ユーティリティ1
「ユーティリティ1」という名前になっていますが、「2」はありません。まあ、得てして「1」と名付けると「2」はできないものでして・・・。逆に1作目に「1」をつけない場合の方が2作目ができて、1作目を「無印」って呼ばれるケースの方が多いような気がします。
道具を買いたい
基本シナリオに登場する隠しアイテム等をここで買うことができます。ただし値段がけっこう張るので、基本シナリオから拾ってくる方が良いです。
また、ここで売ったアイテムは、店の在庫になり他の人が買う事もできます。つまり、事実上の受け渡しができます。ユーザーディスクをコピーして増やせば、アイテムを量産する事もできます。ただ、気をつけなければならないのは、ディスクのエラーチェックを一切していないという事です。
したがって、物を売った時に店の在庫をユーティリティディスクに書き込まないといけないのですが、この際に間違ってユーザーディスクを入れっぱなしにしておくて、エラーもなしにそのまま何もせずメニューに戻ってしまいます。つまり、売ったものは永久に元に戻りません。
もっと怖いのが、ユーザーディスクを入れっぱなしにして、他の人がこの道具屋に来ると、売ってるものがデフォルトに戻ってしまい、それを店を出る時にユーティリティディスクに交換してしまうと、今まで店で売ったものが全てなくなってしまいます。というような仕様なので、できればユーティリティディスクのイメージはバックアップしておいた方が良いでしょう。
魔法をかけてほしい
ペンタウァの町の魔法使いは、火星の魔法だの金星の魔法だのをバラでかけてくれますが、何と何を組み合わせると何の魔法になるのかは、自分で調べるか長老に教えてもらわないといけません。しかし、このシステムは不評だったようで、ユーティリティでは魔法をダイレクトにかけてもらえます。火星とか金星とかの組み合わせとか・・・、ちょっと設定に懲りすぎて面白いのは作者だけだったような気もしなくもないです。
HEALは是非欲しいところですが、回復系は総じて値段が高いです。ルシフェルの水門から水晶の剣をもってきた方が早いかもしれませんね。
名前を変えたい
ユーティリティ1がないと、キャラの名前は英文字だけなのでイマイチ融通が効かないのですが、この機能を使えばひらがな・カタカナ混在の名前にできるので、キャラクターをアニメキャラの名前にした場合などに便利です。
また、キャラクターだけでなく手持ちのアイテムの名前まで変えられるので、そのキャラ(承太郎とか)になりきる事もできます。
ドラゴンと戦う
基本シナリオでレベル1-5の全てをクリアしたキャラクタだけでパーティーを組むとメニューの右下に現れる「ドラゴンと戦う」を、そういった制約なしで直接起動するモードです。
ただ、このモードを起動すると最後にエンディングになってしまうので、他にもうやる事がない場合にだけにしましょう。じゃないとリセットして起動しなおしになるので、いささか面倒です。
ミニミニソーサリアン
キャラクター4人による双六です。パーティーが4人未満の時は、ファルコムのスタッフが参加します。
・・・ですが、「RETURNキーを押してルーレットを回して下さい。」と表示されている時に、テンキーの1~9を押すと押した数字の目が出た事になってしまう。なので「出た目の数だけダメージを受ける」と表示されたら、迷わずテンキーの1を押そう。っていうか、この技を知っちゃうとつまんないので、この技はデバッグモードを隠しておいて、そこだけにして欲しかったなと。
裏ワザを使わず真面目にやっても、同じマスを何週もさせられるし、やたらとスタートに戻されるし、同じイベント何度も見せられるし、なんかイマイチです。
ユーザーディスクツール
ユーザーディスク同士でキャラクターを移動させる事ができます。なので、ユーザーディスクをコピーすれば同じキャラを増やす事もできます。
たとえば、値段の高い魔法をかけてもらう時に、お金持ちのキャラを複数人作っておいて、コピーキャラが魔法をかけてもらって、道具屋を使ってアイテムを受け渡すという事もできます。
BGMを聴きたい
他機種用のBGMを聴く事ができます。たとえば、PC-8801版なら、「シナリオクリア PC-9801」「ロマンシアクリア PC-9801」、逆にPC-9801版なら「消えた王様の杖クリア」「盗賊たちの塔クリア」等です。
それにしても、PC-9801版ではロマンシアが専用のクリアBGMなんだから、なにも無理に統一しなくても、消えた王様の杖や紅玉の謎等は元からある専用のクリアの曲で良かったんじゃないかと思うんですけど。特に消えた王様の杖クリアなんてけっこう名曲なのに残念です。
ソーサリアンクイズ
基本シナリオに関する問題が出題され、好成績なら経験値がもらえます。
たまに、ふざけた答えが選択肢に含まれている場合があり、それを選択すると「そんなわけないでしょー」って怒られてしまいます。
お便りを読みたい
スタッフからのメッセージやユーザーからの投書を「いがちゃん」が読み上げます。
しかし、ユーザーからの投書が実名な上に県名まで出てるところが昔のゲームだなーと。今こんな個人を特定できるような事を載せたら嫌がらせされて大変だからねぇ。
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