな?しかも、ちょうど免許の発行が終わった所なのでバス停には続々と人が来るし。

こういう場合、「保健所前」まで歩けば加須駅から来たバスに乗れて空いてる場合があるんだけど、そうはいっても鴻巣駅までせいぜい10分ぐらいだからなぁ。わざわざ保健所前まで歩いても、その間にバスが駅まで着いちゃうよ。

15:10 鴻巣駅着。次の電車は・・・伊東行き。伊東ってそんな遠くまで行くのか。



それともこのままハトヤでも行きますか?

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