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アスラフィル地下

アルザックの砦では魔法がほとんど効かず、メルが足手まといにしかならなかったのですが、ここから先のモンスターは魔法がよく効きます。また、メルが1ターンで大ダメージを与えられる魔法を覚えるので、メルが非常に役に立ちます。反面、トリスがまた役立たずに戻ってしまいます。

アスラフィルに到着しました。アンフィニーはここでパーティから外れます。


アンフィニーから真紅のバトルスーツをもらいます。これで、トリスはパッケージのイラストのスタイルになります。


さっそく装備します。


しかし、相談コマンドを使ってもかなり前のリアクションです。最後の方はけっこう手抜きが目立ちます。序盤に凝りすぎたのかもしれません。


レイミーアも戦っていますが、ここではパーティに加わりません。


ここで体力を回復させてくれる所がありますが、回復アイテムは持ちきれないぐらい持っているので必要ないでしょう。

つか、敵から受けるダメージが大きすぎて、いちいちここまで戻って回復させてる余裕なんかありません。ここを利用しないといけなくなるぐらいなら、キルキアを出る前のデーターをロードしてやり直すべきでしょう。

ラファエルが再びパーティに加わります。








ラファエルが「左の部屋に入ってください」と言ったら、いったん戻って隣の部屋からレボルバーを取ります。取らないとラファエルが全くの役立たずになります。途中で大型の銃火器が買えれば良いのですが、途中では金欠でとてもパーティにいない人の武器まで買っておく余裕はありません。(レベルが上がるとお金も鉄骨も手に入らないシステムなので・・・) アリ地獄を倒しまくってお金を稼いだあたりで、銃火器を買っておけば良かったのかもしれません。

その先で、通路があったはずなのですが、塞がれてしまいました。

仕方がないので、もう一方の通路から行く事にします。

貯水池みたいな所のスイッチを踏むと水が抜けて、「テルミネス」が取れます。取ると、「よかったなぁ」と表示されます。そこから下→左と進み、宝箱からリバッシュのブーツを取ります。

リバッシュのブーツを取ったら右に進み、水路を下に抜け、さらに右に進みます。「この先です」と言われたら、ここを上がらずまず右の通路を行き、宝箱からイズーンのローブが取れます。これで、メルが狙われても一撃で死ぬ事はなくなります。


ここで必ずセーブします。


こいつが強敵です。1回じゃまず倒せないでしょう。

モタモタしていると中ボスが分裂して、2体、3体と増えてしまいます。2体以上に増えたらまず勝ち目がありません。いったんゲームオーバーになってやり直しましょう。

戦闘開始時に既に敵のザコがメルの近くに配置されています。この場合、メルが下の方でウロウロして攻撃もしなければ、逃げもしません。下でウロウロしたかと思えば、敵の隣で止まって、敵に殴られてゲームオーバー・・・って事が何度もありました。せっかく強力な魔法攻撃ができるのに、近くに敵がいるだけで何もしなくなるのは困ったものです。エメラルドドラゴンのタムリンだって、もっとマシなアルゴリズムで動いていたのですが・・・。

ここはレベルが49ないとキツイと思いますので、いったん下の通路に戻って経験値稼ぎをします。トリスのレベルが49になれば、1ターン目でメル寄りにいるザコを2体ほど倒せるので、メルが敵に狙われる心配もなくなると思います。あとは、ラファエルの前にトリスを配置して、ラファエルを守ります。さいわいラファエルはメルと違って逃げ回らないので、トリスで守ってあげれば死ぬ事はないでしょう。急いで倒せば、敵は分裂する事もなく倒す事ができます。

その先で、隠し扉を開きます。


しかし、この扉は誰かがレバーを引いたまま持ってないと閉まってしまいます。なので、ラファエルがこの場に残ってレバーを押さえている事になります。別れ際に、ラファエルが自分の正体を明かします。

「昔、アスラフィルに卑怯な男がいました。味方が次々に死んでいった時、一人戦場を逃げ出し、身分を隠して吟遊詩人として生き延びました。その男はアスラフィル第二王子でした。」

するとトリスは言います。「君は卑怯者なんかじゃない」と。

そこへレイミーアが追いついてきました。レイミーアがレバーを押さえててくれるのかと思いきや、レイミーアがパーティに加わりました。


後から援軍もこっちに向かっているそうなので、後から来た誰かにレバーを押さえてもらうって事で、この場にラファエルを残して先に進みます。っていうか、つっかえ棒しとけば済む話では!?

アスラフィル宮殿

ここからは引き返せなくなりました。っていうか、「ワープ」って言葉使っちゃっていいのか!?そういえば「電流」とか平気で会話に使ってるし。そもそもこの話、SFなんだかファンタジーなんだか。


武器の倉庫があるはずなので、探す事にします。


武器庫の前で中ボス戦になります。

この頃になると、ザコはメルの魔法で一掃できます。レイミーアは今更パーティに加わっても敵にダメージを与えることはできず、回復アイテムの無駄にしかなりません。なるべくレイミーアを死なせないように隅っこに配置した方が良さそうです。

武器庫。トリスの最後の武器があります。


イズンバースを取ります。

これで、トリスの1回の攻撃で敵に与えるダメージが倍増します。おまけに、空振りもほとんどなくなります。ここまでずっとメル頼みだったトリスが、ようやく自力で敵を倒せるようになります。

チタニウムシールドを見つけます。足手まといのレイミーアに装着させましょう。これで、少しは死ににくくなるはずです。


4人の妖騎士の一人「マージス」がいます。♪マージマジマジーロ


しかし、マージスは純粋にセルジルド皇帝に仕えていただけでした。もはや魔物と化した皇帝に従うつもりはないようです。


その先で、妖騎士のソーンとモードレト、そして名もない魔道士が待ち構えています。


魔道士が黒い閃光を放ち、レイミーアが倒されてしまいます。


魔道士「モードレット様、とどめを」
と、その時、モードレットは後ろから魔道士を刺してしまいます。
モードレット「茶番もここまでだ。」

ソーン「モードレット、貴様、オンドゥルルラギッタンデスカー」
モードレットはもともと内部からセルジルドを崩壊させるために妖騎士となってセルジルドに従っていたのでした。ロアン・デミトリッヒかな?

ここで、ソーンと戦闘になります。


ソーンの正体は、カマドウマの化物でした。


っていうか、ちゃっかりモードレットがパーティに加わってるし・・・。

レベルは、なんと50・・・といいたい所ですが、トリスももう50なので遜色ないですね。

ソーンを倒すと、ラファエルが追いついてきます。レバーは誰かに押さえててもらったわけですね。町も地下も完全に制圧したそうです。もう、この部屋の手前まで味方が来ていて、あとはもうグランザムを倒すだけ。


モードレットの正体は、アスラフィル第一王子、つまりラファエルの兄だったのでした。


しかし、トリスは今まで妖騎士だった者を信用できないと言います。すると、モードレットは、言い訳はよそう。ならば俺一人で戦うのみ、と言います。

すると、トリスは「待て。グランザムは俺が倒す」と言います。モードレットが信用できるかどうかは別として、今はグランザムを倒すという共通の目的がある以上、ここは共闘する事にします。

であれば、ここまでの話で「謎の協力者」みたいな人物(スタークルーザーでいうところのD・G氏みたいなの)が現れるとか、そういう伏線があっても良かったような気もします。じゃないと、いきなり「敵のフリをして内部から崩壊させようとしていました」って言われたって信用できないわな。

レイミーアは無事でした。このゲームやたらと人が死ぬから、てっきりレイミーアもここで死ぬのかと思った。


その先で、中ボスが突然現れる場所が2箇所ありますが、メルが「タムリン波」を覚えたので楽勝です。

アスラフィル宮殿最上部

最上階に、このゲームのラスボス「グランザム」がいます。


グザンザム「モードレット、なぜお前がそっち側にいる」
モードレット「お前達の側にいる必要がなくなったからだ」
グランザム「浅はかな奴よ。セルジルドが危ないと思って寝返ったか」


モードレット「俺はセルジルドの皇帝に仕えていたのだ。お前が現れてから皇帝は変えられた。倒すべき相手は貴様であると悟ったのだ。」


しかし、セルジルド皇帝はすでに魔王となったと言います。


セルジルド皇帝は巨人となってしまったのでした。これこそが「エルのつるぎ」と呼ばれる巨人だったのです。


バカな。エルのつるぎは純粋な魂がなければ動かせないはずなのに・・・。


エルのつるぎを起動させるためには3つの珠、そして純粋な子供の魂が必要だった。純粋な子供の魂だけがどうしても見つからなかった。しかし、もうその必要はなくなった。セルジルド皇帝がエルのつるぎそのものになったからだ。



モードレット「あの巨大な化け物はグランザムが導いているんだ。今なら間に合う。」


その時、グランザムはアーメス戦で使った結界でトリスを拘束します。
グランザム「これで一人死んだ!」

ちなみに、この攻撃は戦闘モードでは使いません。(むしろメルが使います。)

しかし、メルが割って入り、身代わりになってしまいます。




メルは死にました。そこへ、アーメスの魂が降りてきて、メルに憑依します。


グランザム戦になります・・・が、メルに憑依したアーメスの力でザコは瞬殺。グランザムも特に抵抗しないまま倒されてしまい、めでたしめでたし・・・・にはなりません。

ここはゲームのお約束。ラスボスは「真の姿」になります。


これがグランザムの真の姿。初号機かな?ちなみに、ここにはもう護衛のザコはいません。


1回目に勝った時に「ESC」を連打すればセーブできるのですが、セーブし損ねた時はエミュレーターのどこでもセーブを使いましょう。


1ターンで3人に大ダメージを与えてきますが、もう最後なので、ヒールポーションは使い切っちゃいましょう。といっても、もうあと3つしかありませんが・・・。なくなったら薬草袋でなんとかしのぎます。

しかし、薬草袋だと回復力がイマイチで・・・。もう少しヒールポーションを持ってくるんだった。というか、ヒールポーションここまで無駄遣いしすぎた気もしなくもないです。という事になっちゃうんで、ラスボス戦まではできる限りヒールポーションは使わずに残しましょう。

このゲームでは、レベルが上がると敵からほとんどダメージを受けなくなるので、十分にレベルを上げてから中ボス戦に挑めば、そんなに回復アイテムを消費する事もなくなると思います。

グランザムを倒すと、青い宝石になります。触れた者に全てを与える宝石。しかし、実際には触れた者は体をグランザムに乗っ取られるというとんでもないバッドアイテムだったのでした。


モードレットは宝石を砕きます。これでもう二度とグランザムが蘇る事はないでしょう。


その後、メルゥィンの体からアーメスは離れ、アーメスは成仏しました。メルウィンは既に先のダメージで死んでいたのでした。




この地上は1000年以上前に高度な文明を極めていました。しかし、その者達は自分らの作り出した力を押さえきれず、滅んでしまったそうです。


ドラゴンスレイヤー英雄伝説かな?いや、あっちはアグニージャに滅ぼされたのですが、こっちは自ら文明の生み出した力(核兵器かな?)で滅んだそうで。いずれにしても、過去には高度な科学が発達していたのが、文明退化して現在は中世時代になっているっぽいです。

エル様ってのは、ドラゴンスレイヤー英雄伝説でいうところのフレイア様みたいなものかな?


トリスはエル様に、メルを生き返らせてくれと頼みます。すると、そのためには今まで得た力を失う事になると言われます。

つまりレベル1に戻っちゃうって事かな?

もし続編を作るのであれば、トリスがまたレベル1からになる理由としてはちょうど良いかもしれません。イースなんか、なんでシリーズが変わるたびにレベル1から鍛え直しになるのかイマイチ納得がいきませんからな。しかし残念ながら続編はできませんでした。(ヴェインドリーム2はまったく別のストーリーなので・・・)

エル様はトリスの願いを聞き、メルは生き返ったのでした。


めでたしめでたし・・・

・・・って、なにこの唐突な終わり方は。もう少し、この後誰はどうなったかとか、そういう後日談みたいなのはないわけ??

いや、おそらく、この後どうなったのかを説明せずに終った方が、続編ができた時に売れるんじゃないかとか思ったのかもしれん。実際、こんな終わり方だったんで、続編ができたら買おうと思ったぐらいだし。(ディケイドの最終回みたいなものですな)

プレイしてみて

このゲームの開発が決定した時に、グローディアからハガキが送られてきたのですが、その内容たるや、小さい文字でびっしりとこのゲームのシナリオが書かれていました。もう、虫眼鏡が必要なんじゃないかというぐらい小さい文字で。当時はまだ老眼じゃなかったからいちお読みましたけど、いまあんなのが送られて来たらゴミ箱にポイですよ。

オープニングにしても話が長いのなんの。作者が一生懸命考えた設定なんだとは思うのですが、プレイする側には極めてどうでもいい設定ばっかりで・・・。まるっきり、設定に凝りすぎてて読者が置いてけぼりになってしまうマンガのようです。

あと、BEEPの言葉を借りると、「マニアのいらんとこ凝り」も目立ちます。

①シナリオ
世界設定が凝り過ぎ。凝っててもいいけど、OPで解説せんでええっていうか。んなのマニュアルの別冊に書いとけばよろしい。もしくは小説かなか別売りで出すとか。読まないけど。

②ぎょーえっていう声
要らない。FM TOWNSやX68000みたいなクリアなクリアなサンプリング音声で出せるならいいけど、PC-9801で出してもノイズにしか聞こえない。せっかく素晴らしいBGMが流れてるのに、この声がウザくて音声ミュートでプレイしましたよ。

③多重スクロール
そりゃ、通常のスクロールと同じ速度でスクロールするなら、プレイしてみて「おお!」となりますが、これだと「おせー」としか思えませんで・・・。多重スクロールが動作に支障をきたすなら、むしろ無い方が良かった。

④無駄に広いマップ
町や廃墟が無駄に広い。無駄に広いのに、民家とか空き家とか倉庫とか、ストーリーに関係ない所ばっかり。おかげで、宿屋や道具屋を探すのにどんだけ迷った事か。んなの、エメラルドドラゴンみたいに、町にあるのはゲームに関係ある施設に限った方が良いんじゃないかと。

⑤3D迷路
ウィザードリィじゃないんだから、べつに3D迷路の必要あったのかと。っていうか、FM TOWNS版ではすっかりなくなってるから、やっぱり必要なかったんじゃないかと。きっと、場面によっては3Dになる所も作りたかったんでしょうな。でも、ボツになって、せっかく作ったんだからって強引に入れちゃった感がありありと。

それと、最後の方が一本道アドベンチャーになってしまったのも残念です。キルキアを出ると、そこから先はもう強制移動で後戻りできないという典型的な一本道アドベンチャーになってしまいました。であれば、もう少し自由に移動できて、アルザックの砦を攻略したらいったん戻って回復アイテムが補充できるとか、アスラフィルも地下迷宮のイベントをクリアしたら自由に地上から入れるようになり、いったん回復アイテムを補充に戻れるとか、それぐらいの自由度が欲しかったと思います。

それと、致命的に問題だと思ったのが、全般的にトリスが戦闘モードでほとんど役に立たない事でしょう。アルザックの砦では魔法が効かないモンスターが多く出現するためかろうじてトリスが活躍しましたが、大抵の場面ではトリスの攻撃は空振りかダメージを与えられてもごくわずかであり、実際にモンスターを倒すのはメルかメイファの魔法である事ばかりでした。

・・・などなど、色々不満要素もありますが、それでも最後までプレイ(しかも、PC-9801、FM TOWNSの2機種)したわけですから、そんなにつまんないゲームでもないです。

このゲームの素晴らしい所はといえば、やっぱりBGMでしょう。サントラCDも買いましたし、当時は何度も聞きましたよ。お気に入りなのは、フィールドの曲と、サン・パーベルの曲ですね。

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