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事務所

事務所に戻りました。

音美には、今撮ってきた写真を現像に出してきてもらいます。

現在(2011年)なら、こういう場合デジカメを使うんでしょうけど、このゲームが発売された当時(1980年代)にはそんな便利なものはありませんからな。(まあ、あるにはありましたが、ムチャクチャ高価な上に画素数も少ないものだけだったでしょう) 現在は探偵用に時計型カメラだのペン型カメラだの色々あって、探偵なら常時何らかのカメラは持ち歩いているんでしょうけど。

なにはともあれ、2時間後、写真の現像が終わりました。

レモン

あいにく純子はお休み。マスターに坂本の写真を見せます。

すると、この男は吉川君だと言います。しかも純子の彼氏だと。にかく、これで坂本の正体はわかりました。吉川竜二が本名です。レモンの外にある公衆電話から事務所に電話すると、音美から「大石さんって人から電話があった」と言われます。

事務所


事務所で電話について聞くと、五郎がいないと言うとすぐに電話は切れてしまったそうです。

この画面で「くどく」コマンドを使うと、音美目線でのリアクション(五郎にくどかれる場面を音美が妄想しているリアクション)が表示されます。この試みが、3や4の音美目線で捜査するシーンに繋がっていくのかもしれませんね。

そうこうしている間に、また大石純子から電話がかかってきます。駅前のタイガースマンションに来て欲しいと言われます。という電話の内容を盗み聞きしていた音美は怒って帰ってしまいます。


とはいえ、今のところ吉川竜二とつながりがあるのは大石純子だけなのですから仕方ありません。タイガースマンションに行きましょう。

純子の部屋

純子の部屋に行くと、純子は「シャワーを浴びてくるから、そこで待ってて」などと意味深なセリフを言います。

しかし、いつまで待っても純子は浴室から出てきません。30分ぐらい経って、突然ドアが開いたと思ったら・・・・

来たのは、あの吉川竜二でした。暴力団の組員を2人連れています。

「はっはっは、まんまと罠にはまったな探偵」

純子は五郎が聞き込みに来た事を吉川に話し、罠をはっていたのでした。まあ、純子は吉川の彼女なんですから、五郎の事話してて当たり前ですね。これはちょっと迂闊でした。

五郎は吉川に問いただします。「なぜオレに爆弾を運ばせた」と。 しかし、吉川はまともに答えてはくれません。「お前を殺すためだよ。なーんて、ウソだよ。さて、あの世に行ってもらおうか。お友達のコンクリートと一緒に東京湾に沈んでもらおう。」

ちなみに、X68000版では吉川が出てきたと思ったら、吉川とは何も話もできずすぐに次のシーンに飛んでしまいます。おそらくフラグが最初から立ってしまっているというバグだと思うんですけど、何か表紙抜けでした。

そして、吉川に両手両足縛られて拘束されてしまいました。

あーあ、このまま東京湾に沈められるのを待つだけでしょうか?

吉川達が戻って来る間、純子に色々と聞いてみます。吉川は暴力団関係者ではないという事。そもそも暴力団も誰かの指示で動いていただけだという事です。ここで重要なのが、なぜか純子の性感帯で「首筋、胸、腰、あそこ」だそうです。他にも色々なコマンドを山ほど選択しないと先に進まないこのゲームにあって、これはちょっとヒドイ気もします。(後述)

と、ここでどういうワケか新幹線で一緒だった謎の男が助けに来ます。


男は名前を「橋本」と名乗ると、五郎の縄をといて一緒にここから脱出します。

事務所

橋本とともに事務所まで逃げ帰ってきました。

橋本と事件について話し合います。まず吉川は誰かの指示で動いていたという事。その依頼者は暴力団ともつながりがあって、暴力団を通じて吉川に新幹線の爆破を依頼した。というより、もともと目的は新幹線の爆破ではなく、ある特定の人物を殺害する事にあったのではないか。

しかし、五郎があちこちで聞き込みをしている事が噂になり、吉川も五郎を放置できない状況になってしまった。そこへきて、今回五郎を逃がしてしまう大失態を演じてしまった。吉川はまた五郎を必死に狙ってくるだろう、という話をしていると、突然ドアホンが鳴り、出てみるとそこは・・・


吉川の死体が置かれていました。一体誰が??

警察はまっ先に五郎を疑うでしょう。ひとまず逃げるしかありませんが、一応警察には通報しておきましょう。

橋本のアパート

橋本のアパートに来ました。ほとぼりが醒めるまでここに避難するしかないでしょう。


引き続き橋本と事件について話し合います。橋本は五郎がテロの犯人だと思っていたそうで、五郎を尾行しているうちに五郎が吉川に拉致されたのを見て救出に向かったと。吉川はいわゆる何でも屋。といっても、人殺しから地上げ屋まで、依頼があればどんな事でもする裏の世界の何でも屋。吉川は金のためなら何でもするが、単独でテロ事件を起こしたりはしない。

あの爆弾事件は、誰かの依頼で、一人の殺害を狙っていたはず。であれば、爆弾はターゲットの近くになければならない。もしターゲットが別の車両に乗っていたとしたら、新幹線は脱線するだろうが、ターゲットが助かってしまうかもしれない。あそこまで大きな事件を起こしておいて、それだけは絶対に避けなければならない。

と、その時五郎はあの時、新幹線で会長と呼ばれていた老人の言葉を思い出します。「飛行機でも同じ事だったかもしれんぞ、ゆう子君」指定席を用意したのは坂本、五郎の隣の席には美女と老人、という事は、間違いなくターゲットは隣の美女か老人であろう、という事。

ここまでが2人の推理です。しかし、問題は誰が吉川に指示を出していたのか。そして、隣の席の老人と美女は何者だったのか。吉川が死んだ今となっては、手がかりはもう大石純子だけになってしまいました。

レモン→純子の部屋→橋本のアパート


レモンのマスターの話によると、マスターと吉川は昔は同じ会社にいて、企業の乗っ取りをやっていたとのこと。しかし、会社のあまりの非道なやり方に耐え切れずマスターは会社を辞めた。しかし、口止め料としてこの店に出資してもらっているので、それ以上は話せないとの事でした。

純子の部屋に行くと、純子は吉川の死を知りヤケを起こしています。(この場面の絵は掲載できません。)

なんとか五郎がなぐさめてあげるわけですが、それには純子が喜ぶ場所を触らないといけないという。しかも、間違えた場所を触るとフラグ立たず永久に先に進まなくなってしまうのでした。んな、「ファイナルロリータ」じゃあるまいし、
んなもんわかるかー!
拘束された時に純子から聞いた性感帯をメモしてないと先に進まないわけですが、当時は実機だったので別窓でメモ帳に書くわけにもいかず、物理的にメモするしかないわけで、さすがにそれは恥ずかしい。そんなメモ誰かに見られたらどうするんだ!?ちなみに正解は「首筋、胸、腰、あそこ」でしたね。そこだけを続けて触り続けてください。間違えたときは、いったん「責めなおす」を選択してください。

正しい場所を触り続けていると「聞く」という選択肢が出てきますので、吉川について質問しましょう。苦労しただけあって、核心に迫る話が聞けます。吉川を雇っていたのは中島正二という男で、目的は、新幹線に乗っていたある人物を殺害する事。そのためには誰かを雇って爆弾を運ばせる・・・これが五郎だったわけですが・・・そういう計画を純子に話していたそうです。

この話を橋本に報告すると、橋本は中島正二について調べてくれると言います。

事務所

事務所に戻ると、刑事が張り込みをしていました。

まあ、そりゃそうでしょう。ここで人が死んでたわけですから、誰も警察が張ってない方が変です。刑事は、もし五郎が今日中にここに戻ってこなければ、五郎を殺人犯として指名手配するつもりだったと言います。戻ってきた事で指名手配は免れましたが、事件について色々と聞かれます。ここは正直に答えれば開放してもらえます。

事務所に入ると、案の定音美が怒ってました。

事務所に来てみると入口で人が死んでて、警察には色々聞かれるしもう大変だったと。

音美にはこれまでのいきさつを説明します。大石純子は吉川の彼女で、吉川について聞きに言ったら逆に吉川に捕まってしまった事。その後、橋本という男に助けてもらってここまで逃げてきたら、入口に吉川が死んでいたと。


五郎は、吉川はおそらくヘマをしたので殺されたのだろうと言いますが、音美はそれは変じゃないかと言います。もし、吉川がヘマをしたせいで殺されたのだとしたら、なぜわざわざ死体を五郎の事務所の前に置いていったのか。そもそも、五郎の事務所がわかってるんだったら、吉川よりもまず五郎を殺すのが先ではないかと。たしかに、吉川の死については不自然な点が多すぎます。

この後音美は、大学の発掘クラブで邪馬台国の移籍を発掘に行くのでしばらく来れないといって、帰っていきました。大学のOBでコンピューター会社の秘書をやっている女性が遺跡の発掘をしているそうで、それの手伝いをしにいくとの事でした。

音美が帰ってから机で仮眠を取っていると(というか、五郎は常に机で寝る)、いつの間にか橋本が部屋にいます。


中島正二の身元がわかったとの事。中島興業という会社の社長らしい。今から取材と称して中島の所に行くのでスーツに着替えろと言います。五郎も橋本と共に記者だって事にして中島の会社に乗り込みます。

中島興業

中島興行の受付に来ました。

受付嬢は塩野さゆりちゃんだそうです。五郎がこの子をくどいていると、橋本が先に社長室に入ってしまいました。あわてて橋本を追います。

社長室で中島と面会しました。


橋本が会社のサクセスストーリーについて色々と話を聞きますが、五郎にとっては退屈な話だったようで、五郎はすっかり飽きてしまいます。橋本の話が終わったところで、五郎は中島に問いただします、

「先日の暴力団関係者の一人が殺され、一般人の家の前に死体が放置されました。殺されたのは吉川竜二という奴だそうですが、ご存知でしょうか?それと、先日新幹線爆破未遂事件が発生し、多くの犠牲者が出る所でしたが、この事件について何か知っている事はありませんか?」

中島は突然取り乱し、「そんな事件は知らんわ」と言います。「あれ?紙面でもけっこう大きいスペースで掲載してたのですが、ご存知ない?」「うるさい、ワシは新聞は読まん!そんな事件、ワシに関係ない、帰れ!!」といって、2人は社長室を追い出されてしまいました。

受付に戻ると、どこかで見たことのある人物が横切っていきました。

橋本は急に「気になる事がある」といって帰っていきました。

事務所

音美は遺跡の発掘に行って留守です。音美がいない時はBGMが何か悲しげな曲になります。


さっき受付にいた女性について思い出してみたのですが、誰だったか思い出せません。もう一度よく思い出してみましょう。どこかで会った事があるはず・・・。そうです。あの女は新幹線で会った小泉ゆう子でした。しかし、なぜゆう子が中島興行に!?

と、突然橋本から電話がかかってきて、中島が殺されたといいます。あわてて中島興行に戻りますが、警察やら記者やら色々来ていてとても中を捜索できそうもありませんでした。受付のさゆりちゃんに昨日来ていたサングラスの女性について聞きましたが、来客が多すぎて1人1人覚えていられないとの事でした。

レモン

喫茶レモンに来ました。


マスターは相変わらず口を閉ざしていましたが、「前にいた会社とは中島興行ではないか?」と聞くと、マスターはそうだと認めました。中島はマスターの退社を認めるかわりに、口止め料として店を出す資金を提供するとともに、見張りとして吉川を頻繁に店に来させてマスターを監視させていたそうです。

監視役の吉川は、喫茶レモンに通っているうちにウェイトレスの純子と恋仲になってしまった。純子は吉川が死んだショックで田舎に帰ったそうです。五郎に1通の手紙を残して。五郎はマスターから、純子から預かっていた手紙を受け取りました。

事務所

事務所に帰り、純子からの手紙を読みました。


純子からの手紙によると、吉川が中島と電話している時に、しきりにジャパンコンピューターネットワーク会長、JCN会長という言葉が出てきたそうです。JCN会長とは一体何者でしょうか!?

ここで五郎は、これまでの事件について整理してみました。

吉川を使って五郎に爆弾を運ばせた黒幕は、間違いなく中島でしょう。そして、その中島は何者かに殺された。殺された日に中島興行にいたのは小泉ゆう子。小泉ゆう子は、あの新幹線に乗っていた・・・つまり、中島が爆弾で殺害しようとしていた人物。となれば、小泉ゆう子がその報復で中島を殺害したという事は十分考えられます。

小泉ゆう子は新幹線で会った時に、自分はコンピューター関係の会社にいると言ってました。そして、純子の手紙にあった、吉川と中島の会話でしきりに出てきた会社名はジャパンコンピューターネットワーク。

小泉ゆう子はJCNの秘書で、会長とは新幹線でゆう子の隣にいた老人、という推理が成り立ちます。とにかく、JCNに行って確かめてみましょう。
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