2025年9月17日 退院

やっと退院できる事になった。長かった。レンタルパジャマの解約書というものを出して、テレビカードを精算して帰ろう。

ところがテレビカードを入れても返金されない。ああ、これは残高が0なんだなと思い、「使用済みカード入れ」に入れた。ところが、どのカードも全部返金されない。おかしいと思って何度もやりなおしたら返金された。ただの読み取りエラーだったようだ。ということは、先に使用済みカード入れに入れてしまった3枚も残高が残ってるハズ。慌てて使用済みカード入れから出して払い戻しをした。

その後、入退院受付に行って請求書をもらって、そこのバーコードを支払い機に入れて払ってきてくださいと言われた。それなんで、入退院受付で請求書をもらって自動支払機で読ませたら、請求額78,780円!?た、高い、えーなんでなんで??高額医療費制度で59,800円以上は払わなくていいんじゃ??

明細を見ると「連帯保証人協会7,000円」とある。市立病院では連帯保証人なんか要求してこなかったのに、市営じゃないと連帯保証人が必要なのか。この7,000円は踏み倒した人のために使われるわけだな。ガッカリ。

あと食費が1万円だって。えー、あのまずいメシが1万円かよ。どうやら入院が長引いたせいで食費がかなり上がってしまったようだ。ガッカリ。

当然入院する時にそんなお金持ってるはずもなく、仕方なくクレカで払った。で、荷物をまとめて帰ろうとしたら「領収書を見せてください」と言う。どうやら看護婦に領収書を見せないと帰らせてくれないらしい。よっぽど踏み倒す人が多いんだろう。

母が亡くなった時は、これまでの費用は2週間後に払いに来てくださいって言われたんだが、それは市立病院だからであって、ここで亡くなったらやっぱり遺族がこれまでの費用を払わないと遺体の搬送も許可してくれないのかな?

12:00駐車場。自分の車は無事だ。よかった。しかしまだ腹筋に力を入れると痛い。MTだとこれで自宅まで運転するのはかなり辛いぞ。しかし、総合案内のおばさんに「車で来てはダメです」と言われてたら、自宅までタクシーだったわけで、それはそれで辛いな。ここから自宅までだと1万円はかかるだろうし。

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2025年9月14日 退院延期

予定では14日に退院できるハズだったのだが、相変わらず血中酸素濃度は低いままだし、縫合箇所の治りも悪い。いまだに少しずつではあるが縫合箇所から血が出続けている。仕方なく退院は延期になった。

しかし問題は、病院メシがとてもマズいという事で。母が入院中に「アジシオ」を欲しがった理由がわかったよ。とにかくおかずに塩気がまったくない。こんなんでご飯なんか食えるかよ。というわけで、毎食半分以上残してしまった。

15日ぐらいからなんとか歩けるようになったので、院内をウロウロする事にしたのだが、どうしてもまだ息が切れてしまう。とりあえずずっと同じ下着をはいたままなので、洗濯機のある部屋まで行って洗濯をする事にした。

16日医者が縫合箇所を見て、「じゃあ明日の退院でいいですね」というので、それでいいですと言った。

というか自分の車を見てこようと、パジャマから自分の服に着替えて駐車場に行こうと思ったら、看護婦に見つかってしまう。「どこに行くんですか」と言うので「駐車場に」と言ったら「ダメです。病院内から出てはいけません」と言うので「だって車が心配で」と言った。

そしたら「ええ?車で来たんですか?駐車場は外来の患者専用なんですよ?」と言う。「はあ?だって総合案内でちゃんと確認したよ。車で来てもいいんですかって。」と言ったら「長期駐車してると最悪レッカー移動される場合があるので、守衛さんにナンバーを伝えるのでナンバーを教えてください」と言われたので、ナンバーを言った。

くそう、あの総合案内のおばさん、わからないなら上の人に確認すればいいものを、自分の判断でテキトーに答えたな、さては。

その後、守衛さんから連絡で僕の車は無事だという事でその件は一件落着で。

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2025年9月12日 手術明け

6時になった。前回の胆嚢切除の時と同じく、6時に執刀医が来て、ポータブルレントゲンで腹のレントゲンを取った後に、生体モニターを外してもらった。

8時に元の部屋に戻っても良いと言われたが、点滴はついたままなので点滴スタンドをゴロゴロおしながらゆっくりと元の部屋に戻った。今子どもが前から走ってきたら大ケガするなと思ったが、なるほど、病室は12歳未満は入れないと書いてあるのはそのためか。子どもなんてどこでもかまわず走るからな。

元の部屋に戻った後に尿カテーテルを外してもらえた。これで身動きひとつできない状態から開放されたが、腹筋に力を入れると激痛だ。

前回は臓器を一つ取ってしまったのでダメージが大きく常時激痛だったのだが、今回は腹筋に力さえ入れなければ大丈夫なのだが、それでも寝返りとか無理だ。横を向くと激痛だ。ずっと真上を向いてないといけない。

おまけに、トイレに行って戻ってくると息が切れて目が回ってしまう。ちょうどトイレに行った直後に看護婦が来て、体温と血圧と酸素濃度を測ったのだが、酸素濃度がかなり低い。それなんで、しばらく鼻チューブをつけて酸素吸入をする事になった。

というか、肺にどうも違和感がある。酸素チューブ外すと咳が止まらなくなるし、咳をするたびに腹に激痛だし。なんで肺の手術ではないのに肺に違和感があるんだろう?もしかして医者がヘタクソで肺に何らかのダメージを与えてしまったのではなかろうか??

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2025年9月11日 手術

8時半に看護婦が来て「手術室に行きますので、ついてきてください」と言われた。今回は脱がなくていいみたいなので助かる。前回市立病院で胆嚢を切除した時は、手術室には全裸の上にガウンを着た状態で手術室に入り、そこでガウンを脱いでフルチンで手術台に上がらなければならなかったのだが、今回はこのまま服を着たままで良いそうだ。それは助かる。

おまけに、前回市立病院の手術台は小さくて、手術中は手が宙ぶらりんだったので、麻酔が切れてから肩が激痛だったのが、今回は手術台がわりと広い上に、腕を置く場所まである。なので今回は肩が激痛になる事もないだろう。

しかし、前回胆嚢を切除した時は「麻酔入ります」という声がした次の瞬間に腹に激痛が走り「終わりました」と言われたので、今回も「麻酔入ります」の次は腹に激痛が来る覚悟をしていた。

ところが、「麻酔入ります」と言われた後、次の瞬間「終わりました」と言われたが、腹は痛くない。おお、ラッキー、今回はお腹が痛くならない手術だったのか、と思った。

前回同様、体には生体モニターがつけられ、尿カテーテルをつけられ、身動きできない状態で、ナースステーションの向かいの部屋に入れられた。前回はこのまま身動きひとつできない状態で一晩耐えないといけなかったので、今回も朝まではこの身動きできない状態で朝まで耐えないといけないのだろう。

しかし、前回と違うところは、
①足に血栓防止の靴下を履かされてない。
前回はこれがキツくて辛かったのに、今回は靴下をはかされてない。これは助かる。
②パルスオキシメーターが挟むタイプじゃなくて被せるタイプだ。
前回は一晩中人差し指にパルスオキシメーターを挟まれていて、これが辛くて何度か外してしまったのだが、今回は外さなくても済みそうだ。
③酸素マスクじゃなくて酸素チューブだ。
前回は酸素マスクがムレて気持ち悪くて外してしまって看護婦に怒られてしまったのだが、今回はただの鼻チューブなので全然気持ち悪くない。
④尿カテーテルがそんなに違和感がない
前回は尿カテーテルのせいで常時おしっこが漏れそうな感覚に襲われていたのが、今回は尿カテーテルがそんなに違和感がない。

というように、今回は手術明けの最初の一晩を楽に乗り切れるだろう・・と思っていた、この時までは。

ところが、隣のベッドで生体モニターからけたましい警告音がする。すぐに看護婦が来て、「なんで外しちゃうんですか」と声がする。すると、お爺さんの声で「しょんべん行く」と。すると看護婦が「行かなくていいんです。尿カテーテルから自然に出ますから」と。

30分後、またしても隣の生体モニターからけたたましい警告音が。
「なんで外しちゃうんですか」
「しょんべん行く」
「行かなくていいんです。尿カテーテルがついてますから」

その30分後、隣の生体モニターからけたたましい警告音。
看護婦も忙しくてなかなか来ない。数分後に、
「なんで外しちゃうんですか」
「しょんべん行く」
「行かなくていいんです。尿カテーテルがついてますから」

このやり取りを5回ぐらい繰り返した後、ただでさえ聴覚過敏気味だった僕はついに耐えきれなくなり、ナースコールを押した。
「どうしましたか?」と聞くので「部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー」と涙ながらに訴えた。部屋なんか変えてもらえるはずがない事は百も承知で。

すると看護婦が「これ打ったら朝までぐっすり眠れますよ」と言って鎮静剤を打たれてしまった。いやまて、鎮静剤を打つなら隣の爺さんにだろ。なんで俺に・・・

と思いながら、何時間経っただろう。目がさめて時計を見ると、まだ「0:00」あれからたった2時間しか経ってない。そりゃ、手術中はずっと麻酔で寝てたのに、たかが鎮静剤ぐらいでそんなに眠れるかよ。相変わらず隣では数分おきに警告音がするし。

こればっかりは「同じ日に手術をしたガチャ」だから仕方ないか。僕はたまたま運が悪かったってことで。

実は父が入院した時も、自分で酸素マスクを外してしまうので、父は手にミトン手袋をつけられてしまったのだ。酸素マスクってけっこうムレて気持ち悪いからね。

認知症の人が生体モニターなんかつけられたら、なんでそんなもんをつけられてるのか認識できず、自分で外してしまうのかも。というか、その場合、認知症の人を拘束して鎮静剤を打つべきではなかろうか?

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2025年9月10日 入院

6日に総合案内所で「入院する時に駐車場に車置きっぱなしにしてもいいんですか?」って聞いたら、「それはかまいませんが、盗難等の責任は負いかねます」と言われた。じゃあ車で行ってもいいわけだな。

というのも、市立病院なら徒歩で行ける距離だけど、さいたま市民医療センターなんてとても徒歩で行ける距離ではない。おまけにバスの本数も少ないし。そもそも直通のバスはなくて、大宮駅で乗り換えないといけないし。

というわけで、10時に車で出発。11時にさいたま市民医療センターに到着。駐車場の空いてるスペースに車を駐車して、入院受付に行く。そこで、レンタルパジャマの申し込みをする。

前回、市立病院に入院した時に、入院用のガウンだのパジャマだの一通り買ったのだが、アマゾンで買った入院用のガウンが市立病院で使ってるレンタルのガウンとまったく同じものだったので、看護婦にどっかに持っていかれて行方不明になってしまった。

おまけに、入院用のパジャマも「もう金輪際手術なんかするものか」と思って可燃ごみで出してしまったので、もうない。なので今回はレンタルのパジャマセットを申し込む事にした。

というか、今回はあまりに急だったので、なーんも準備してこなかった。なので、必要なものは随時病院の売店で買う事にした。

その後、病室に案内されて、「手術は明日の9時からです。8時半に手術室担当の看護師が迎えに来ますので、一緒に手術室に行ってください」と言われた。

という事は、今回は陰毛は剃らなくていいし、浣腸もしなくていいのか。それは助かる。今回は消化器の手術じゃないから浣腸しないのは当然としても、陰毛をそらなくて済むのはありがたい。だいたい、なんで前回はあんな事されたのか今も不思議で仕方ない。

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