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ヴァルクド



ガウェインは、この先ベリアスとの対決は避けられないが、ベリアスの弟子であったルティスを連れて行って良いものかと言います。

ルティスは、たしかにベリアスは道を示してくれた人で感謝はしているが、道は人に示されるがままに進むものではないと言います。今はアヴィン達の道を行くつもりだと言います。

また、ミッシェルはこの世界の人間ではないし、オクトゥム教と何ら関わりもないのにこのまま危険な旅に同行させても良いものかと言います。

するとミッシェルは、このままだとティラスイールにも危険が及ぶので、ぜひ自分も同行させてくださいと言います。

カテドラール

以前どうやっても壊せなかった結界の前に来ました。


アヴィンは、神剣エリュシオンで結界を一刀両断。


結界はなくなりました。


PC-9801版ではエリュシオンがないとドアが1つ開かないだけで、攻撃力は名剣ブリューナクに負けるしラスボスもエリュシオンがなくても倒せるという悲しい状態だったんですけど、Windows版ではエリュシオンの重要性が増えています。

神殿に着くと、謎の声がします。


エスペリウス様の霊でした。エスペリウスの霊はどうしても伝えたい事があって成仏できずにここに残っているそうです。ベリアスはもともとエスペリウスの弟子で、信仰の厚いバルドゥス信者だった。しかし、真実の島で啓示を受けてから変わってしまったそうです。


ミッシェルは、シャリネは見る者によって異なる啓示を受けると言います。


しかし、シャリネは純粋な魂にしか反応しないはずなのに、ベリアスに反応するのか!?などというツッコミはしないでおきます。もしかして、その頃はまだベリアスも純粋だったのかも?純粋すぎるせいで啓示をまともに受けておかしくなっちゃったとか!?

エスペリウスは、自分が無力だったせいでベリアスの暴走を許してしまい、ここも守る事ができなくて申し訳ない事をしたと言うと、アヴィンは、自分を責めるのはやめてくださいと言います。

それを聞いて、エスペリウスの魂は消えていきました。(成仏した?)

ベリアスがいます。オクトゥムが目覚めて世界は破壊と再生の時代を迎えると言います。


アヴィンは、そんな事はどうでもいいからアイメルを返せと言うと、世界の運命が左右する時にそのような次元の話しかできないとは・・・・と言います。


ルティスに、今ならまだ間に合う、こちら側に戻れと言うと、ルティスはこれからはアヴィン達とともに生きると言います。するとベリアスは現時点でお前をオクトゥム教から完全に破門すると言います。


ガウェインは、いくら世界が不完全だからといって破壊するなんて間違っていると言います。ベリアスは、ならばこの先に来れば全てを話すと言います。もしたどり着けるならば。


呪われたマイルが出てきます。生命の書の禁呪がかけてあるそうです。この呪いは死なないと解けない。理想を達成するためには痛みを伴うと言います。


マイルを倒します。


しかしマイルはオクトゥムから無尽蔵に流れ出る魔力を放出します。ボルケイドの時と同じです。


ついにアヴィンは倒されます。アヴィンの懐から護りの鈴が落ちます。


鈴の音を聞いたマイルは苦しみだします。さらに鈴の音を聞かせると・・


マイルは正気に戻ります。


マイルは、操られている間もアヴィン達の事は見えていたそうです。泉信吾と同じですな。


これは封印の地に繋がる昇降装置。マイルは、呪われながらオクトゥムの使徒に作らせているのを見ていたそうです。


しかしすぐに追っ手が迫ってきました。


ミッシェル「ここは私に任せて早く行きなさい」

というわけで、ここでミッシェルさんとはお別れです。どっちにしろマイルが入ったんでパーティは定員オーバーだし仕方ないね。

ちなみに、この時マイルは呪われた影響からか黒魔法も覚えています。なので、黒魔法オンリーのミッシェルさんの上位互換になっています。

封印の地



封印の地に着くと、いきなり世間話が始まります。ガウェインは、アヴィンは少し焦りすぎだから落ち着けといいます。マイルはルティスに、アヴィンは時々言い方がきつい時があるけど、それはルティスを思っての事だから許してやってほしいと言います。ルティスは、アヴィンはオクトゥムを抜けた私を強引に誘ってくれたと言います。もしあの時誘ってくれなかったら、私は今も一人で迷っていただろうと。

PC-9801版はルティスが強引についてきて、アヴィンが「勝手にしろ」って言ったんですけど、Windows版では立場が逆になっています。

アヴィンが「こーら、2人して俺の悪口か?」と言うと、マイルは「そう思うのはアヴィンにやましい所があるからだよ」と言います。


PC-9801でおなじみ、ブースカンとダルダ。しかし、Windows版のブースカンはオキサイドリングは使ってこず、ポイズンやバインドやスリープを使ってきます。また、ダルダは物理攻撃は避けられてしまうので、黒魔法を使わないとまず倒せません。(たまには当たりますが)

自動にしておくと延々とダルダに空振りを続けるので、ここは手動にしておきましょう。

魔道士に挟み撃ちにされます。


ミューズとマーティが助けに来ます。アヴィンが王様の許可はもらったのかと聞くと、ミューズは書き置きはしてきたので大丈夫と言います。マーティは、それは甘いと思うけどねと言います。


さまよう鎧?みたいなのが大勢出てきます。


ダグラスが蹴散らします。


ダグラスは雷光剣を使っています。まだ雷光剣は使いこなせてないが、アヴィンの手助けなら師匠も許してくれるだろうと言います。


邪神官に囲まれます。


ラエルが現れると、邪神官はラエルを追いかけていきます。


アヴィンはラエルを助けようとしますが、今から洞窟を回り込んでいたのでは間に合いません。


するとエレノア先生が来て、ラエルを助けます。魔法学校のみんなも来ているそうです。(画面には出てきませんが・・・)本当はラエルは置いてくるつもりだったのですが、無理やりついてきたそうです。


その先で、邪神官がこちらから届かない場所から呪文で攻撃してきます。




するとコンロッドが「君たち、恥を知りたまえ」といって助けに来ます。


今度は邪神官と鎧に行く手を阻まれます。


ルキアスが助けに来ます。


アルチェムも来ます。こんな危険な所まで来るとは呆れたと言うと、ルティスはアヴィンはあなたの事を心配しているだけなので許してやってと言います。

まあ、呆れたもなにもPC-9801版ではアルチェムはラスボス戦までついてきますけどね。もっとも、ラスボス戦では数ターンで死にますけど・・・。ちなみに、あの時はアルチェムのダミーがわりと役に立ちました。

マイルはギアでルキアスと戦った事も覚えていました。あの時はルキアスが倒されたわけですが、今のマイルは澄んだ瞳をしていると言います。そうでなければこの場で切っていたと言います。


アルチェムはアヴィンに回復呪文をかけて去っていきました。




しかし、なぜか全員のHPだけでなくMPも全快しています。いやまて、そんな事ができるならガウェインクビにして今からパーティに入ってくれんか。


その先にあるのは転移門!?


これでいったんヴァルクドに戻れます。アルチェムの回復呪文必要なかったですね。

ヴァルクド

封印の地に転移門があるとは知りませんでした、と言われます。


バンドル先生がいます。バンドル先生はなぜ旅をしているのかと聞くと・・・


父からの遺言で、パナケアの花を咲かせなさいと言われたので、パナケアの花を探しているそうです。


ガウェインは、パナケアの花を探すのではなく、咲かせなさいと言われたのだろう?と言います。


パナケアの花とは人の心に咲くもの。つまり、パナケアの花とはバンドル先生そのものだと言います。

ガウェインは先代のバンドル先生とは面識があって、以前はよく診てもらったと言います。あの先生が言いそうな事だと言います。

クロワール様はマイルに、そなたを争いに巻き込んでしまった事は、いくら謝っても謝りきれないと言います。


シャノンが寝ていた部屋には誰もいませんでした。まあ、もしいてもマイルが会いたくないと言って会わなかったでしょうけど。MPはアルチェムに回復させてもらったばかりなので宿屋は泊まらなくて良いとして、回復アイテムはMAXまで補充しておきます。

時空間迷路

PC-9801版にもあった時空間迷路。


Windows版の場合、
・一方通行がない
・スタート地点に戻されるワープや、ループしているワープがない
・分岐点が少ない
という、PC-9801版に比較してぬるい迷路になっています。



ただし、時空間迷路の中にも魔獣が出現するので、迷路の構造は複雑でないものの、抜けるのに少々時間を要します。逆に言えば経験値稼ぎをするのにはちょうど良いです。

ここが下にしか行けないように見えますが、下に行くと魔鎧があるだけで行き止まりです。


この裂け目はまたいで通れたんですね。さっきの場所からだとこの隙間がまたげるほど狭いのがわからないという、なんとも意地悪なトラップです。


途中にあるスクルドの仙薬は重要です。これが1つもないとクリアできません。無駄遣いしてセーブしてしまったら、取る前のセーブデーターから戻ってやり直しです。こんだけ重要だとわかっていれば、もう少し福引きで増やしたんだけど・・・。

ラストバトル2連戦

アイメルが囚われています。冥府の門を開くために必要なんだそうで。べつにあんな事やこんな事をするために捕まえているわけではありません。(もうしちゃったのかもしれないが(何をだ!?))


マイルは本当の目的を知ったはずなので、こちら側に来いと言います。しかしマイルは、自分はアヴィンを信じると言います。


ベリアスは、このままでは50年、いや、10年持たないうちに大惨事が起こると言います。


Windows版の朱紅い雫は海の檻歌の後開発なので、海の檻歌との繋がりが強くなっています。PC-9801版ではベリアスの目的は恐怖による平和と秩序の形成だったのですが、Windows版では真実の島で闇の太陽が炸裂して地上を破壊する光景を見た事になっています。

今から千年前、青の民によるある事故がきっかけで災害が起こり、この大地はガガーブによって3つに引き裂かれたと言います。(ある事故については海の檻歌をプレイするとわかるようになっています)


今度は大地が割れる程度では済まない、世界そのものが破壊されてしまうと言います。

そのため、ベリアスはオクトゥム神を復活させてオクトゥム神に闇の太陽を消滅させてもらうつもりのようです。

しかしアヴィンは、人間がそれを防ぐ事はできないと誰が決めたと言います。俺は人間を信じると言います。


ベリアスは、では結界を破るために神の力を借りたのは誰だと言います。しかしルティスは、エリュシオンは神の力だけでできたものではない。エリュシオンを作るために大勢の人間が助けてくれたと言います。ガウェインは、アヴィンはこれまで大勢の人に助けられてきた。それが人間を信じないお前との違いだと言います。

ベリアスは、ではこれを見ても同じ事が言えるかな?と言います。そこに映し出されたのは、マーティ、ミューズ、アルチェム、ラエル、エレノア、コンロッドが倒されている光景でした。


かろうじてダグラスとルキアスは無事でしたが、


ルキアスも倒されてしまいます。


そこへミッシェルが助けに来ます。


するとベリアスは、これ以上の問答は無意味だと言って、


魔物に変身しました。


・・・が、ご多分に漏れずこのままでは勝てません。


いったん[0]キーで撤退します。

時空間迷路の入口にいるやつを20回ぐらい倒して全員をレベル45にします。


ちなみに、サイレスをかければ楽勝です。


全員のレベルを45にして、必殺技を使い切ってなんとか勝利。


・・・と思ったら、ベリアスが生命の書を使ってオクトゥム神を強引に復活させました。アイメルはオクトゥム神に食われてしまいました。


オクトゥムに妹を返せと言うと、


その者は我が目覚めのために必要だと言って返してくれません。


しかし、必殺技も使い切ってしまったし、MPも残り少ないし、いったん撤退して・・・って、あれ?




退却しますか?「はい」がグレーアウトされてて選択できないではないか。

だったら、逃げようとしたら「逃げられません」と出るとか、オクトゥム「無駄だ。私を倒さない限りこの空間からは出られない」と出るとか、アヴィン「ダメだ、アイメルを放ってこの場から逃げ出せるものか」と言うとか、何らかのリアクションが欲しいかなと。

しょうがないので、[Alt][F4]でいったん終わらせて、ベリアスと戦う前のデーターをロードして、ベリアス戦は必殺技をケチって戦います。

・・・が、あえなく全滅。だめだ、ベリアス戦で必殺技をケチってたらまるで勝てん。

時空間迷路に入る前のデーターをロードして、全員にフェザーマントを装備させます。どうせもう他に買うものないし、エンディングにお金は持っていけないので。


フェザーマントを全員が装備すれば、ベリアスやオクトゥムの攻撃が「miss」で終わるケースが多くなり、戦いがかなり有利になります。

魔力を司る左腕は物理攻撃しか効かず、武力を司る右腕は魔法攻撃しか効かず、オクトゥム神本体は必殺技でないとほとんどダメージを与えられません。したがって、ベリアスとの戦いではアヴィン以外のキャラはできる限り必殺技を使わず呪文と通常攻撃のみで倒す必要があります。

アヴィン以外は白魔法が使えるので、必殺技を使い切ったメンバーはラプレアで良いでしょう。オクトゥム神は時折バッドステータス(混乱、毒、麻痺)の攻撃をしてくるので、その場合は都度リーベの葉で治します。

アヴィンの必殺技の残りが0になったら、スクルドの仙薬でアヴィンの必殺技の残り回数を回復させます。この時スクルドの仙薬がないと、そのうち負けてしまうでしょう。スクルドの仙薬がこんなに重要なアイテムだとわかっていれば、ボルンの福引でできるだけ集めたんですけど。

オクトゥム神を倒すと画面は真っ白になり、「バルドゥスよ・・・先に行くぞ」と言います。


PC-9801版ではこの後さらにバルドゥスを倒さないといけなかったのですが、Windows版ではさすがにそこまではしないで良いようです。

アイメルを救出します。


ベリアスは「お前は世界の命綱を切ってしまったのだ」と言います。


アヴィンは、もしオクトゥム神ならこの後の災いを消滅させてくれたかもしれないが、それには多くの犠牲が出たはずだと言います。災いを人間が解決する方法だってあるはずだと言います。ベリアスは、啓示を受けたのがお前ぐらいの歳だったら、自分も同じように考えていたかもしれないと言います。

ベリアスの体はオクトゥムの力で維持していたので、オクトゥムが死ねばこの体も崩壊すると言って、ベリアスの体は砂になって崩れていきました。


そしてマイルの体も崩壊を始めます。


メルは既に絶命していたのだ

・・・・って、そりゃヴェインドリームか。

じゃなくて、マイルはあの時・・・・ベリアスに襲われた時、既に死んでいたのでした。マイルの体もまた、オクトゥムの魔力で維持していたのでした。


そしてマイルの体は、鈴を残して砂になって崩れ去りました。


ガウェインは、「バルドゥスよ、これがあなたの与えた試練ですか。アヴィンは十分傷ついた。この上なお試練を与える必要がどこにあるのだ」と言います。


すると、エリュシオンからバルドゥスの声がします。「賢者よ、そう責めてくれるな」


メーフィス「私は黄金のナイフを通じでお前と共にずっと旅をしていた」

・・・ではなく、(それはヴェインドリームII)

バルドィスはカベッサを通してずっとアヴィンを見ていたのでした。

「アヴィンよ、汝の働きは見せてもらった。旅の始まりにカベッサを託された時から。そなたには驚かされてばかりだった。そなたなら死者を蘇らせる資格がありそうだ。冥府の門を今一度開こう。」


「マイルという者の魂はたった今冥府の門を通ったばかり。今ならまだ救えるかもしれない。しかし運命を曲げる行為を行えば保証はできない。失敗すれば命を落とすことになるだろう」


アヴィンは、迷いはないと言って冥府の門に飛び込みました。


そこへダグラス達が追いついてきます。エレノアは「アヴィンさんとマイルさんはどちらに?」と聞きますが、ルティスはアヴィンはきっとここに戻ってくるので信じて待ちましょうと言います。

冥府の入口

レミュラスの魂が現れ「ここまで来るとは思わなかった。まったく無茶をしよって」と言います。

アヴィンは、マイルの魂はどこにいると聞くと、それは最後の試練だと言います。自分でマイルを見つけなければならないと。お前にはもうわかっているはずだ、マイルとの絆はどこにあるのか、と言います。


するとアヴィンは鈴を下に落とします。


その鈴はやがて朱紅い雫となり・・・


マイルの姿へと変わります。


アヴィンは「俺を騙していた罪は重いぞ。戻ったら一発殴らせてもらうからな」と言います。


すると、外で待っている人たちの声が聞こえてきます。


やがて2つの魂は大きな生命の雫・・・朱紅い雫となり・・・


冥府の入口から脱出してきます。

エリュシオンからはもう神の力を感じません。バルドゥス神も消滅してしまったようです。

そこへドゥルガーが現れます。光と闇、2つの神はもともと同じ存在だったのです。闇が消えれば光もまた消えると言います。


そして、ドゥルガーもまた果てることのない眠りにつくと言います。大地から生命がなくなった時、再び目覚める事になるが、そうならない事を祈ります、と言ってドゥルガーは消えていきました。


ミッシェルは、ベリアスの言っていた災いというのは、ティラスイールでもエル・フィルディンでもない、もう一つの大地で起こっている可能性が高いと言います。

エピローグ

ミッシェルは、エル・フィルディンの魔法体系はよくできていると言います。しばらくエル・フィルディンの魔法の研究をさせてもらうと言います。

しかし、その前に、トーマスと約束があると言います。トーマスはプラネトス号をより速い頑丈な船に改造すると言っています。ガウェインは、あの船はトーマスに譲るつもりだと言います。


マーティは、エル・フィルディンという狭い世界を越えて新たな世界を知る必要が出てきたと言います。


その後、シャノンが飛び込んで来ます。


アヴィンは、ようやく平和になった事だし5人でヴァルクドの町を散歩しようと言いますが、ルティスは一人で考えたいと言って出ていってしまいました。


マイルは「こういう時はさりげなく悩みを聞いてあげるのが男ってもんだ」と言います。アイメルは「まったくお兄ちゃんは昔から気が利かないんだから」と言います。アヴィンは「ちぇっ、なんだよ二人して」と言って、ルティスを追いかけて行きました。


ルティスの所に追いつきました。


ルティスは、オクトゥム教の残党がまだ各地で残っているし、自分もアヴィンと出会ってなかったら今頃あの人達と一緒に戦っていたかもしれないと言います。なので、今からオクトゥム教の残党に戦いをやめるよう説得してみると言います。

アヴィンは自分も一緒に行くと言うと、ルティスはこれはオクトゥム教の問題だから、自分がやらなければならないと言います。それが自分のせめてもの償いだと。そう言って、ルティスはその場を離れようとしますが・・・

アヴィン「待てよ。俺はお前の事が・・・」
ルティス「言わないで、その先は。それ以上言われると、私またあなたの事を頼ってしまう。だから、私が目的を果たして戻ってくるまで待ってて」

・・・て、ちょっと待て。このゲームPC-9801版ではもっとシリアスな話だったのに。ラブ米禁止な。

そして、翌日、プラネトス号で一同はボルンの港まで送ってもらう事に。


ミッシェルを残して、一同はボルンで下船します。


アルチェムは森の一軒家に戻りました。


シャノンはチブリ村にある自分の家に戻りました、が、マイルが強引に連れて行かれました。


アヴィンとアイメルは見晴らし小屋に戻ってきました。


= それから数年後 =

ミューズは城を抜け出そうとして衛兵に捕まってしまい、


お姫様に戻されてしまいました。


ラエルは魔法学校に戻りましたが、


授業を抜け出してしまいました。


リタとジミーは今日も一緒に遊んでいました。数年後のはずなのに2人とも全然成長していない、なんて事は気にしないでね。


ダグラスとルキアスは、雷光剣を賭けて一騎打ちをしていました。


アルチェムは森でミーファと共に過ごしていました・・・って、帽子取ったの初めてね。PC-9801版では一回も取らなかったし。


ガウェインは、改めてマドラムとドミニクの墓参りに来ました。結局、Windows版ではドミニクは最後まで生き返れなかったようです。


もうすぐネフティス様の祭りが始まると言います。ネフティス様は眠りについたけど、こういう習慣はなかなか廃れそうにないと言います。マイルは、無理にやめる必要もないんじゃないかなと言います。


マイルはアイメルにネフティス様のお祭りについて説明します。アイメルが「お兄ちゃんは何をお願いするの?」と聞くと、アヴィンは黙ってしまいました。


するとシャノンの声がします。シャノンはお祭りのお手伝いをするそうです。

するとアヴィンは薪割りでもしてくると言ってその場から離れて行きました。

シャノンが「アヴィン様はどうして元気がないんですの?」と聞くと、マイルは「原因はわかっているんだが、こればっかりはアヴィンの問題なので」と言います。


アイメルは「お兄ちゃんも待っていないで、自分から迎えに行けばいいのに」と言います。マイルは、「ああ見えて意外と頑固な所もあるからな」と言います。

マイルは「とにかく今は、ルティスさんが旅から戻ってくるのを待つしかない」と言うと、シャノンは「ああ、忘れてましたわ」と言います。「私、ここに一人で来たんじゃありませんの。さっき、ここに来る途中で・・・」


薪割りを終えて小屋に戻るアヴィンに、女性が話しかけます「薪割りをしていたの?」


アヴィンは「これは鍛錬も兼ねている。一人で旅に出ている誰かさんを、いざって時に手助けできるようにな」と言います。


アヴィン「おかえり、ルティス」


その頃、プラネトス号では・・・

トーマスが、ポッポについてきたルカからの手紙を受け取っていました。例の船(プラネトスII世号)の造船が始まったと書いてありました。

トーマス「まさか、あそこまで化け物じみた性能が必要になるとは思わなかった」


ミッシェルの調査により、大蛇の背骨を越えて第3の地(ヴェルトルーナ)へ行くにはどの程度の性能の船が必要なのかが判明し、その性能が出せる船を造船しているそうです。

神剣エリュシオンを受け継いでくれる人がなかなか見つからないと言います。しかし、考えてみれば神の力はもう宿っていないのに神剣というのもおかしいと言います。なので、別の名前をつけた方がいいと言います。


エスペランサーという名前にしようと言います。トーマスが、それはどういう意味なのかと尋ねると・・・


「希望を拓くもの」という意味だと言います。

プレイしてみて

ガガーブトリロジーのうち、本来ならばこの話は2作目だったのですが、Windows版ではこの朱紅い雫が発売順でいくと一番最後です。なので、エンディングではガガーブトリロジーの世界の年表が表示され、ガガーブトリロジーがこれで完結したという旨の表示がされます。

また、PC-9801版ではこれがガガーブの世界であるという事以外に白き魔女との繋がりはほとんどなく、かろうじて真実の島でシャリネという言葉が出たり、エンデイングでミッシェルさん=ラップじいさんという事が判明した事ぐらいでした。

しかし、Windows版ではベリアスがオクトゥム神を復活させた理由が「真実の島で闇の太陽が炸裂して人類が滅ぶ映像を見たから」に変更となり、海の檻歌との繋がりが明確になりました。海の檻歌は白き魔女との繋がりが強い話ですから、これで3つの作品の繋がりがはっきりしたわけです。

さらに、アヴィン達が最後に「災いの火種はティラスイールでもエル・フィルディンでもない第3の地にある」という話を聞いた事で、海の檻歌でアヴィン、マイル、トーマスがヴェルトルーナまで遠征して、ラスボスを倒すバトルにまで参加した理由が明確になりました。海の檻歌をクリアしてようやくアヴィン達の懸念はクリアされたわけです。(もっとも、その時点では異界の月がまだ残りますけど)

さすがガガーブシリーズ最後の発売だけあって、海の檻歌のようなオープニングが赤っぽくなったり、画面が突然緑っぽくなったりする現象は起こらなくなりました。海の檻歌の発売後、さらに多くのビデオカードで検証したのでしょう。ただ、リフレッシュレートが72ヘルツだと拡大表示、60ヘルツだと中央に小さく表示される理由がよくわかりません。拡大表示か中央に小さく表示するかは環境設定で切り替えられれば良かったのに、という気がします。

MIDI音源に対応しているので、SC-88を接続するとかなり良い音がするのですが、BGMの切り替えのたびに5秒も待たされるのでイライラします。なので途中からwav音源に切り替えてしまいました。せっかくMIDIだと良い音がするのに残念です。海の檻歌ではそのような現象が起きなかったわけですから、BGM演奏ルーチンを作る担当者が変わったとしかいいようがないです。前に発売された海の檻歌では問題なかっただけに、その時の演奏ルーチンをそんまま使ってくれれば良かったのに、と思うと残念です。

戦闘設定の「自動」が、いくらなんでもマヌケすぎます。物理攻撃をしても1のダメージしか与えられない「甲殻パグルス」を必死で杖で殴り続けるミッシェル、アンチマジックがかかっている敵に必死に呪文攻撃をするルティス、あと一発で倒せる敵に隣接した状態で長々と呪文を詠唱してみすみす敵に殴られるアヴィンなど、自動だとろくな行動をしません。最悪、射程距離内に誰もいないのに無駄に呪文を唱えたりします。

もしかすると、自動がそんなに賢かったら白き魔女の時みたいに、戦闘が「見ーてーるーだーけ」になってしまうので、わざと自動だとマヌケな行動を取るように作ってあるのかもしれません。

PC-9801版だとマイルが死んでから真実の島から帰るまで回復係がいなくなってしまうのですが、Windows版ではルティスが白魔法も使えるという設定になりました。しかし、これだと終盤にマイルが復帰してからは回復係が多すぎて、攻略が楽になりすぎてしまいます。(ラスボス戦除く)

PC-9801版を踏襲するのであれば、マイルが死んでからアヴィンが白魔法も修行するという事にして、ルティスは黒魔法だけの方が良かった気がします。また、オクトゥム神の力で動いている銀髪のマイルは黒魔法も使えるという事ですが、べつにマイルが黒魔法を使う必要もなかった気もします。

英雄伝説IIにあったイベントシーンでCGが出るというのが、ガガーブシリーズには3作ともないのが残念ですね。イベントシーンごとにCGを作るとなると、製造コストがハネあがってもし売れなかった場合のリスクは相当なものになってしまいますが、イベントシーン・・・特にシリアスなシーンが全部二頭身キャラだと、どうしても人形劇を見ているような感じがして、コミカルに見えてしまうので。

PC-9801からの変更点

・アイメルが死なない
PC-9801版からの主な変更点を挙げると、一番大きな変更はアイメルが死なない事でしょう。PC-9801版ではアイメルは「正神殿の者を誰でもいいから10人殺さないと解けない呪い」を解くためという理不尽な理由で殺されてしまったわけですが、さすがにそれは鬱展開すぎたのか、さらわれるだけで死なないようになりました。

その影響が出て、マドラムが殺し屋ではなくなり、むしろ協力してくれるようになったのはいいんですけど、結果PC-9801版では生き返ったドミニクが生き返れなくなりました。

まあ、やろうと思えばアイメルは最後オクトゥムに消化されてしまい、アヴィンがPC-9801版みたいにマイルとアイメルの2人を救うって事もできたんでしょうけど、それだといくらなんでも鬱展開(というか怖い)んでやめたんでしょうな。

・一本道アドベンチャーになった
よっぽど白き魔女の時に自由度がない、一本道だと言われたのか、PC-9801版では非常に自由度が高く、本筋無視してオープンシナリオをこなしても全然問題なくなったのですが、Windows版では白き魔女と同じ一本道アドベンチャーに戻りました。

たしかにPC-9801版ではストーリーが進まなくても強敵出現エリアに入れたり、ラスボスを倒せる装備(名◯シリーズ)が最初の町でも売ってたりと、自由度は非常に高いんですけど、その分間違って強敵出現エリアに入っちゃって全滅なんて事も頻繁にありました。

また、PC-9801版ではパーティのメンバーが編成が自由になった影響で、獣車が襲われた時やマドラムが襲ってきた時にダグラスもラエルも何も言わないし、アイメルを守ろうともしないし、ただ見てるだけという無能になってしまいました。そもそもサブキャラにセリフがあるのは、一部のオープンシナリオだけという悲しい状態で、これではサブキャラがあまりに不憫だったのですが、Windows版では一本道アドベンチャーになったおかげでサブキャラにもある程度セリフがあって良かったと思います。

実際問題、話の進行度にかかわらずプレイヤーがどこにでも行けてしまうと、世界情勢が変わるごとに世界中のキャラのセリフを変えないといけないんで面倒なんですよね。中ボスはとっくに死んでるのに、まだ町の人が中ボスを恐れていたり、戦争はとっくに回避されているのに町の人がまだ「どことどこが戦争を始めるらしい」なんて言ったらおかしいし。

なので、状況が変わるたびに世界中のキャラのセリフを用意してたら、その分製造コストもかかってゲームの値段も高くなっちゃうし、そのわりにはゲームの面白さにはたいして影響しないし、それならむしろ一本道アドベンチャーにしちゃった方がいいかなという気もします。

・セーブが自由にできるようになった
PC-9801版では、ソーサリアンの頃の主張「セーブとは後日やり直すためのものであり、保険やテクニックとして使うものではない」という概念で、宿屋に泊まったりテントを使った時にしかできなかったんですけど、これだと不便極まりないんですよ。

PC-9801全盛期の頃は、発売されているゲームが少なかったしゲーム一本の値段も高かったし、プレイヤーにとって辛い仕様でも我慢してプレイしましたが、2000年代になるとWindows用のゲームは他にいくらでもある上に、ゲーム機の種類やタイトルも豊富で、辛いゲームを我慢してプレイする時代は終わった感じです。もしWindows版がセーブが自由にできない仕様なら、そこでプレイするのをやめちゃった人も多かったでしょう。

・オープンシナリオがない
PC-9801版ではアイメルもルティスもそっちのけでアルバイトができたんですけど、Windows版ではストーリーをそのまままっすぐ進めていくだけになりました。

結果、呪われてすぐに助けないと命が危ないルティスを放置してアルバイトを繰り返すという不自然なプレイはできなくなりましたが、結果ガルシアが最後まで改心しなかったり、バンドル先生が旅に出ている理由もあっさり判明してしまって、なんだか拍子抜けです。

序盤のオープンシナリオっぽい事をやらされるシーンが中盤、後半にもあっても良かったかなっていう気はします。中盤に祠に入る許可をもらうために色々とお使いをこなさないといけないとか、後半のカテドラール総攻撃のための援軍をもらうために各地のトラブルを解決しないといけないとか。

・ルティスがアヴィンに惚れる → アヴィンがルティスに惚れる
PC-9801版では、アイメルが殺された辛さを忘れるために何でもいいから目的がほしくて、結果的にルティスの呪いを解くために命がけで真実の島まで行ったのですが、Windows版ではルティスは別に呪われてはおらず、アヴィンの方から強引に誘った事になりました。

男目線ではPC-9801版みたいにそれまで敵だった女のために命がけで呪いを解くアイテムを入手しに行ってルティスに惚れられる方が良かったのに、と思いました。Windows版はコンシューマー機への展開も考えて女性も遊べるように変更になったんでしょうかね。

ただ、ルティスのアイコンがPC-9801版では眉間にシワを寄せているようにしか見えなかったのが、Windows版では若干可愛くなったのは良かったと思います。(特にハイドの呪文をかける所とか)

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