2025年9月11日 手術
8時半に看護婦が来て「手術室に行きますので、ついてきてください」と言われた。今回は脱がなくていいみたいなので助かる。前回市立病院で胆嚢を切除した時は、手術室には全裸の上にガウンを着た状態で手術室に入り、そこでガウンを脱いでフルチンで手術台に上がらなければならなかったのだが、今回はこのまま服を着たままで良いそうだ。それは助かる。
おまけに、前回市立病院の手術台は小さくて、手術中は手が宙ぶらりんだったので、麻酔が切れてから肩が激痛だったのが、今回は手術台がわりと広い上に、腕を置く場所まである。なので今回は肩が激痛になる事もないだろう。
しかし、前回胆嚢を切除した時は「麻酔入ります」という声がした次の瞬間に腹に激痛が走り「終わりました」と言われたので、今回も「麻酔入ります」の次は腹に激痛が来る覚悟をしていた。
ところが、「麻酔入ります」と言われた後、次の瞬間「終わりました」と言われたが、腹は痛くない。おお、ラッキー、今回はお腹が痛くならない手術だったのか、と思った。
前回同様、体には生体モニターがつけられ、尿カテーテルをつけられ、身動きできない状態で、ナースステーションの向かいの部屋に入れられた。前回はこのまま身動きひとつできない状態で一晩耐えないといけなかったので、今回も朝まではこの身動きできない状態で朝まで耐えないといけないのだろう。
しかし、前回と違うところは、
①足に血栓防止の靴下を履かされてない。
前回はこれがキツくて辛かったのに、今回は靴下をはかされてない。これは助かる。
②パルスオキシメーターが挟むタイプじゃなくて被せるタイプだ。
前回は一晩中人差し指にパルスオキシメーターを挟まれていて、これが辛くて何度か外してしまったのだが、今回は外さなくても済みそうだ。
③酸素マスクじゃなくて酸素チューブだ。
前回は酸素マスクがムレて気持ち悪くて外してしまって看護婦に怒られてしまったのだが、今回はただの鼻チューブなので全然気持ち悪くない。
④尿カテーテルがそんなに違和感がない
前回は尿カテーテルのせいで常時おしっこが漏れそうな感覚に襲われていたのが、今回は尿カテーテルがそんなに違和感がない。
というように、今回は手術明けの最初の一晩を楽に乗り切れるだろう・・と思っていた、この時までは。
ところが、隣のベッドで生体モニターからけたましい警告音がする。すぐに看護婦が来て、「なんで外しちゃうんですか」と声がする。すると、お爺さんの声で「しょんべん行く」と。すると看護婦が「行かなくていいんです。尿カテーテルから自然に出ますから」と。
30分後、またしても隣の生体モニターからけたたましい警告音が。
「なんで外しちゃうんですか」
「しょんべん行く」
「行かなくていいんです。尿カテーテルがついてますから」
その30分後、隣の生体モニターからけたたましい警告音。
看護婦も忙しくてなかなか来ない。数分後に、
「なんで外しちゃうんですか」
「しょんべん行く」
「行かなくていいんです。尿カテーテルがついてますから」
このやり取りを5回ぐらい繰り返した後、ただでさえ聴覚過敏気味だった僕はついに耐えきれなくなり、ナースコールを押した。
「どうしましたか?」と聞くので「部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー」と涙ながらに訴えた。部屋なんか変えてもらえるはずがない事は百も承知で。
すると看護婦が「これ打ったら朝までぐっすり眠れますよ」と言って鎮静剤を打たれてしまった。いやまて、鎮静剤を打つなら隣の爺さんにだろ。なんで俺に・・・
と思いながら、何時間経っただろう。目がさめて時計を見ると、まだ「0:00」あれからたった2時間しか経ってない。そりゃ、手術中はずっと麻酔で寝てたのに、たかが鎮静剤ぐらいでそんなに眠れるかよ。相変わらず隣では数分おきに警告音がするし。
こればっかりは「同じ日に手術をしたガチャ」だから仕方ないか。僕はたまたま運が悪かったってことで。
実は父が入院した時も、自分で酸素マスクを外してしまうので、父は手にミトン手袋をつけられてしまったのだ。酸素マスクってけっこうムレて気持ち悪いからね。
認知症の人が生体モニターなんかつけられたら、なんでそんなもんをつけられてるのか認識できず、自分で外してしまうのかも。というか、その場合、認知症の人を拘束して鎮静剤を打つべきではなかろうか?
おまけに、前回市立病院の手術台は小さくて、手術中は手が宙ぶらりんだったので、麻酔が切れてから肩が激痛だったのが、今回は手術台がわりと広い上に、腕を置く場所まである。なので今回は肩が激痛になる事もないだろう。
しかし、前回胆嚢を切除した時は「麻酔入ります」という声がした次の瞬間に腹に激痛が走り「終わりました」と言われたので、今回も「麻酔入ります」の次は腹に激痛が来る覚悟をしていた。
ところが、「麻酔入ります」と言われた後、次の瞬間「終わりました」と言われたが、腹は痛くない。おお、ラッキー、今回はお腹が痛くならない手術だったのか、と思った。
前回同様、体には生体モニターがつけられ、尿カテーテルをつけられ、身動きできない状態で、ナースステーションの向かいの部屋に入れられた。前回はこのまま身動きひとつできない状態で一晩耐えないといけなかったので、今回も朝まではこの身動きできない状態で朝まで耐えないといけないのだろう。
しかし、前回と違うところは、
①足に血栓防止の靴下を履かされてない。
前回はこれがキツくて辛かったのに、今回は靴下をはかされてない。これは助かる。
②パルスオキシメーターが挟むタイプじゃなくて被せるタイプだ。
前回は一晩中人差し指にパルスオキシメーターを挟まれていて、これが辛くて何度か外してしまったのだが、今回は外さなくても済みそうだ。
③酸素マスクじゃなくて酸素チューブだ。
前回は酸素マスクがムレて気持ち悪くて外してしまって看護婦に怒られてしまったのだが、今回はただの鼻チューブなので全然気持ち悪くない。
④尿カテーテルがそんなに違和感がない
前回は尿カテーテルのせいで常時おしっこが漏れそうな感覚に襲われていたのが、今回は尿カテーテルがそんなに違和感がない。
というように、今回は手術明けの最初の一晩を楽に乗り切れるだろう・・と思っていた、この時までは。
ところが、隣のベッドで生体モニターからけたましい警告音がする。すぐに看護婦が来て、「なんで外しちゃうんですか」と声がする。すると、お爺さんの声で「しょんべん行く」と。すると看護婦が「行かなくていいんです。尿カテーテルから自然に出ますから」と。
30分後、またしても隣の生体モニターからけたたましい警告音が。
「なんで外しちゃうんですか」
「しょんべん行く」
「行かなくていいんです。尿カテーテルがついてますから」
その30分後、隣の生体モニターからけたたましい警告音。
看護婦も忙しくてなかなか来ない。数分後に、
「なんで外しちゃうんですか」
「しょんべん行く」
「行かなくていいんです。尿カテーテルがついてますから」
このやり取りを5回ぐらい繰り返した後、ただでさえ聴覚過敏気味だった僕はついに耐えきれなくなり、ナースコールを押した。
「どうしましたか?」と聞くので「部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー部屋変えてー」と涙ながらに訴えた。部屋なんか変えてもらえるはずがない事は百も承知で。
すると看護婦が「これ打ったら朝までぐっすり眠れますよ」と言って鎮静剤を打たれてしまった。いやまて、鎮静剤を打つなら隣の爺さんにだろ。なんで俺に・・・
と思いながら、何時間経っただろう。目がさめて時計を見ると、まだ「0:00」あれからたった2時間しか経ってない。そりゃ、手術中はずっと麻酔で寝てたのに、たかが鎮静剤ぐらいでそんなに眠れるかよ。相変わらず隣では数分おきに警告音がするし。
こればっかりは「同じ日に手術をしたガチャ」だから仕方ないか。僕はたまたま運が悪かったってことで。
実は父が入院した時も、自分で酸素マスクを外してしまうので、父は手にミトン手袋をつけられてしまったのだ。酸素マスクってけっこうムレて気持ち悪いからね。
認知症の人が生体モニターなんかつけられたら、なんでそんなもんをつけられてるのか認識できず、自分で外してしまうのかも。というか、その場合、認知症の人を拘束して鎮静剤を打つべきではなかろうか?
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