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洞窟からの脱出 

小玉姫に黄色い薬をあげると、小玉姫は男の子になってしまいました。

その後の移動中の絵が変わってないのは気にしないでね。

ここで小玉姫に青い薬を飲ませると、小玉姫は小さくなりすぎて消滅してしまいます。にもかかわらず、ゲームオーバーにはならず、姫がこの世から消滅したままゲームは続きますが、永久クリア不能なのでセーブしたところからやり直しです。最初にプレイした時は、てっきり姫を小さくしてポケットかなんかに隠すのかと思いましたが、違いました。

この状態で洞窟を出ようとすると、球が「ところがぎっちょん、これを見ろ」と言います。(何を見せたんだ、何を!?)

球「どうした、男は入れちゃいけないんじゃなかったのか?男が中に入ってるぞ、悪霊にしかられるぞ」
大男「おい、姫によく似た男、どうやって入った、さっさとここから出ろ」
球「いいぞ、その調子だ」

悪霊との対決

そして城に戻った小玉姫は王様と再会します・・・・が、王様はブルドックになって、姫は男になってしまってます。

球はこれまでの経緯を説明します。
王様「それで、悪霊は倒せるのか?」
球「まあ、なんとかやってみます」

悪霊「くそ、城で好き放題やりながら造花で小金を稼ぐつもりだったのに。こうなったら、こうしてやる」


人民1号と小玉姫は石にされてしまいました。

エミュレーターならここでどこでもセーブします。ここから先は1コマンドのミスが命取りになります。1コマンドでもミスるとセーブした所からやり直しになるので注意してください。

ここから先は、どこに行っても悪霊は追いかけてきます。数コマンド経過すると紫ドラゴンが石にされ、さらに数コマンド経過すると球が石にされてゲームオーバーです。というわけで、ここからは無駄コマンドや無駄移動をしてはいけません。

悪霊は紫ドラゴンが噛み付くと、2コマンドだけ動きを止める事ができます。しかし、紫ドラゴンの牙は折れてしまい1回しか戦えません。なので、紫ドラゴンが戦う場所を間違えるとゲームオーバー確定です。

ここで紫ドラゴンが戦います。


すると、ドラゴンの牙が効いて2コマンドだけ悪霊が麻痺します。


すぐに[2]キーで後ろに下がります。無駄コマンドは一切入れず、すぐに[LOCK]コマンドを使います。


ここのドアを黄金の鍵で永久に封印します。


ドアはコンクリートになり、悪霊は永久に閉じ込められました。

エンディング

石にされた人々は元に戻り、


王様はブルドッグから人間に戻り、

しかし、姫の父親にしては老けすぎ。どっちかというと祖父ではないかと。

リカちゃんとマスターはまた料理が作れるようになり、


アルマジロのDJは好青年に戻り、


美少女盗賊団は元のごつい盗賊団に戻り、


城が回転すると、いつもの星吹町に戻りました。


人民1号「結局、薬の効き目は1週間だったんですけど、それがわかるまでがもう大変。姫は泣きわめくし、王様は胃潰瘍が再発するし。

で、球はというと、小玉姫には心に決めた相手がいるという事で、ふられてしまいました。」
駆雲先生「あいつがあの歳で跡継ぎなんかになったって、ろくな事がないですからね。これでよかったんですよ。」

紫ドラゴンは不老不死の生命体がなぜ滅んだのか、しばらく研究のために黄教授が預かる事になりました。球は人民1号に別れを告げて駆雲先生とともに帰っていきました。

めでたしめでたし。

予告~これが売れたらの話~

マニュアルには、「予告~これが売れたらの話~」として次回作の予告が書かれていますが、


次回作はありません。これが売れたら次回作という事でしたので、次回作がないという事はお察しください

プレイしてみて

画像がペイント方式なのにとても高速で、特にFM-7でも十分高速なのが素晴らしいです。このゲームが発売された頃(1986年)には、既にFMシリーズのゲームはほぼAV専用だったのに、FM-7でも動作するこのゲームはFM-7しか持ってないユーザーには重宝しました。(もっとも、フロッピーディスクドライブが必要でしたが)

即死要素が多すぎるという点は、実機でもどこでもセーブができるので特に問題はないのですが、ゲームオーバーにならない手詰まりが多く存在するのがやっかいです。手詰まりになっても手詰まりになっている事をプレイヤーに知らせないため、手詰まりになったままクリアをあきらめてしまった人も少なくないと思います。

◆手詰まりの例
  • 最初に王様に会った時に王様に鍵を返してしまう。
  • ABANDONコマンドでゲームクリア必須のアイテムを捨ててしまう。(「それを捨てるなんてとんでもない」等は一切出ない)
  • 黄色の丸薬を自分で2錠飲んでしまう。
  • 小玉姫を助けるシーンで女物の服を持っていない。
  • おにぎりを自分で食べてしまう。
  • 紫ドラゴンの卵を自分で食べてしまう。
  • 紫ドラゴンの卵を教授に食べさせてしまう。
  • 悪霊を閉じ込めずに黄金の鍵で無霊力室を封印してしまう。
  • 小玉姫を青い薬で殺してしまう。

これらの行動をした時は、手詰まりになるのではなく即ゲームオーバーにして欲しかったのですが、ゲームクリア必須のアイテムを失った状態はコピープロテクトにひっかかった時もそうなるため、即ゲームオーバーにするわけにはいかなかったのでしょう。

マップが異常に広くて、その中でゲーム終了に意味がある場所は限られていて、ほとんどがゲーム本題に意味がない場所ばかりなので、ゲームクリア必須のアイテムを探すのに苦労します。特に、ライトや女物の服一式の入手できる場所に入る方法がわかりにくく、ゲームの難易度を跳ね上げています。

オープニングの曲が、本来ならタイで繋がなければならない部分がブツ切れなのはいただけません。曲データーを打ち込んだ人がタイ記号の意味がわからなかったのか、それとも演奏ルーチンが設定できる音の長さが限られていてタイに対応してなかったのでしょうか?

悪霊が大男に命令した内容、「MANはここを通すな」というのはかなり無理があるような気がします。であれば「悪霊はうっかり『どんな男もここを通すな』と命令してしまいました。そのため『女やロボットや動物なら通してもかまわない』と解釈してしまったのです」って事にすれば良かったような気がします。

しかし、男や姫が通れないんだから、姫が男になったらますます通れないんじゃないかという気もしますし、そもそも「入れる」と「通す」で区別する必要はないような気がします。悪霊は「姫も含めて、全てのヒトはここを通すな」って言えば済む話だったような気がします。

球や姫が性転換しても絵が同じというのがガッカリです。そうじゃなくて、いっそ姫の性転換はやめて、中でお互いの服を交換して姫が球のフリをして、球が姫ではないただの一般の女の子って事にして外に出れば良いんじゃないかと思います。そうすれば、姫は通さない、男は入れないという不自然な展開にもならず、「男と姫はここを通さない」という、わかりやすい指示になって良かったのに、と思いました。

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