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時計台

思わぬアクシデントが入りましたが、ようやく2552年に戻ることができました。いよいよ長官に化けたラト16世を狙撃しましょう。

ちなみに、時計台に行かずに直接ハイラインの仕事部屋に行くと即ゲームオーバーになってしまいます。まあ、正体がバレてみすみす主人公を見逃すわけないですからな。それに入口にいる護衛ロボットが強くてとてもラト16世を正面から攻撃できそうもありません。ラト16世を狙撃するまでは、ハイラインの仕事部屋には行かないようにしましょう。

ちなみに、ハイライン邸にあるエリーゼの部屋に行くと、空き部屋になっています。((´;ω;`)ウッ・・・ )

時計台に来ました。


ヒト ウツ
ナニヲツカッテ? ライフル

これでラト16世の狙撃に成功します。あとは、長官室にある自爆ボタンを押すだけです。

長官室

ラト16世はライフルが命中して死んでいます。


カギを取って自爆装置にセットします。これで地球に向けて発射されたミサイルは自爆し、地球は救われました。



だが、主人公は何の罪もない若き日のハイラインを殺してしまい、結果、エリーゼはこの世に生まれてこない事に・・・。残念ですね。せめてエリーゼだけでも助ける事はできなかったのでしょうか?

まあ、惑星ベガサイドごとハイラインを殺すエンディングにくらべれば、今回の犠牲はたった2名。それこそ「多少の犠牲はやむをえん」という事でなんとか。

解決編

今のシナリオでもある意味ハッピーエンドです。しかし、完全なハッピーエンドともいえません。それは、何ら罪のないハイラインを殺してしまった事です。しかも、未来でもハイラインは何ら悪い事をしていなかったのです。強いて言えば、自分が殺されたことによって地球を危機に晒してしまった事でしょうか? せめてハイラインがゼロノスだったら・・・。

ところで、なぜ主人公はハイラインを殺さねばならなかったのでしょう?それは、ハイラインを殺さなければ、ダナーク星人の司令官の名前がわからないからです。司令官の名前がわからなければ、ポコペンがライフルをくれないからです。ですから、ハイラインを殺さずに司令官の名前を知る方法がわかればいいわけです。

・・・ん?ちょっと待ってください。なぜかあなたは司令官の名前を知っています。という私も知っています。なぜでしょう?それは、今のシナリオの中に「ラト16世」という名前が出てきたからです。というように、このゲームで真のハッピーエンドになるためには、ゲームの主人公は知らないはずの情報を、ゲームのプレイヤーが知っていなければなりません。(これを神の目線といいます)

つまり、ハイラインを殺した主人公と、殺さなかった主人公は別のトランザクション、別の次元の人間であるはずなのに、なぜかこのゲームではその2つの次元が融合してしまうのだ、おのれディケイド!!!

まあ、これはコマンド打ち込み式ゲームでなければ成立しない手法でしょう。これがソーサリアンみたいなフラグ立てゲームだと、ゲーム内で主人公が知らない情報は、いくらゲームをプレイする人間が知っていても使えないですからね。

というわけで、ハイラインを殺す前のデーターをロードしましょう。途中、ハイラインを殺す前のセーブデーターを上書きしないように何度も注意しましたよね?今こそそれを使う時です。

ここから再スタートします。ハイラインを殺しません。すぐにワープして、エルサレムに向かいます。

パンを取ります。

パンを取ったらすぐにワープします。

平安京に行き、ポコペンに会います。

パンをあげます。ダナーク星の司令官の名前は?と聞かれますので、「ラト」と答えます。 ハイラインを殺してないこの主人公は、ラトの名を知らないはずなのですが、聞いちゃったのかと言われれば聞いちゃったんだから仕方ないでしょ!!(©村上ファンド)

タイタニックに飛びますので、このシーンをクリアします。(タイタニック編参照)


時計台でラト16世を狙撃します。


カギを取ります。自爆装置を作動させます。


なんかスッキリしませんが、これでハッピーエンドになります。


△PC-8001版のハッピーエンド(ただし、画面はPC-8801版のハメコミ合成)


△PC-8001版以外のハッピーエンド

若い頃のハイラインは死なず、ハイライン自体はラト16世に既に殺されていますが、エリーゼは生まれていて事件が解決した後は主人公と結婚して(PC-8001版) ハッピーエンドになります。

感想

このゲームが発売されたと当時は、カナ入力のコマンド打ち込み式アドベンチャーゲームが主流で、言葉探しの不条理な謎は当たり前でした。それなんで、毎日毎日同じ場面で色々なコマンド(ミル、ウゴカス、タタク、サワル、コワス)を総当りで入れて調べたものです。その結果、通用するコマンドがわかった瞬間の喜び(ジャンケン スルとか)は相当なものでした。

シナリオはかなり面白いです。過去の世界を行き来するだけでなく、宇宙船を使ってダナーク星に乗り込む演出など、マップが大して広くないわりに世界の広さを感じさせる作りは上手いと思いました。それも、テープ版で現代編/過去編を切り替える時以外はテープをロードしないというのも良くできていると思います。

時間という概念をうまく利用しているのも面白いです。過去に行ってハイラインを殺してしまうとタイムパラドックスが起きてエリーゼが生まれてこなくなるし、ハイラインを生かしておくと未来で地球が危機に陥る、といった究極の選択を迫られるのも面白いです。 それと、タイムパラドックスを扱ったゲームの謎解きが、タイムパラドックスを利用してしまうというも面白いです。なにしろ、セーブ/ロードすら謎解きに利用してしまうわけですから。

だた、どうしても納得がいかないのは、いったんセーブしておいてバッドエンドになった後にロードするというシナリオは、ストーリーが1本に繋がりませんので、なんか話が矛盾してしまいます。そう、ヘンです。ヘンなのです。ですから、時の運行は絶対に狂わせてはいけないのです。(©デンライナーのオーナー)

たとえば、これがゲームじゃなくて映画かなんかだった場合に、ストーリーが一本に繋がりませんで、どうしても話を一本に繋げたければ、それこそディケイドみたいにオーロラきらめく時空を越えて別の世界を行き来しないと成り立たない事になってしまいます。であれば、「ラト」の名前がわかった時点でタイムトンネルでシリコンバレーに戻り、ハイラインを殺そうとしている自分を止める、みたいなシーンがあると良かったかもしれません。

それと、タイムシークレットで苦労して手に入れた花粉爆弾は結局使いませんで、戦闘ではもっぱらレーザーガンを使っていました。それにしても、ダナーク星人の弱点が花粉なら、この2011年にダナーク星人が攻めてきても日本だけは侵略できなさそうですね。
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