このエントリーをはてなブックマークに追加

ドラゴン山

いよいよ最後のダンジョン、金竜の待つドラゴン山の攻略です。


ここには「ドラゴンフライ」という敵が出てきますが、エンカウントしたが最後、火を吹かれてあっという間にパーティー全滅です。出てきたら実機ではドリトニア、エミュレーターではセーブした所からやり直しです。

しかし、敵とのエンカウントも乱数だし、何とエンカウントするかも乱数なので、運が良ければドラゴンフライと会わずに目的地まで行けます。

地下1階

地下1階は、出口と下の階段が同じ場所にあり、「床に穴が空いている」にNoと答えた後に「ここは出口だ」と表示されるので注意が必要です。

Aコースは地下2階の2番からいったん1階に上がってきて、3番から4階へ一気に降ります。
map020

地下2階

地下2階では、まず精霊サラマンダーに会って火の魔法をもらいます。

古陶器の指輪が、「炎の指輪」になります。炎の指輪を持つ者が炎系の魔法を使えるようになります。

その後、AコースBコースに分かれますが、どちらでも目的地に行く事ができます。4から上に上がってしまうと、何もない行き止まりなので注意が必要です。

map021

地下3階

地下3階はBコース専用です。広い場所に罠があるので、壁沿いを進んで罠を避けます。
map039

地下4階

Aコースは1階の3番から一気に降りてきます。Bコースは避けられない場所に罠があるのと、罠は大抵毒ガスで最悪パーティ全員毒におかされてしまうので、罠の手前でどこでもセーブした方が良さそうです。
map040

地下5階

ここでAコースBコースが合流します。目的地までは遠いので、数歩ごとにどこでもセーブしておかないと、運が悪いとドラゴンフライに火を吹かれてパーティが全滅します。
map022

地下6階

ここは狭いです。ここまで来たらこのゲームもいよいよ大詰め。金竜のもとに急ぎましょう。
map023

ついに金竜のもとに辿り着きました。しかし、金竜は動きません。もしかして金竜は既に死んでいるのでしょうか?


そこへ、突然ブラックドラゴンが現れます。5枚目のディスク容量をめいっぱい使った、フルカラーCGです。

エミュレーターならここでどこでもセーブします。

ブラックドラゴンを倒すために、特に戦術とかありません。
全ては運です。全では乱数です。
運が悪いと火を吹かれてパーティ全滅で、ドリトニアのじじいの所からやり直しさせられますが、運が良いとたいしたダメージも受けずに倒せます。なので、エミュレーターならブラックドラゴン戦の頭でセーブしておいて何度もやり直していれば、いつか倒せます。

ブラックドラゴンを倒しました。はたして、X68000版はFM版のような砂漠や氷河が緑あふれる大地になってめでたしめでたしでしょうか、それとも、MSX版のヴィドが裏切ってエリンやディアナを殺す鬱エンドでしょうか?


・・・って、あれ?

X68000版はそのどちらでもなく、ブラックドラゴンを倒すとそのままスタッフロールになって終わりです。なんか拍子抜けです。おそらく、制作順からしてX68000版もMSXと同様のヴィド裏切りオチにしようと思ったんでしょう。でも、発売直前になってアークス2の制作が決定して、ヴィド裏切りオチでは話がつながらなくなってしまう、しかし今更差し替えする時間もないという事で、エンディングそのものをバッサリカットしちゃった、としか言いようがありません。

プレイしてみて

乱数乱数また乱数。とにかく作りが雑乱数に頼りすぎ。まるでBASICでショートプログラムで作ったPRGのようです。

ドラゴン山に入ってからというもの、運が悪いと入った途端ドラゴンフライという敵に火を吹かれてパーティが全滅、また、運が良いと敵と敵とほとんどエンカウントもせずに目的地までたどり着けるなんて事もザラにありました。乱数といっても、その乱数がかなりムラのある乱数表を使ってる気がします。

罠も乱数で、「外しますか?」って聞いてくる場合もあれば、問答無用で罠にはまる場合もあり、罠にはまるにしてもダメージも乱数で、運が悪いと即死だったりします。

あと、コウモリやヘビの敵キャラから毒をうけるにしても、フェアリーという敵から麻痺させられるにしても、バッドステータスに陥るかどうかも乱数なので、運が悪いと毒消しや解麻痺薬があっという間になくなる事もあれば、運が良いと1つも使わないで済む場合もあります。このゲームには経験値もないし、敵を倒してもお金を得られないシステムなので、運が悪いとお金が尽きてしまいます。

とにかく、あまりにも乱数の要素が強すぎて、どこでもセーブの使えない実機ではやりたくない種類のゲームである事には間違いありません。

また、エンディングがFM版のようなハッピーエンドでも、MSX版のような鬱エンドでもなく、ただスタッフロールが出て終わりというのは、いくらなんでも手抜きが過ぎる気がします。

このページの先頭へ
  広告