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麦畑



プレデターなる敵が襲ってきます。


しかし、敵は障害物の向こう側から攻撃できる武器を持ってません。なので、こっちは障害物の反対側から手榴弾をボコボコ投げれば楽勝です。


倒すとカード8になります。

バイオラボ



何かの卵を手に入れます。


生物学者も何の卵かわからないそうです。あと、おでんがどうのこうのと言って来ますがウザいだけなので無視します。


直後に赤外線センサーにひっかかって警報が鳴り・・・

毒ガスをまかれて体力は激しく消耗します。こうなった場合は、ガスマスクを装着してすぐに出口まで逃げます。酸素ボンベは水中でなければ使えないようです。それにしても、生物の卵を扱っているのに毒ガスなんかまいていいのかよ。

そういえば、ここまでプレイして、1作目にあった「赤外線ゴーグル」ってアイテムなかったよね。どこにあったんだろう??

ところが、Wikipediaを見ると、なんと・・・

タバコを吸うと赤外線センサーの代わりになったのでした。

んなもんわかるかー!

なんで赤外線がタバコで見えるようになるんじゃ。テレビのリモコンや暗視カメラの光がタバコの煙で見えたなんて話、聞いたことないぞ!?だったら、「デジタルカメラ」というアイテムがあって、それ越しに見ると赤外線が見えるとかそういう方が良かったような気もします。

というわけで、ここで卵を2個持ち帰ったわけだが、しばらくして持ち物を見てビックリ。


ヘビが~、ヘビが~、レーション食べてる・・・

ヘビ「スネーク天国、スネーク天国」
キートン山田「スネークはこの時、スネーク天国という天国名を思いついた」
・・・って、そりゃちびまる子ちゃんか。

多分、2つあるうちのどっちかがヘビの卵で、取るとレーションを食べられてしまうというバッドアイテムだったんでしょうけど、レーションってどう見ても缶詰じゃないか。んなもんヘビが食えんのかよ。

どっちかというと、卵を両方取ってしまうと、ヘビにもう1個の卵を丸呑みにされてバイオラボの入口からやり直し、みたいな方が良かったかもしれません。卵もコンティニューすれば元の場所に復活するので手詰まりにはならない、っていうふうにすれば良かったんじゃないかと思います。(最大所有数を1にする)

このエリアにはレーションB2はありませんが、レーションB1、B3は落ちてますので、コンティニューを繰り返す事でレーションB1、B3を最大数(4個)まで取り直す事にができます。このゲームでは死ぬと持ち物はそのままで、落ちているアイテムが初期化されるので、死んで何度も拾い直す事ができます。

これを、ここではデス・イニシャライズと呼ぶ事にします。

スネーク「コンティニューしてでもクリアする」


コンティニューを繰り返してレーションB1、B3、弾薬、グレネードを最大所有数まで拾いました。

収容所 地上



ここは電磁バリアがあって入れません。


子供の話では、夜になると自家発電に切り替わるので、レーザーフェンスは消えるそうです。


じゃあ夜まで待つか・・・って、ちょっと待て。このゲームには時刻という概念がありません。つまり、いくらゲームを起動させたまま放置しても夜にならないのです。

そのわりには、ブローチは時間が経つと冷めるし、凍ったレーションは時間が経つと解凍されるし・・・。時間という概念はあっても、時刻という概念がないようです。

夜フクロウが鳴くそうです。

悪霊島、鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・って、そりゃ金田一耕助シリーズか。

キャンベルに聞いてみようと思ったら、周波数がまた変更になるそうです。


で、しかもまたもやモールス信号・・・じゃなかった、タップコードだそうで。えー、またかよ。そこまでしてまで中古屋から買ってほしくないわけ??でも、あんましマニュアルプロテクトをやりすぎると、中古屋で買った人からの問い合わせが殺到して、それに対応するための人件費の方がよっぽどかかると思うぞ。

で、キャンベルの音を解析すると、

61 = 1
64 = 4
75 = 0
62 = 2
64 = 4

賢い人なら、マニュアルがなくても奇数回目の音は無視して偶数回目だけ拾うと「14524」という数字にたどり着くし、周波数の頭は140で固定なので、最後の「24」が周波数の下2桁なのではないのか?ぐらいは感づくかもしれないね。

などとやっていたら、卵がフクロウになってました。ちなみにヘビはもう捨てました。


ノルデンによると、これは夜行性のフクロウで、夜にしか鳴かないそうです。正確に日没後に鳴く事から、フクロウの声を時計がわりにしていて、ある時何らかの理由で鳴いたフクロウの声に、夜を昼と勘違いした事もあるとか。・・・って、え?それって逆じゃない?

あ。わかった、つまり、昼にフクロウが鳴いたのを夜と勘違いして寝ちゃって、起きた時には夜だったのに、昼と勘違いしたって事でしょう。(めいっぱい善意の解釈)

というわけで、フクロウを鳴かせます。え?どうやって鳴かすのかって?そりゃ、もう「鳴くまで待とう」ですよ。フクロウを装着したまま待っていると、夜が来てフクロウが鳴くわけですね。

すると兵士は「もうこんな時間か」といって電磁バリアの電源をオフにするわけです。どうでもいいけど、夜に侵入者が来る事は想定してないのかね。

ネズミは巣に何でも持ち込んじゃうそうです。


B1レーションにはチョコレートが入ってるそうです。

収容所地下



ファンからの通信で、この部屋にはナイトサイトがいると教えてくれます。っていうか、あんた誰?


ナイトサイトは姿は見えませんが、弾の出どころで位置ばバレバレです。手榴弾をボコボコ投げてやりましょう。


なんとか倒しましたが、その先で水たまりで潜ってしまいます。

△あらあら助けて・・・

え?この水たまりそんなに深いの??

ここでコンティニューすると、ナイトサイトは既に死んでいて、最後にエレベーターを出た所から再開になります。コンティニューした後ミラーに通信すると、それは硫酸だと言われます。


ああ、潜ってるんじゃなくて体が溶けてるのか。っていうか硫酸で靴まで溶けるのけ?それも下から順番に綺麗に。もうちょっと「溶けて死ぬ」って感じの絵はなかったものかと。これじゃ「水たまりに見えて実は深かった」っていう意味かと思っちゃうじゃん。

硫酸はチョコレートで中和できる。チョコレートならレーションB1ユニットにある、と言われます。

えー、それさ、早く言ってよぅ。(って、それはクラウド名刺管理サービスSansan)

レーションは、さっきの戦闘で使っちゃったし。しょうがないから、エレベーターで上に上がって取ってきます。


その後、わざと死にます。




スネーク「はっはっはっは」
♪てってけてってってー


エレベーターの出口にデスルーラして、もう1回取ります。


またデスルーラします。





スネーク「私に構わず集中しろ。リセットの影響で私のライフは増えている。」

なんて事を繰り返して、レーションB1は4個まで回復。


これでようやく毒の沼・・・じゃなくて硫酸地帯を通れるようになりましたが、ドアが開きません。


すると、またファンから通信が入り、カード9はプレデターが持ってると言います。

え?カード9? カード8じゃなくて??だって、プレデターはカード8しか持ってなかったぞ?いや、プレデターはカード8とカード9を持っているハズなんだそうで、カード9はなくしたんじゃないかと言います。

しょうがないので、麦畑をくまなく探します。


んな、ヤクルト戸田球場でファールボールを探すんじゃあるまいし。


しかし、匍匐しなくても見つかるので、わりとすぐに見つかります。敵もいないし。


これで、敵がいる中を匍匐しながら探さないと見つからないなんて仕様だったら、ほとんどの人がここでやめちゃう所ですよ。まあ、あえて難しい謎を残しておいてパソコン雑誌で取り上げてもらうっていう手もありますけど。

実際、昔のゲームに「んなもんわかるかー」っていう理不尽な謎が多いのも、それによってパソコン雑誌で取り上げてもらえば宣伝になるし、パソコン雑誌も売れるしで、ソフト会社とゲーム雑誌はわりとwin-winだったりします。(もっとも、ユーザーにとってはあまり嬉しい事ではありませんが)

カード9を取ったら、もうここには用はないので、トラックのものを全部取ったらデスルーラします。

スネーク「コンティニューしてでもクリアする」

博士と対決

コンティニューすると、最後にエレベーターを出た所から再開になります。カード9でドアを開けると、マルフ博士はたった今息を引き取ったと言われます。

しかし、マルフ博士の首には不自然なアザがあります。

マルフ博士は自分にもしもの事があった時にそなえて、オイリックスの設計図を残しておいたそうです。それは、MSXのゲームのROMカセットの内部に埋め込んであるそうです。

「MSXといえば、世界一のハード数を誇るパソコンハードじゃないか」

・・・って、



でも、このシーン、他機種ではどうなってるんだろう?

そのROMカセットはどこかといえば、このロッカーの中に入ってるそうですが、鍵がないそうで。いやまて、ここ軍事施設でしょ?ロッカーぐらい壊せよ、みたいな・・・。このロッカー実は超合金でできてて扉は絶対に切れないとかそんな所かな?

鍵はどこかと訪ねたが、奴はなかなか口を割らず・・・、いや、鍵のありかを言う前に死んでしまったそうで。

つまり、



って事か。(って、そりゃ私が昔ジャンプ団に投稿したネタか)

いやまて、鍵ならあるじゃないか。そう、スネークがナターシャにもらったブローチですよ。あれが形状記憶合金になっていて、今は鍵の形になっています。おそらくこれがロッカーの鍵でしょう。

スネークはさっそくブローチで鍵を開けようとします。

しかし、そこへホーリーから通信が入ります。

ホーリー「まって、スネークのファンと名乗る人物からファイルが送られてきたの。それによると、ペトロヴィッチがサンジバーランドのスパイである可能性が高いらしいのよ。もしかすると、彼がバーナードの鷹なのかもしれないわ。」


ペトロヴィッチ「ようやく気づいたか。」
スネーク「貴様が裏切り者だったとはな。」

ペトロ「貴様は何か勘違いをしているぞ。私は裏切ってはいない。最初からサンジバーランドのために情報を盗み続けていたのだ。」


・・・ではなく(長いわ!)、

ホーリー「ペトロヴィッチの事、気になって局に調べてもらったの。


彼はアウターヘブンから救出された後、メタルギアを学会に発表した。けれど、その過激な内容は全く受け入れられず、それどころか学会からは気狂い科学者呼ばわりされたそうよ。そんなある日、ペトロヴィッチはサンジバーランドからスパイ活動の話を持ちかけられたらしいの。

マルフ博士はペトロヴィッチと一緒にいる時に拉致されたわけだけど、もしかしてペトロヴィッチがマルフ博士の居場所をサンジバーランドに流していたんじゃないかしら?」

ペトロ「そんな所かのぅ」


ペトロヴィッチは、メタルギアを完成させて自分を認めなかった学会を見返してやりたかったそうです。そして、ナターシャが死んだ時も、その前にペトロヴィッチがグレイフォックスに連絡していたのでした。そう、あのトイレでいなくなった時に。

今にして思えば、ペトロヴィッチがスネークにナターシャと合流するように促したのも、敵兵士に紛れ込んだナターシャを見つけるためだったのかもしれません。

そして、ペトロヴィッチは突然スネークの首を締めます。


ペトロ「さあ、白状しろ。鍵はどこだ!」
スネーク「ホムラクルシイ チーズニナッチャウ・・・」


・・・ではなく、ここはガスマスクをした上で無力化ガスを自分に向かって投げます。


博士は倒れます。


・・・っていうか、

こんな老人ぐらい振りほどけよ

どんだけ握力あるんじゃ、この博士は。いや、わからんぞ、機械工学が専門だからな。ボルトを何度も締めてるうちに超人的な握力を得たのかもしれん。

なお、ここまでにレーションやグレネードを使ってしまい、ストックがなくなってしまった時は、この時点で上まで戻って、デスルーラを駆使してレーションやグレネードを集めておいてください。ここから先は強制イベントとなり、戻る事ができなくなります。この時点で上まで戻っても、この部屋に入った時には博士は倒れたまま待っていてくれます(?)。

博士が倒れた後、改めてナターシャのブローチでロッカーを開けます。


しかし、ロッカーはネズミがかじって穴があいており、ROMカセットはネズミが巣に持っていってしまったのでした。


・・・って事は、最初からロッカーどかせば良かったんじゃねーかよ。まったく。ネズミがかじっただけで穴があくとは、超合金が聞いて呆れるぜ。

しかし、中はネズミだらけ。さわると即死。どないせいっちゅーんじゃ!!

コンティニューは博士を倒した後で地下1階の入口からです。地下1階の入口から戻っても、博士はもう倒れています。

ノルデンに連絡します。これは猛毒を持つサンジバーハムスターだそうです。


しかし、触っただけで即死とは。敵に防護服を来てこのネズミを放り投げて来るやつがいたら最強だったかも。(メタルギアよりよっぽど強かったりして?)

チーズでおびき出す事ができるそうです。


なぎさはもう一度チーズが食べたかっただけなのです。


・・・ではなく、チーズを装着すますが、ここで装着してもネズミが近づいてきて即死です。


チーズはロッカーまで戻ってから装着しないといけなかったのでした。で、しかも、立ってないとネズミが出てきてくれないという。(それがわかるまで、えらい苦労した。検索しても、「立ってないといけない」なんてどこにも書いてないんだもの・・・)


△寝そべっていたのではネズミは出てこない


△ネズミは立ち上がってから駆除しましょう

ネズミを駆除したら、再び巣に戻ってカートリッジを取ります。


すると、ペトロヴィッチは、娘への手土産としてメタルギアの破壊方法を教えてくれます。


「メタルギアの破壊方法は、装甲の薄い脚部にグレネードを・・・これ以外の方法では破壊できん。足にグレネードを・・・」

と、突然、突然足元に穴があいて・・・

ビッグボス「サンジバーランドに下品な男は不要だ」
・・・ではなく、下の階に落とされ、グレイフォックスがメタルギアで襲ってきます。

グレイフォックス「このメタルギアに破壊方法なぞないわ。老いぼれのたわごとだ」


まてまて、開発した博士が足が弱点だって言うんだから間違いなかろう。それに、敵に奪われた場合にそなえて、あえて弱点を残してるのかもしれんぞ。

メタルギア戦

このゲームのタイトルにもなっているメタルギア戦です。


しかし、前作のように右足、左足、右足・・・という順番は特に決まっておらず、とにかく足に手榴弾をボコボコなげていればそのうち倒せます。メタルギアからの攻撃も大した事ありません。さんざん脅かしてたわりには拍子抜けでしたね。


メタルギアが、前作に比べてとにかく弱いし、その前作にしたって後ろのレーザーが強力だっただけで、メタルギア自身は起動してなかったわけですからね。こんなんで学会を見返してやろうなどと、とんだお笑い草です。そりゃ認めてもらえなくて当然でしょう。

メタルギアを倒すと、突然スネークが炎につつまれます。


アイテムが燃えている。急いで全ての装備を捨てろと言われます。


ここで、最初炎マークのついたアイテムだけ捨てれば良いものと勘違いしてましたが、そうではありません。炎マークのないアイテムも全部捨てなければなりません。また、インベントリ画面中であっても体力は減り続けるので、急いでスペースキーで捨てる必要があります。

ちなみに、レーションを一番最後に捨てれば、体力満タンの状態で次の戦いに挑めます。

グレイフォックス戦

グレイフォックスと、お互い装備を一切使わずに拳で勝負します。


と、ここでケスラーから通信が入り、グレイフォックスの過去について教えてくれます。

・・・っていうか、ケスラーって誰だっけ??今まで出てきたっけ??

ケスラーからの情報によると、グレイフォックスはドイツにいた頃、東ドイツのある女性と関係を持った。そして、グレイフォックスは彼女を西側へ亡命させようと試みたが、失敗に終わった。西側は彼女を受け入れなかった。彼はその事で西側を恨んでいたらしい。その女の名はナターシャ。

すると、橋の上でナターシャを殺したのは、スネークといい感じになっていたからか。バンダー・デッケン的な理由で。

通信に出ても出なくても、グレイフォックスとの肉弾戦になります。グレイフォックスは、上から2段目で左右に往復しながら、すれ違いざまにパンチを当てます。あとはパンチさえ外さなければグレイフォックスは上下に動かないので、永久パターンにはめる事ができます。エミュレーターならグレイフォックス戦の頭でどこでもセーブしておいて何度もトライしてみましょう。

この部屋の外周には地雷があるので外周には行かないように。どうでもいいけど、この鉄板にどうやって地雷を隠した?

倒すと、グレイフォックスはビッグボス側についている理由について語ります。


グレイフォックス「俺はビッグボスに二度命を救われた。一度目はベトナムにいた頃、白人とのハーフの俺は迫害され、強制労働させられていた。あの方は俺を地獄から救ってくれた。ここにいる子供たちのように。二度目はザンビークで拷問されていた所を助けられた。あの時俺は、耳も鼻もそがれひどい状態だった。」
スネーク「恩返しのつもりか」
グレイフォックス「そうではない。俺だって戦争は憎い。だが、俺たちには戦争が必要だ。俺たちは一般の社会では生きていけない。持って生まれた闘争本能をごまかす事はできない。俺は人を、まして女を幸せにする事なんかできないんだ。」
スネーク「フォックス、安心しろ。俺はお前のようにはならない。」
グレイフォックス「その言葉、あの世への手土産に持っていく。ファンの期待を裏切るなよ。」


ファンの期待・・・つまり、時々匿名で助言をしてくれたあの「ファン」とは、グレイフォックスだったのでした。 グレイフォックスは、ビッグボスの手下として働く一方で、スネークが困っている時は見捨てる事ができなかったのかもしれません。

設計図の入ったROMカセットを取ります。

ビッグボス戦

ついに、ビッグボスと決着をつけます。


スネーク「俺は3年間とりついている悪夢をはらいに来た。」


ビッグボス「悪夢は払えんよ。一度戦争に身を投じた人間は、一生戦争に身を置くことになる。その闘争本能は眠る事はない。お前たちの欲求を満たしてくれるもの、それは金でも権力でもセックスでもない。戦争だ。ワシはお前らにその場を与えてやっているのだよ。

お前も見ただろう?あの子供達・・・各国の戦争の犠牲者達を。そして、次の戦争を生み出す戦士の卵達を。世界各国で戦争を誘発させ、犠牲者を生み、そしてその犠牲者達を訓練して戦場へとフィードバックさせる。実に合理的なシステムだ。この世から戦争がなくなる事はない。我々の生きがいも。お前もワシも、戦場でのたれ死ぬまで戦い続けるしかないのだ。かつての上官のよしみだ。ここでお前をその苦悩から開放てやろう。」

スネーク「俺はもう、あんたの世話にはならない。悪夢は自分で振り払う。」
ビッグボス「ほう。武器もなしに?一体どうするつもりだ」
スネーク「『どんな時にも成功をイメージする』、これはあんたのセリフだったな」
ビッグボス「私も時には過ちを犯す。今度こそ最後の戦いだ。こい、スネーク」

つまり、ビッグボスは各地で対立する組織を作っては、戦争を起こしていたわけですね。今にして思えば、アウターヘブンとフォックスハウンドを設立したのも、双方で戦争をさせるためだったのしょう。そして、グレイフォックスは最初からそれを知った上でビッグボス側についていたのかもしれません。

で、ビッグボスとの戦いですが、ビッグボスはハンドガンしか持ってないので、当たっても大してダメージはありません。しかし問題はスネークが丸腰だという事です。相手は体を機械化したバケモノ。とてもパンチで倒せる相手ではありません。なんとかして武器を手に入れなければなりません。

ミラーと通信します。素手では勝ち目はない。何か武器になるものがあるはずだ、と言われます。


ライターとスプレーの缶があれば火炎放射器の代わりになるぞ、と言われます。


この順番にドアを開けて、ライターとスプレー塗料を入手します。


しかし、決闘の場に武器やカードを用意してくれるなんて、なんて親切な敵だ。さすがのビッグボスも丸腰のスネーク相手にハンドガンで挑むのは卑怯と思い、スネークに反撃のチャンスを与えたのかもしれませんね。やろうと思えば大勢の部下で取り囲む事もできたでしょうし。

ああ、でも映画化するんだったら、たまたまそこに落ちてた塗料のスプレーを拾って、タバコを吸うために持っていたライターで火をつけて攻撃するとか、そんなシーンでいいかもね。

ここのレーションは体力回復用ではありません。硫酸を中和するために使います。それも、どうしても通る必要がある二箇所分しかありません。レーションを取ってデスルーラしても、再開はグレイフォックスを倒した直後の持ち物ナシからになるので、ここではデスルーラでレーションは増やせません。レーションを無駄遣いしてしまった時は、死んでコンティニューするか、どこでもセーブしたデーターをロードします。

ライターとスプレーを入手すれば、もう勝ったも同然。あとは火炎を浴びせるだけです。


すると、ビッグボスは燃え尽きてしまいました。意外とあっけなかったですね。っていうか、このシーン、ライターとスプレーを手に入れる所までがメインだったようです。

さすがにこれなら、もう、この後の続編に登場する事はない・・・・かな?

脱出

ドアをあけて脱出を試みると、背後から「動くな」と言われます。


しかし、これはホーリーでした。


スネークは、本部にヘリの迎えを要請します。


しかし脱出ルートには敵が待ち伏せしていました。

もうあんたらのボスはいないんだから、これ以上戦う必要はないような気もするけど・・・。

問題は、エレベーターが来るまでここでなんとか凌がなければならないのですが・・・


ここで敵が来るのを待ち伏せしていればノーダメージですが、これだとエレベーターが呼べません。

・・・っていうか、

ホーリー、エレベーターのボタン押せよ!!
なに、ぼーっと突っ立ってんだよ!!


ナヅェミテルンデスー!!

ホーリーの役立たず。

ビッグボスを倒した後に死ぬと、コンティニューはビッグボスを倒した直後からになります。また所有しているレーションの数はそのままでマップが初期化されるので、レーションを最大所有数(4つまで)増やす事ができます。レーションを4つまで増やしたら、あとはレーションを装着しながら逃げ回るだけす。さすがにレーション4つあれば逃げ切れるでしょう。

脱出ポイントまで来ましたが、肝心のヘリがいません。


無線で連絡すると、あと10キロのところまで来ているそうですが・・・。えー、まだ10キロもあるの??


しょうがないので、ヘリが来るまでこの場所で敵兵士を待ち伏せします。タイミング良くスペースキーを押さないと、敵が背後から襲って来るので注意。といっても、さすがにレーション4つあれば死ぬ事はないとは思いますが・・・。

ちなみに、落とし穴に落ちると即死です。その場合、ビッグボスに勝利した直後から再スタートになります。また、ホーリーや敵兵士はなぜか落とし穴の上を歩く事ができます。

しばらくすると、「しまった弾切れか」と言って四方を取り囲まれます、が・・・


直後に上空からの機銃で敵兵士は全滅します。


スネーク「遅刻だぞチャーリー」

チャーリー「二人の邪魔をしちゃいけないと思ってね」

こうしてスネーク達はサンジバーランドを脱出しました。


そして、スタッフロールになります。

これはお見事な演出です・・・といいたい所なんですが、なにしろこのスタッフロールが遅くて・・・。

たしかに、洋画のスタッフロールも妙に長いですよね。私なんか洋画の場合だと、映画館でスタッフロールが始まったら帰っちゃいますよ。だって長いんだもの。

BlueMSXなら、CPU速度を上げる事でスタッフロールを早く終わらせる事ができます。

後日談

数日後、スネークは博士のROMカセットをMSXにセットします、が・・・

出てきたのは普通のMSXのオープニング画面でした。これって、もしかして普通のゲームのROMカセットだったのではないでしょうか?

しかし、よく見ると、VRAM: 01Kとあります。少なすぎると思いませんか?そう、これこそまさにマルフ博士のサインだったのです。つまり、右から読むと、KIO MARV・・・・。

マルフ博士は心からゲームを愛していたのです。マルフ博士の残したゲームで世界は救われました。ゆえに、マルフ博士の残したこのゲームを皆に伝えよう。

プレイしてみて

MSXとは思えない、素晴らしいクオリティーです。知らない人に、これはX68000のソフトだって言ってこの画面写真だけ見せても信じてしまいそうなぐらいです。

また、MSXの場合、ROMカセットのゲームは容量の関係でどうしても前作メタルギア1みたいに狭いマップ、短いシナリオしか入らないものなのですが、このゲームではROMにめいっぱい詰め込んだというか、かなりのボリュームがあり、終わるまでかなりの時間がかかりました。それでいて、このメタルギアにはイースのような「経験値稼ぎ」というフェーズがないので、常にストーリーが進行するのも面白いと思います。

というわけで、このゲームは文句なく100点、といいたい所なんですが、不満要素もいくつかあります。

①マニュアルプロテクトがしつこい
いくら中古屋で出回っている裸のROMカセットを買われるとコナミに一銭も入らないからって、いくらなんでもマニュアルプロテクトがしつこすぎます。とくに、「新しい周波数はパッケージの裏の写真に出ている」などと、ストーリーに関係ある所に突如メタ要素が出てくるのは不自然極まりないです。

1作目の「MSXの電源を切れ」みたいなストーリーに関係ない部分で冗談なら面白いから別にいいし、キャンベルは操作説明も兼ねているので、「スペースキーで持ち物を捨てろ」って言うのもある程度仕方がないんですが、ストーリーに関係のある場面でいきなり「パッケージ」とか言ってほしくなかったです。

また、2回目の周波数変更にしたってなぜか突如タップコード? その必然性が全く感じられません。せめて、「この周波数は傍受されている。新しい周波数を暗号で送るから解読してくれ」って言うとか、もうちょっと不自然のないようにして欲しかったです。

ただ、途中でロード中の画面が出たり、このゲーム自体かなりのボリュームがあり、もしかすると開発中はフロッピーで発売する事も想定していたのかもしれませんね。(MSXでは互換性の問題もあり、フロッピーに強力なプロテクトがかけられないので。)

②前作のキャラがビッグボス側についている理由が意味不明
グレイフォックスが悪の側についた理由は、一応納得のいくものでした。ビッグボスは命の恩人だし、自分は一般社会では生きていけないから、ビッグボスが悪事を働いている事は承知の上で従っているというのは、あり得ない話ではないです。

しかし、シュナイダーはどうでしょう?せっかく前作で色々強力してくれて、続編でもまた協力者として登場してくれる事を願っていたのに、あっさり最初のボスとして、単なる忍者として死んでしまったのは拍子抜けでした。レジスタンスや非戦闘員含めて空爆されてNATOを恨んでるというのはわからないでもないですが、そこで助けられたからってそもそもの原因となったビッグボス側につくなんてあり得ないです。

であれば、あの忍者、無理に前作のキャラだったって事にしなくても良かったんじゃないでしょうか?

ペトロヴィッチ博士も、自分のロボット工学を評価してくれるのであれば戦争の兵器の開発もるするし、善にも悪にもなるというのは、科学者としてあり得ない話ではないのですが、自分の技術を評価してもらうためにスパイ活動なんて卑劣な役をするのはおかしいと思います。 自分の技術を評価してもらうために殺人兵器を作る事自体はわからなくもないですが、だからといってナターシャの時みたいに積極的に人を殺す事に協力するものでしょうか?特にナターシャは自分を護衛してくれていたというのに。

とにかく、前作でせっかく助けた人や協力してくれた人が、今回はことごとく敵側にまわっていたのは、なんかガッカリでした。

③グレイフォックスがナターシャを殺した理由が意味不明
これも、善意に解釈するとすれば、ペトロヴィッチからの報告で、ナターシャはスネークといい関係になってたって言われたのかもしれないけど・・・。それとも、他のシナリオでドイツで別れた後に何があったのかが判明するのかもしれません。

④隠れるよりデスルーラした方が楽になってしまう
これが一番の問題で、せっかく敵に見つからないように潜入し、万一見つかったら敵兵士が捜索をあきらめるまでどこかに隠れるというこのゲーム一番の要素が意味がなくなってしまったように思えます。

特に、このゲームでは敵の視野が広がったせいで、敵に見つかる可能性が前作よりもグンとあがってしまい、本当に敵に見つからずに潜入しようと思ったら、相当の時間をかけて敵が行き過ぎるのを待たなくてはなりません。

ところが、「コンティニューしてもアイテムはなくならない」というルールのおかげで、敵に発見されようが銃で撃たれようが、とにかく強行突破してクリアに必須のアイテムを取ったらデスルーラするといったプレイスタイルを取った方が、よっぽどてっとり早くなってしまいました。最後なんか、もうデスルーラ使いまくりだし。

であれば、敵の数をもっと少なくするとか、見つかった場合に、もっと隠れる場所を増やして通常モードに戻りやすくした上で、コンティニューしたら最後にエレベーターを降りた所までアイテムの数も戻された方が良かったんじゃないかと思いました。

ただ、これに関しては、MSXのメモリーの関係でアイテムの状態までセーブポイントまで遡るのができなかったのかもしれません。特にパスワードセーブという機能があり、そこに現在とセーブポイント時点のアイテムの状態まで記録するんだと、パスワードが長くなりすぎてしまうのでしょう。

⑤スタークルーザーと話がかぶってる
敵のスパイに騙されそうになった時に、寸前で通信が入って実はこいつはスパイだったって言われるとか、謎の協力者が助言を与えてくれて、実はそれは主人公が一番良くしっている人物だった、とか。

まあ、この手の話なんてストーリーはある程度パターンが決まっているので、多少似ちゃうのは仕方がないのかもしれませんが。

⑥子供のキャラクターがおかしい
そりゃ兵士の身長がデカいから、子供は相対的に小さくしないといけないのはわかりますが、それにしたって小さすぎます。コロボックル人じゃないんだから。

⑦セリフが色々おかしい
最後ビッグボスと対峙した時のセリフがよくわかりません。ビッグボスの理屈に対する反論が「俺は人生を愛している」とか、なんだそりゃ?って感じです。また、それに対するビッグボスの反論が「その苦悩から開放してやろう」ですが、スネークのセリフのどこにもその苦悩にあたる部分がありません。

総じて、脚本をあまり専門としていない、プログラム関係の人が書いたようなセリフが多かったです。ストーリーの大筋は面白いのにこの辺は残念です。この記事では、意味不明なセリフやイマイチなセリフは、こちらで多少の改変を行っています。

⑧なんでこのタイトル?
「メタルギア2」は副題で、本題は「ソリッドスネーク」なのですが、そのわりにはソリッドスネーク自身に関する話題(スネークの過去とか)がほとんど出てきません。これで本題を「ソリッドスネーク」とする意味があったのでしょうか?

であれば、本題はこの話でキャラを最も掘り下げる「グレイフォックス」にするとか、あるいは「メタルギアD改」にした方が良かったと思います。

まあ、いろいろ不満も書きましたが、何度も言うように、私が不満を述べる場合は、「それ以外は合格」という事なので念のため。 本当に、どうしょもない、ひどいゲームなら、そもそもここでとりあげません。

なお、Wikipedia等によると、この後の続編ではさらに後付の設定によって、スネークがビッグボスのクローンだったとか、親子だったとか色々風呂敷を広げるみたいなのですが、後付でそこまで風呂敷を広げられるとのはうんざりなので、このシリーズはここまでにしておきます。

ゲームを作るのにはお金がかかりますので、ある程度安定した売上を確保する必要があり、どうしても昔ヒットした作品の続編(イース、ドラゴンクエスト等)をいつまでも作り続けなければならない事や、そのために後付で世界観がどんどん複雑になってしまうのは、ある程度は仕方がないのかもしれません。

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