2019年2月16日 地獄に仏
あれから何時間が経過しただろう?尿カテーテルのせいでおしっこが漏れそうな感覚は常時続いている上に、身動き1つできずに極度の腰痛に耐えながら、ようやく外が明るくなってきた。
6:00 「おはようございます」という声がして誰かが来た。誰だ??
医者キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!。主治医が来た。
「あなたが神ですか?」
・・・とにかく、医者ならこの状況をなんとかしてくれる、そう思った。なにしろ、看護婦には体中に取り付けられた機器を外す権限がないし、自分で外しちゃうと体を拘束されてしまうわけであるから、医者が来るのを待つしかないわけで。まさに地獄で仏を見た気分。
すると、「今からレントゲンを撮ります」と言う。レントゲン?って事は、
今からレントゲン室に行く → その前に尿カテーテルを外す → 常時おしっこが漏れそうな感覚がこれで終わる
やったー!!と思ったら、医者が用意してきたのはポータブルレントゲン。スキャナーみたいなのを上から当てるだけ。世の中便利なものができたもんだね・・・って、できちゃ困る。じゃあ、この尿カテーテルはこの後もずっとつけたままなわけ??
そしたら、医者が「じゃあ、酸素マスクはもういいや。整体モニターももういいでしょう。あと、血圧計も外しちゃってくれる?」と看護婦に指示してから帰っていった。
なので、尿カテーテルは外せなかったものの、少なくとも酸素マスクと指の洗濯バサミ、それに1時間毎に膨らむあのいまいましい血圧計も外された。これだけでも全然マシ。とにかく、口のマスクが蒸れてて気持ち悪かったし、指の洗濯バサミがすごいストレスだったからな。やっぱり医者は神か仏だった。
10:00 もう1回医者が来て、今日の予定を言った。「今から、尿カテーテルを外しますので、この後なるべく病院内を歩いてください。最初は痛いでしょうけど、がんばってください」と言う。
って事は、つまり・・・
やったー、尿カテーテルが外れるぞ!!!もう、岩崎恭子じゃないけど「今まで生きてて一番嬉しい」瞬間がまさにこの時だった。
それに、尿カテーテルを外してくれるのが男の医者で良かった。一昨日の剃毛の時は看護婦に見られちゃったけど、普段はフィジカルプロテクト(?)されてて中身(?)までは見られなかったのが不幸中の幸いだったからな。もっとも、看護婦ならそんなモンとっくに見慣れてるんでしょうけど・・・。
「じゃあ尿カテーテル抜きますよ。少しガマンしてください」って言うので、ぐっと痛みに備えたら、医者は一気にカテーテルを引き抜いた。ううむ、変な感覚だ。どういう感覚って言えばいいんだろう?例えるなら、幼稚園の頃おしっこを限界までガマンしてて、ついに漏れてしまった時のようなあの感じだな。
そんな事はともかく、急いでトイレに行った。いや、どうせカテーテルで強制排泄されてたから何も出ないんだけど、そんな事はどうでもいい。一滴でもいいからとにかく自力でおしっこがしたかった。それでようやく、常時続いたおしっこが常に漏れそうな感覚を終わりにできる。
とにかく、昨日手術が終わったのが午後五時。それから、身動き1つできずストレスでいっぱいの状態に必死に堪えていた状態がようやく終わった。時間にして17時間か。今までの人生の中で最も長かった17時間だった。
しかし、今回は17時間で終わったからいいけど、これで歳を取ってからガンが見つかって手術したら、おそらく17時間じゃ済まないだろうなぁ。最悪、死ぬまでこのストレス状態が続いたまま、そのまま死んでしまうのではなかろうか?
なるほど、母は最後、いつ死んでもおかしくないぐらいガンが悪化していてとても帰宅できる状態じゃなかったのに、それでも母が帰らせろ、帰らせろと言って俺を困らせたのはそういう事だったのか。たしかに、尿カテーテルを入れられて身動き一つできない状態で死を迎えるのは嫌だな。
かといって、検索すると自宅で死なれると俺が警察から長時間に渡って厳しい取り調べを受ける事になるみたいだし、生前母とはよくケンカしてたから警察は真っ先に俺を疑うだろう。「お前が殺しんたんだ!吐け!吐け!」とか言われてたかもしれん。そんな状況で母に家で死なれるわけにもいかなかったのですよ。
こういうの、なんとかなりませんかねぇ。事前に「いつ病死してもおかしくない状態だとわかった上で自宅で死にます」と警察に連絡しておいて、それで自宅で死んでも警察から犯人扱いされずに済む、みたいな。だって医者に聞けば、放っておいてももうすぐ死ぬ(あえて罪を犯してまで殺すわけがない)って事ぐらいすぐわかるはずだもん。それで犯人扱いはおかしいと思う。なんか、今の警察のやり方だと、実質病院以外じゃ死ねないような状況じゃない。
6:00 「おはようございます」という声がして誰かが来た。誰だ??
医者キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!。主治医が来た。
「あなたが神ですか?」
・・・とにかく、医者ならこの状況をなんとかしてくれる、そう思った。なにしろ、看護婦には体中に取り付けられた機器を外す権限がないし、自分で外しちゃうと体を拘束されてしまうわけであるから、医者が来るのを待つしかないわけで。まさに地獄で仏を見た気分。
すると、「今からレントゲンを撮ります」と言う。レントゲン?って事は、
今からレントゲン室に行く → その前に尿カテーテルを外す → 常時おしっこが漏れそうな感覚がこれで終わる
やったー!!と思ったら、医者が用意してきたのはポータブルレントゲン。スキャナーみたいなのを上から当てるだけ。世の中便利なものができたもんだね・・・って、できちゃ困る。じゃあ、この尿カテーテルはこの後もずっとつけたままなわけ??
そしたら、医者が「じゃあ、酸素マスクはもういいや。整体モニターももういいでしょう。あと、血圧計も外しちゃってくれる?」と看護婦に指示してから帰っていった。
なので、尿カテーテルは外せなかったものの、少なくとも酸素マスクと指の洗濯バサミ、それに1時間毎に膨らむあのいまいましい血圧計も外された。これだけでも全然マシ。とにかく、口のマスクが蒸れてて気持ち悪かったし、指の洗濯バサミがすごいストレスだったからな。やっぱり医者は神か仏だった。
10:00 もう1回医者が来て、今日の予定を言った。「今から、尿カテーテルを外しますので、この後なるべく病院内を歩いてください。最初は痛いでしょうけど、がんばってください」と言う。
って事は、つまり・・・
やったー、尿カテーテルが外れるぞ!!!もう、岩崎恭子じゃないけど「今まで生きてて一番嬉しい」瞬間がまさにこの時だった。
それに、尿カテーテルを外してくれるのが男の医者で良かった。一昨日の剃毛の時は看護婦に見られちゃったけど、普段はフィジカルプロテクト(?)されてて中身(?)までは見られなかったのが不幸中の幸いだったからな。もっとも、看護婦ならそんなモンとっくに見慣れてるんでしょうけど・・・。
「じゃあ尿カテーテル抜きますよ。少しガマンしてください」って言うので、ぐっと痛みに備えたら、医者は一気にカテーテルを引き抜いた。ううむ、変な感覚だ。どういう感覚って言えばいいんだろう?例えるなら、幼稚園の頃おしっこを限界までガマンしてて、ついに漏れてしまった時のようなあの感じだな。
そんな事はともかく、急いでトイレに行った。いや、どうせカテーテルで強制排泄されてたから何も出ないんだけど、そんな事はどうでもいい。一滴でもいいからとにかく自力でおしっこがしたかった。それでようやく、常時続いたおしっこが常に漏れそうな感覚を終わりにできる。
とにかく、昨日手術が終わったのが午後五時。それから、身動き1つできずストレスでいっぱいの状態に必死に堪えていた状態がようやく終わった。時間にして17時間か。今までの人生の中で最も長かった17時間だった。
しかし、今回は17時間で終わったからいいけど、これで歳を取ってからガンが見つかって手術したら、おそらく17時間じゃ済まないだろうなぁ。最悪、死ぬまでこのストレス状態が続いたまま、そのまま死んでしまうのではなかろうか?
なるほど、母は最後、いつ死んでもおかしくないぐらいガンが悪化していてとても帰宅できる状態じゃなかったのに、それでも母が帰らせろ、帰らせろと言って俺を困らせたのはそういう事だったのか。たしかに、尿カテーテルを入れられて身動き一つできない状態で死を迎えるのは嫌だな。
かといって、検索すると自宅で死なれると俺が警察から長時間に渡って厳しい取り調べを受ける事になるみたいだし、生前母とはよくケンカしてたから警察は真っ先に俺を疑うだろう。「お前が殺しんたんだ!吐け!吐け!」とか言われてたかもしれん。そんな状況で母に家で死なれるわけにもいかなかったのですよ。
こういうの、なんとかなりませんかねぇ。事前に「いつ病死してもおかしくない状態だとわかった上で自宅で死にます」と警察に連絡しておいて、それで自宅で死んでも警察から犯人扱いされずに済む、みたいな。だって医者に聞けば、放っておいてももうすぐ死ぬ(あえて罪を犯してまで殺すわけがない)って事ぐらいすぐわかるはずだもん。それで犯人扱いはおかしいと思う。なんか、今の警察のやり方だと、実質病院以外じゃ死ねないような状況じゃない。
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