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グラバドル



ディオールが「青き葬送」という曲を演奏しています。


この曲が地下の扉を開ける効果がある事まではわかっているのですが・・・


酷な事を言うようだが、アリアが回復しないことにはどうしょもないそうで。そりゃ、現時点では回復係がアリアさんしかいませんからな。それに、アリアさんの歌でないと解除できないトラップがあるかもしれんし(なかったけど・・・)


アリアは、なぜあれだけ会いたがっていたレオーネに会わずに、こっちの世界に残ったのかと聞くと、マクベインは、もしかしたら共鳴石を手に入れるのが手遅れになって、こっちの世界が滅ぶかもしれないが、もしそうなったとしてもあの子達だけは助かるので・・・と言います。

それに、他にも気になる事もあるので・・・と言います。気になる事とは何でしょう?

アイーダとパルマンが来ました。


カブリとペドロを修理する時間も部品もなかったので、取り急ぎ2体の使える部分を合体させて「ペブル」という人形を完成させたと言います。


マクベインは2人にこれまでの経緯を説明します。


すると、そこへアリアが来て、いよいよ遺跡の謎解きに出発です。

地下遺跡

スティグマに扉を開けてもらいます。


最初のドアに「青き葬送を奏でよ」とあります。


デュオールは、フルートで青き葬送を演奏します。ドアが開きます。


手の届かない場所に敵がいます・・・・が、このパーティで遠方にいる敵に攻撃できるのがアイーダしかいません。それにしてもマックさん、もしアイーダが来なかったらここでどうするつもりだったんでしょう?


奇跡の鎧を手に入れます。しかし、決してデュオールに装着させてはいけません。なぜなら禁則事項です。

この後、最強の剣と盾も手に入りますが、貴重な装備はフォルトに持たせないと、ゲストはすぐに抜けちゃいますので・・・。

水が漏れていて海底洞窟に入る事ができません。今この扉を開けてしまうと、大量の海水がなだれこんできて地下室はあっという間に浸水。彼らも窒息死って事で。


その先で、また手の届かない場所に敵が・・・。というわけで、アイーダのパペットで攻撃します。

このメンバーだとってもバランスが悪い。回復できるのが1人しかいないし、遠方に攻撃できるのも1人しかいないし。ファイターばっかり3人もいても仕方ないの。

ここを倒さないと気圧制御室を操作できません。


そして、あえなく全滅・・・




しょうがないので、全員をレベル40にします。どうでもいいけど、前の章で全員をレベル41まで上げたのに、また経験値稼ぎしないといけないのは納得いかん。なにしろ、今のパーティ全員前の章にはいませんでしたからな。

ようやく倒して、デュオールが気圧制御装置を作動させます。


デュオール「しまった」


デュオールは操作を誤ったのか、それとも誰かが犠牲にならないと作動させられない仕掛けだったのか、とにかくデュオールは消えてしまいました。


パルマン「なんてことだ・・・」
マクベイン「とにかく、今は前に進むしかなかろう。デュオールの死を無駄にするな」


さっきの浸水していた扉は気圧がかかって水が抜けています。これで扉を開けても浸水する心配はなくなりました。

海底洞窟~水の回廊

海底洞窟は気圧制御のおかげで水がなくなっています。


水の回廊の入口でシザーヘルが待ち構えていました。


シザーヘルを倒すと、フォルト達が追いついてきました。


ミッシェルはこちらに着くやいなや、大急ぎでやる事があると言ってどこかへ飛んでいったそうです。


この先では、共鳴魔法が必要となるので、パーティを再編成する必要がある。わし(マクベイン)と、フォルトにウーナ、それにアリアさんは必要として、あと2人援護が欲しい。


アヴィンとマイルとパルマンは、フォルト達が後方から魔獣に襲われないように後方支援(しんがり)に回る事になりました。アイーダはこのままパーティに残り、さらにトーマスが加わる事になります。(まあ、結果的にトーマスはほとんど役に立ちませんでしたが)


「雷と風から生まれるアンサンブル」とあります。


ここのゲートキューブは雷+風のアンサンブルの魔法しか効きません。雷と風を持ってないメンバーは「移動」コマンドで退避させといた方が良さそうです。




「心眼を怠るな」とあります。この先にはシャドーが多く出現するので、フォルトに心眼の魔法石を装備させます。


星屑の剣を手に入れます。一度だけ奇跡を起こしてくれ・・・ません(それは魔法陣グルグル)。フォルトの最強の武器です。


守護の盾を手に入れます。フォルトの最強の盾です。ついでに前に入手した奇跡の鎧もフォルトに装備させましょう。


「風と炎から生まれるアンサンブル」とあります。この先にいるゲートキープは風と炎のアンサンブル魔法しか効きません。


「風と闇から生まれるアンサンブル」とあります。この先にいるゲートキープは風と闇のアンサンブル魔法しか効きません。


ここで場面が変わり、シャオとレイチェルがこの城下町にやってきます。


「心の眼をひらけ。風と大地から生まれるアンサンブル」とあります。


ここのゲートキープは、心眼の魔法の有効時間が短く、フォルトが心眼の魔法を使って正体を現した直後にEnterキーを押してウーナとマクベインが同時に風と大地の共鳴魔法を使う必要があります。アンサンブルの魔法が発動しても、ゲートキープが姿を消してしまうとダメージを与える事ができません。


「己は鏡となり、召喚されし友を信じよ」


ここのゲートキープは召喚した精霊の魔法しか効きませんし、ゲートキープによって通じる魔法が決まっているので、色々召喚してみて何が効くのか試すしかありません。オクトメイジの魔法攻撃が激しいので、ウーナには鏡の魔法石を持たせておき、フォルトとマクベインは鏡の効果をかけて魔法を反射させます。トーマスとアイーダは・・・とりあえず適当に遊ばせておいて戦闘が終わったら気絶から回復させましょう。


「心の眼をひらけ。水と雷、大地と水から生まれるアンサンブル」


ここのゲートキープは心眼の魔法を使わないと見えませんし、見えてる時間が短いので、見えたらすぐに光と雷、大地と水のアンサンブル魔法をかけないとダメージを与える事ができません。ゲートキープは2体いて、どちらかは光+雷、どちらかは大地+水でないと効きません。しかし、オクトメイジとフロートアイの攻撃がとても激しく、アンサンブルの発動を邪魔してきます。まずオクトメイジとフロートアイを倒しましょう。

水の玉座

やっとビオラリュームの前に到着。


この碑文には、幻のメロディーの演奏順が記されています。


このフレーズ通りに共鳴石のフレーズを演奏すれば良いわけです。ユーザーが覚える必要はありません。キャラが勝手に演奏してくれます。(どうでもいいけど、このゲームの登場人物は妙に記憶力が良いです)


演奏すると、ビオラリュームは地上へと浮上していきます。

天の回廊

天の回廊の頂上で終息のメロディーを演奏すれば、闇の太陽は消滅するそうです。


終息のメロディーとは、「水宮の子守唄」です。アリアさんが水辺で歌っていた曲です。


すると、その先には死んだはずのデュオールが・・・。


ビオラリュームには害周波に反応する防衛装置がつけられており、害周波を発しているデュオールがいると浮上しない可能性があったそうです。なので、デュオールは操作をミスしたフリをして、別の場所で隠れていたようです。

多分、あの気圧制御装置には、ドアを開けたまま気圧を下げて地下室が海水で満たされた場合に備えて、緊急脱出ボタンかなんかがついていたんでしょうな。

全ては水底の民の正当な末裔である私が世界の統治を行うためなんだそうで・・・。


ビオラリュームを浮上させる方法をずっと研究してきたが、どうしてもうまくいかなかった。それは幻のメロディーがなかったからだ。しかし、幸いレオーネが共鳴石というものに幻のメロディーを残してくれた。そこで、盗賊、海賊、悪徳商人・・・ありとあらゆる者を利用して共鳴石を集めさせたと言います。

つまり、スイング団、リッシュ、ヌメロス帝国・・・を影で操っていた黒幕はデュオールだったわけです。また、シャオに幻のメロディーに関する本を渡した「とある旅先で知り合った人」もデュオールでした。今にして思えば、洞窟に一人で木人兵退治に出かけたのも、マクベイン達を信用させるための自作自演だったわけです。

マクベイン「誰が世界を統治してもいいが、早く闇の太陽を消滅させてくれ」
デュオール「残念だが、それはできない。異界はいずれ滅ぶ。果たして異界のものがその時になって黙って滅亡を受け入れるだろうか?」


デュオールは、異界のものは、いざ異界の月が破裂するという段階になれば、異界の月をこちらに転送してくるだろうと言います。しかし、フォルトは異界にも自分たちの世界を救おうとしている人たちもいると言います。


フォルトは、異界には苦しい生活に耐えながら、過去の祖先の罪を償うべく世界を救う方法を研究している人もいるのに、そんな異界に復讐してどうするのかと問うと、デュオールは返答に詰まってしまいます。

するとスティグマが現れ、「困りますな、王子を迷わせるような事を言われては」

異界の者が苦しい生活をしているなら、なおさらこちらに危害を加える可能性が高いと言います。

スティグマ家はレバス家との権力争いに敗れ、異界から託宣の役を奪われ、こちらの世界に追放されたそうです。


スティグマは、デュオールはもう用済みと言って下に突き落としてしまいました。




そして、アリアが自分に忠誠を誓うまで声をいただいておくと言って、魔法でアリアの声を封じようとします。


しかし、パルマンがアリアを守りました。パルマンは倒れました。


スティグマは再びアリアに魔法をかけようと試み、フォルト達がそれを阻止しようとすると、フォルト達は全員スティグマの魔法で麻痺させられてしまいました。


そしてついにスティグマの魔法がアリアに命中。アリアは声が出せなくなってしまいました。


その頃、ビオラリュームの下にシャオが到着しました。

シャオは「上から落ちたこのマヌケは誰だ?」などと言っています。誰だ・・って、以前水底のメロディの本をくれた人ではないか。(覚えてないって?)

マクベインはシャオに金縛りを解くアイテムを持ってないかと聞くと、シャオは「ない」と言います。


トーマス「ラップの奴、今現れたら最高のタイミングなんだけどな」


ミッシェル「お待たせしました」

ミッシェルの魔法で全員麻痺から回復します。(って、ミッシェルは回復魔法は使えなかったはずじゃ・・・!?)

ミッシェルは、どうしても立ち会ってもらいたい人がいたので、今ラモンが連れてきてるそうです。

ここでまたパーティを再編成します。パルマンとアリアは倒れてしまったので、ここでパーティから外れます。また、この先アイーダでは荷が重いので、かわりにアヴィンとマイルが加わります。トーマスはそのままパーティに残ります。(役に立ちませんけど)

ビオラリュームを使って闇の太陽を異界に転送させると言います。異界を消滅させ、レバス一門を葬るために。


しかし、異界にはレオーネと銀髪の少女をはじめ、この世界を救おうとしている人もいます。なので異界を消滅させるわけにはいきません。

フォルト達はスティグマを阻止しようとしますが、あっさり全滅。スティグマの魔法が強力すぎてとても歯が立ちません。


仕方がないので、海底洞窟に戻って経験値を稼ぎます。


ここには回復ポイントがあるので、宿屋まで戻らなくて済むので楽です。


経験値をかせぐこと一晩。フォルト・ウーナはレベル44、あとはレベル42~43。ここまでくると、もう経験値は6ずつしか入らないし、次のレベルまであと466Pもあるので、これ以上の経験値稼ぎはやめておきます。一晩同じ所で戦い続けていささか飽きちゃったし。

その後、武器屋でフォルト以外の装備を一番高いやつ(「一般に知られている◯◯の中では最強」シリーズ)にして、道具屋に行って、売ってる全てのアイテムを持てる最大数(10個)ずつ買います。もうお金をケチる必要はありません。「あの世にお金は持っていけない」と言いますが、ゲームの場合「エンディングにお金は持っていけない」ですからな。

余談。そういえばイースのアドルって、なんで次のゲームになると一文無しのレベル1に戻るんでしょうね。装備も最強の装備は全部なくなって、「ショートソード」「木の盾」「皮の鎧」になるし。きっと、お金は国ごとに通貨が異なるから使えないし、アーマー等は重いから一番軽いの以外は旅立つ時に置いてきちゃうし、レベルは前に訪れた地方では最強レベルでも次の土地ではモンスターが強くてレベル1の強さでしかない、って事なんでしょうな。

そういえば、朱紅い雫ってRPGとしては異例ですよね。普通PRGってエンディング間近のモンスターはお金を大量に落とすから、ラスボス戦になるともうお金は65535GOLDとかで振り切っててこれ以上稼いでも仕方ないって感じになるんだけど、朱紅い雫の場合エンディング間近になってもモンスターはたいしてお金を落とさないし、最強の装備が異常に高くて最後の最後まで金欠が続くという。

という事をやってからスティグマの所に行くと、スティグマはずっとここで待っててくれます。なんて親切なんだ。

こんな時に呑気にレベル上げなんかしてたら、その間に闇の太陽は異界に転送され、異界は消滅しました・・・ゲームオーバー・・・・みたいな事になりそうなものなんですけどねぇ。そりゃ、RPGにレベルを上げるまでの時間制限があったら難易度高すぎますからな。

そういえば、これまでの英雄伝説1~4まで全部そうですな。ラスボス(最後が連戦になる時はラスボスの1つ手前の敵)は、ずっとこっちがレベルを上げるまで待っててくれました。英雄伝説シリーズのラスボスは親切なのがパターンなのかもしれませんね。

さすがにレベル44なら余裕で勝てます。オートで十分でした。


・・・・と思ったら、そうはいかないのがRPGの鉄則。ラスボスには大抵は「真の姿」や「真の姿の最終形態」があります。最終形態がないのは、1のアグニージャ、3のイザベル王妃ぐらいなもんです。(オクトゥム神の場合、連戦となるバルドゥス神が「真の姿」みたいなものでしょう)

スティグマは、闇の太陽はまもなく破裂する。この滅びの道を選んだのはお前らだと言います。


その時、スティグマの邪心に闇の太陽が反応し、スティグマに闇の太陽から害周波が逆流してスティグマの体にどんどん溜まっていき・・・


スティグマ「やめろ、それ以上俺に入ってくるな」・・・などと今更叫んでももう手遅れ。


スティグマは巨大な魔獣になってしまいました。

このゲームでは「いてつく波動」等はないので、味方のステータスを上げる魔法(忍耐、力、技)はラスボス戦が始まったらすぐに全員にかけておきます。

・レフトアーム・・・必殺技(敵1体を対象とした中で一番強いもの)でしかダメージを与えられません。
・ライトアーム・・・アンサンブル魔法でしかダメージを与えられません。
・ドグマ・・・ドグマ以外を全て倒した後でないとダメージを与えられません。遠距離攻撃できる武器や魔法でないとダメージを与えられまっせん。

ボーンクロー、ボーンロッド、ターンクローは物理攻撃、魔法攻撃ともに効くので、アヴィンとトーマスで倒します。その間にフォルトとマクベインは共鳴魔法でしかダメージを与えられないライトアームを攻撃します。

あと、ステータス異常攻撃(毒、麻痺、混乱)を頻繁に使ってくるので、手に入る回復アイテムは全て10個ずつ持ってきたほうが良いです。ラストバトルではトーマスがほとんど役に立たないので、トーマスをアイテム係(ドラクエでいうところの「賢者の石係」)にすると良いでしょう。

ウーナとマイルは、全体を中回復させる呪文(生命・全体回復、プレアラ)を頻繁にかけ続けます。なのでウーナとマイルは何度かMP切れを起こすので、都度レッシュの大瓶で回復させます。

朱紅い雫ではラスボスを倒せるレベルまで上げるのにえらい苦労しましたが、その時の反省からか、海の檻歌の場合、フォルトとウーナがレベル44、その他のキャラがレベル43まで上げればそんなに苦労しなくても倒せます。(っていうか、朱紅い雫のラスボス戦がいくらなんでも鬼すぎ・・・)

ようやく倒せました。


急いで屋上で「水底の子守唄」を演奏しようとしますが、マクベインとウーナは地割れで進めず、フォルトは結界に阻まれてしまいます。


マクベインに「気合いじゃ!!」と言われ、フォルトは体当たりで結界を乗り越えます。


結界を抜けました。


フォルトは頂上で水底の子守唄を演奏しますが、闇の太陽は何の反応もありません。

デュオールは万一のために、闇の太陽の手前に「青き葬送の結界」を張っていたのです。

青き葬送の結界を解くためにはどうすればいいのかデュオールに問いただすと、デュオールは「もう手遅れだ。この世界は消滅する」と言います。

レイチェル「そんな事は聞いてないの。早く結界を解く方法を教えなさいよ」
アリア「あなただって世界が滅ぶ事を望んではいないでしょう。今やれるだけの事はやりましょう」
デュオール「そうだな。青き葬送の効果を解くメロディーは、その曲のオブリガードだ」


もともと「青き葬送」は、スティグマが「水底の子守唄」のオブリガードから作ったものでした。

つまり、「青き葬送」と「水底の子守唄」には、共通する伴奏があるのでした。「水底の子守唄」の伴奏に別の主旋律を当てたものが「青き葬送」だったのです。ルパパトのOPみたいなものですね。

デュオールが水底の子守唄のオブリガードをフルートで演奏しますが、ここからではフォルトに聞こえません。


そこで、この曲を聞いたレイチェルとアリアがハミングで上にいるマクベインに届けます。


そして、マクベインがこの曲を演奏してウーナに届け・・・


ウーナがこの曲を演奏してフォルトに届けます。


それを聞いたフォルトがキタラで演奏します。


しかし、青の葬送の結界は固く、彼ら(デュオール、レイチェル、アリア、マクベイン、ウーナ、フォルト)の演奏だけではまだ足りないようです。


するとそこへアルトスが現れ、この曲を一緒に演奏します。

すると、ようやく青の葬送の結界は破れます。

そして、この演奏を伴奏にして、アリアが「水底の子守唄」を歌います。すると・・・


闇の太陽は消滅します。


闇の太陽の暴走は止まりました。


しかし、ビオラリュームを支えていた地盤が崩壊を始めます。


トーマスはウーナとマクベインを抱えて頂上まで走ります。そんな事ができるなら最初にやれよと。


トーマス「海面が近づいたら海に飛び込め。すぐにプラネトスII世号が来てくれる」


デュオールはもう体が動かせないので、ここでビオラリュームと運命を共にすると言います。するとミッシェルが瞬間移動してデュオールをどこかへ運びます。


アヴィン達は海に飛び込んで黒竜号に拾ってもらう事にしました。


フォルト達はレクト島に流れ着きました。
フォルト「プラネトスII世号が来てくれるんじゃなかったのかよ」
トーマス「悪い。ハト飛ばすの忘れてた」

っていうか、海に飛びこんだらハトは逃げるんじゃ?海の中でもずっと肩に止まったままなのかな?

ミッシェルとデュオールもここにいました。

アルトスをここに連れてきたのはラモンとリッシュでした。トーマスは、前にラモンが襲ってきた時に、この世界が消滅してもいいのかと脅してアルトスを探させていたのでした。

そういえば、アルトスがずっと「姉との思い出の曲」と言って弾いていたのは、水底の子守唄だったのでした。


ここでようやくトーマスはハトを飛ばしました。

エピローグ

デュオールには、闇の太陽の脅威から世界を救った英雄として、このまま善人を続けてもらう事にしました。

この英雄伝説Vにおいて、のちに伝説の英雄となったのは意外や意外、デュオールだったわけですね。

デュオールにとっては、それは死ぬよりも辛い事ですが、これまでの罪ほろぼしのためには仕方ないですね。それに、さいわい国中の人にデュオール王子は「もの凄い善人」で通ってますので、国民も言う事を聞いてくれるでしょう。今まで偽善者を続けていたのが役に立ったわけです。

フォルトは、もしかして異界を救ったのは間違いだったのではないか?と言うと、ミッシェルは、近い将来異界の人がその答えを出すでしょうと言います。


まあ、実際には「白き魔女」をプレイした人にはわかると思いますが、この後レバス14世が異界の月を天球儀に閉じ込めた上でこちらの世界に押し付けるわけで・・・。かといって、あの時点でゲルドを助けたからこそ、こっち(ガガーブ側の世界)が救われたので、フォルトの行動があながち間違いだったとも言えないでしょう。

マクベインはミッシェルに共鳴石の処分を頼みます。

なにしろ、共鳴魔法を使っていると害周波が蓄積されて、またそのうち闇の太陽が生まれるわけで。こんなものはこの世に存在しない方が良いでしょう。

ミッシェルは、異界の月は闇の太陽が消滅した事で多少小さくなったと思われるので、少なくとも数十年は猶予期間が伸びただろうと言います。ただ、その猶予期間の後はどうなるかわからないので、来たるべき戦いに備えて魔法を教える学校を作ると言います。また、ティラスイールにあるシャリネも整備すると言います。

つまり白き魔女の時代にティラスイールに広まっていたチャペルとカントの魔法は、もともとはエル・フィルディンの白魔法、黒魔法をミッシェルさんがティラスイールに伝えたものだったのでした。

フォルト達は無事故郷に戻る事ができました。


ミッシェルは、そういえばあの子の名前を聞くのを忘れたと言います。

まあ、「あの子」の名前は白き魔女をプレイすれば出てくるわけですが。

マクベインは、今度こそ一人で旅に出ると言います。子連れじゃモテないので。どっちみち年齢的にモテるわけないと思うんですけど。


そして演奏会当日、マクベインは一人旅をするためにどこかへ逃げていきました。




そして、ペドロとカブリは無事修理され・・・


パルマンとアリアは、ガガーブの裂け目の上で永遠の愛を誓うのでした。


デュオール王子は、今まで以上に陳情の処理に悩まされるのでした。まあ、今までの悪事の罪滅ぼしと思えば安いものですが。


ミッシェルは、マクベインから託された共鳴石を全て集め・・・


魔法で銀の短剣へと姿を変えました。


・・・・って事は、ラップじいさんが銀の短剣を見てわからないわけがないわけで・・・。「おーい、何か落としたぞ」じゃないよ、まったく。ああ、でも、もしかするとグースが銀の短剣を盗もうとしてたのを見て、偶然を装って阻止したのかもしれませんね。(天下一武道会に神様が出た時みたいに)

めでたしめでたし・・・・、いや、ちょっと待て。

エンディングはここで終わりではありません。

その後、フォルトは今度は大蛇の背骨の向こう側の世界に行きたいと言います。大蛇の背骨の向こう側に行って、色々な人に自分の演奏を聞かせたいと言います。


するとウーナは「私ね、フォルちゃんの事・・・」


と、ここでメニューに戻ります。

えー、せっかくいい所だったのに。この後はみなさんのご想像におまかせします・・・って事でしょうな。多分、この後また魔獣が出てきたんじゃないかと。

ああ、でも、アニメ化するんだったら(しないだろうけど)、この後魔獣が出てきて戦闘になり、ウーナが「あーん、なんでこうなるのー」って言って終わりっていうオチでいいんじゃないかと。

なお、エンディングの後メニューに戻ったら、ぜひ「最初から始める」を選んでオープニングを見てください。最初にオープニングを見た時には誰が誰なのか全然わからなかったし、記憶にも残ってないでしょう。しかし、最後までプレイしてからオープニングを見ると誰が誰なのかわかって面白いと思います。

プレイしてみて

このゲームからファルコムはPC-9801から撤退し、本格的にWindowsに参入する事になりました。さすがWindowsだけあって、絵の細かさや色数はPC-9801の頃の比ではありません。

しかし、結果的に「Windows機はゲームマシンとしては向かない」という弱点をあらわにしてしまった気もします。なにしろ、

・VISTAまでしか動かない
最新のマザーボードにはWindows7よりも前のバージョンのドライバーがなかったり、VISTAが動いたとしてもウイルス対策ソフトのサポートが終了しているためセキュリティの警告だらけだったりして、とてもゲーム以外に使えません。

・色がおかしくなる
OPのロゴやOP画面そのものが赤っぽくなったり、エンディングのスタッフロールの文字の色がおかしくなったり、画面全体が緑っぽくなったりします。ファルコム社内ではさまざまなビデオカードでテストしてるんでしょうけど、のちに作られたビデオカード全てには対応しきれませんし、そもそもPCにはパーツ単位で個体差が多すぎます。

結果的にNeco Project IIで動作するPC-9801用のゲームの方が今となってはWindowsバージョン毎での互換性が良い事になってしまいました。それなんで、現在(2020年現在)ではもうゲームはWindowsではなく専用機で作られるケースが多くなったようです。

ゲルドが命を狙われている理由がイマイチ納得がいきませんで、そりゃ歴史的に見てもクーデター防止のために次期の王の候補のうち勢力争いに破れた側は全員死刑というのは普通にあり得る事なのですが、異界は今消滅の危機が迫っているわけで、今それどころじゃないだろって感じがします。異界がとても栄えていて、王となると世界の全てが手に入る・・・みたいなメリットがあれば良いのですが、異界は見るからに寂れていて人口もほとんどおらず、そんな世界の支配者にそこまでしてまでなろうとするとは思えません。

特に次期女王の候補者は魔法を使っても害周波を出さない=異界の月を消滅させたり封じ込めたりできる可能性を秘めた人物なわけですから、世界の消滅の危機が迫った今となっては、そういう世界の救世主となり得る人間は殺すどころかできるだけ集めて大事にするのが普通じゃないかと思いました。

あと、白き魔女では異界には異界の人の暮らしがあって、そちら側の世界はガガーブの世界の側からラウアールを押し付けられた被害者という話だったのですが、設定が変更になったのか、このゲームでは異界の人間もラウアールを生み出した水の民の子孫という事になったようですが、それだったら白き魔女でレバス14世が被害者ヅラしてるのはおかしいと思いました。そもそも、異界の人間は永遠に昼のない世界で苦しい生活をしている上に、今ではほとんど人口もいないのですから、全員をガガーブ側に避難させた上で異界に闇の太陽を転送すれば済む話だったような気もします。

アヴィンとマイルはゲストでちょっとだけ出るぐらいにしておいた方が良かったと思います。アヴィンとマイルがラスボス戦までプレイヤー側として参戦するのは、承太郎がラスボスである吉良吉影を倒したような違和感を感じました。ラスボスと戦うのは、このゲームのキャラだけにして欲しかった気もします。つまり、アヴィンとマイルのかわりにアリアとパルマンが加わるべきだったと思いました。例えるならZZのラストでZに乗るカミーユがラスボスを倒したらおかしいし、マクロス7でVF-1に乗るマックス艦長がラスボスを倒したらおかしいので、アヴィン達はラスボス戦では遠慮してほしかったです。

英雄伝説3で伝説の英雄になったのはゲルドでしたし、5ではデュオール王子でした。4の英雄は間違いなくアヴィンでしょうが、5のフォルトはあの程度(体当たりで結界を破った程度)では後の時代の「英雄伝説」にはならなかったと思います。

偉い人と交渉するのはもっぱらマクベインだったし、異世界ではミッシェルさんだったし、イマイチ影の薄い主人公だったような気がします。最後フォルトが結界を破って頂上に行くシーンでようやく見せ場がありましたが、結局闇の太陽を消滅させたのはアリアさんの歌ですし、フォルトの演奏だけでは結界を破れずアルトスさんの演奏が加わってようやく結界が破れたわけで。最後フォルトにもうちょっと見せ場が欲しかった気がします。

あと、せっかくWindows対応になってメディアがCD-ROMやDVD-ROMになったにもかかわらず、イベントシーンが相変わらず二頭身キャラ+セリフだったのは残念です。二頭身キャラだと、なんか人形劇を見てるような気がして、せっかくのシリアスな場面もなんかコミカルに見えてしまうんですよね。せっかくメディアの容量が増えたのですから、せめてイベントシーンだけでもCGにして欲しかったと思います。

と、色々不満要素を述べればきりがありませんが、いつも私が言っている事ですが、私がこの「ビビープ」で不満を述べる場合は基本的に「それ以外は合格」だった場合です。本当にどうしょもない、褒める要素がなに一つもないようなクソゲーなら、ここで取り上げません。

つまり、ここで述べた不満要素以外の点はとっても良かったと思います。絵も音もすごくクオリティが高く、絵も音も相当スキルの高い専門家が作ってるのがよくわかります。もはやゲーム作りは映画を作るのと同じように、何十億とかけて作って、それで何百億儲けるといったハイリスクハイリターンの世界になったのでしょうね。

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