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お城に戻る 

無事姫を救出したサムソン。みんなさぞや褒め称えてくれることでしょう・・・と思っていたら、何か様子が変です。剣士には「呪いが恐ろしい」と言われます。

▲拳士「中田が恐ろしい」(違うっつーの)

僧侶には「お前が恐ろしい」と言われます。


・・・って、サムソンは魔王ちゃんかよ。


城に帰ると、なぜか魔法使いが堂々と城のをウロついています。お前は、姫をアスピックに生贄に出した張本人のくせに、なにをぬけぬけと・・・。


松本「また会ったな、ふっふっふ」
と言い残して、すごいスピードで走り去っていった。

王監督「よくやった篠塚。しかし、お前には浮気の癖が・・・」
松本の告げ口により浮気癖がバレて、年俸アップどころか戦力外通告されて球団事務所の外に放り出されてしまった。

・・・ではなく、魔法使いの告げ口により呪われている事がバレて、姫との結婚どころか剣士と別れさせられ、身ぐるみ剥がれて城の外に放り出されてしまった。



その後、城に入ると問答無用で攻撃されます。今のサムソンはレベル1の状態なので、このまま戦っても瞬殺されます。

魔界に戻る

もはや、鍵、アメンボウの足、のぼるブーツはボッシュートされてしまい、正式ルートでは魔界に帰れません。さっきできたワープゾーンを逆行して、アスピックの部屋に戻ります。

魔物と会話ができるよになっており、スケルトンが仲間に加わりたいと言ってきます。


サイクロプスが、「ミノタウルスに会え」と言っています。


リザードマンは「姫をさらえ」と言っています。


ミノタウルスが仲間になりたいと言ってきます。

これでパーティは [サムソン、スケルトン、ミノタウルス]の3人になります。この後でパッケージやタイトル画面のイラストを見ると「ああ、なるほど」と思うでしょう。

アイアンビートルが「あなたはアスピック」と言います。


のぼるブーツもミラクルマップも没収されているので、一度に2階以上落ちる落とし穴から落ちてしまうと戻ってくるのがすげー面倒です。なので、アスピックの塔の8階でセーブしておき、7階より下の階には行かないようにします。誤って落とし穴から落ちてしまった場合は、ロードしてやり直します。

再び城へ

Beepの「私が悪うございました」のコーナーによると、「味方の施設がなぜ迷路になっているのか意味不明です。王様の前にいる側近達も判で押したように「お姫様を救い出せ」「お姫様を救い出せ」と言うだけで何の意味もありません」とありました、が・・・


その疑問の答えがコレです。

サムソンの襲撃に対し、側近たちが一斉にサムソンに襲いかかってきます。

サムソンはレベル1に戻されてしまっているので、とても勝てません。しかし、ミノタウルスが非常に強く、側近たちを全て倒す事が可能です。

ただし、戦闘モードで殴るか殴られるかは乱数なので、運が悪いとスケルトンもミノタウルスも全滅してしまいます。これはもう、メモリーセーブを多用して、ダメージを少なく騎士を倒せたらセーブ、大ダメージを受けたらロード、というふうにして乗り切るしかないでしょう。

王様がめっちゃ強い。実はこのゲームの真のラスボスはアスピックではなく王様だったのでした。


王様を倒して姫をさらいます。

キャッ!じゃねーよ。あんたに恨みはないが、君の父上がいけないのだよ(シャアの声で読んでね)

外に出ると、剣士から「お前は悪魔だ」と言われます。

「聞いていた通りだな、悪魔」
「おいおい、またかよ」
・・・って、そりゃディケイドか。

商人には「とうとうやってしまったね」と言われるし・・・


僧侶には「魔界の塔へ帰れ」と言われます。

魔界への帰還

あとは魔界に帰るだけです。といっても、正式ルートでは戻れないので、暗闇の洞窟の横にできたワープゾーンに入るだけです。

あなた(サム)は王のもとから姫を奪い、アスピックの塔に戻ってきた。その時、サムの体に信じられない事が起こった。


「私の名は孫。永遠の命を持った呪われた社長。潰されても潰されても潰した会社を乗っ取り、土地も権利も奪ってしまう悪魔の化身。その生命、永遠であるがゆえに永遠に戦わなければならない悲しみを」
孫になりながら天内は思った。「なぜだ」と・・・

・・・・ではなく(長いわ)

「私はアスピック。永遠の命を持つ呪われた蛇。殺されても殺されても殺した人間に乗り移り、身も心も奪ってしまう悪魔の化身。永遠の命を持つがゆえに永遠に戦い続けなければならない悲しみを」


そして、そのままエンディングの曲がエンドレスに流れ続けて終わり。スタッフロールもなければ後日談もない。空の軌跡FCみたいな次回作の予告もありません。


夏海「士君、聞きたい事があります」
士「専門家になればひよこのオスとメスは9割の確率で見分ける事ができる」
夏海「違いますよ。このアスピックというゲーム、サムソンが呪われちゃって悲しいエンドなんですよ。早く続きをやりたいのに、どこにも・・・」
海東「言わないで。それ以上言うとあいつが・・・。」
海東「続きは・・・・ない・・・」

鳴滝「アスピックはクリスタルソフトのリザードの続編として1986年に発売されたゲームだ。悲劇のエンディングが有名だが、続編が作られる事なく終わってしまったのだ。おのれディケイド」
鈴村「惜しいですね。せっかく面白かったのに。」

剣士でアスピックを倒す

もしかしたら、剣士でアスピックを倒せばトゥルーエンドになるのでは?というわけで、剣士でアスピックを倒してみます。

アスピックの前でセーブします。ここから100回も200回も(大げさ?)やり直しする羽目になるので、必ずここでセーブしましょう。

▲ここでセーブせよ

戦闘モードの画面(廊下)を描画中にスペースキーを連打します。

▲ここでスペースキー連打

うまくいったら選手交代枠が表示されるので、剣士Aを選択します。スペースキーを押しすぎると勝手にサムソンが再選択されてしまうので、スペースキーは押しすぎないのがコツ。


あとは、剣士が最初に2連打できれば、アスピックをコーナーにつめて倒せるのでした。といっても、よっぽど運が良くないとできないので、50回ぐらいやり直さないとできないんですけど。

アスピック「こいつインファイターか。強い・・・」
剣士「間合いをつめれば放出系の有利さはなくなる、それに床に書いてある文字は神字といってやつの念能力を補助するものだ。つまり、こいつの魔法攻撃はこの部屋限定、こいつの基本能力そのものは高くないと自ら言っているようなものだ。」

そして・・・

「私はアスピック」って・・・

同じかよ!!

えーなんでなんで??だって、今回アスピック倒したの剣士じゃん??

プレイしてみて

まず、実機でプレイしていた頃、どうしてバッドエンドになってしまったのか考えました。

まず考えられるのが、「サムソンを使わずにアスピックを倒す」。これはアスピック戦の直前でセーブしておいて何度もトライすれば、そんなに難しい事ではありません。しかし、サムソンを使わなかったところで、結果は変わりませんでした。

その時、マニュアルをもう一度見たところ、次のような一文がありました。
「PC-6001の場合は、エンディングの場面でテープをセットするように指示が出ますので、画面の指示に従ってテープをセットしてください。エンディングが始まります。」
つまり、アニメーションのエンディングがオンメモリに載らずにテープから別にロードするわけですよ。それがどういう事かというと、そんなんでマルチエンディングにできるわけがないんですよね。というわけで、このゲームは「こういうオチだ」という事であきらめる事にしました。

リザードでは戦闘は敵がうなづいたタイミングでパンチを出すというアクションの要素があったのですが、アスピックの場合、アクションの要素があるようでないですね。両者が間合いに入った時に、どっちが殴るかは完全な乱数のようで、キャラをどう操作しようが、殴られる確率は変わらないようです。なので、逆に言えばセーブ/ロードをうまく使えば弱くてもクリアできてしまうようです。

このゲームの戦闘は、結局のところ最初に続けて2撃入れる事ができるかにかかっているようで、最初に2撃入れる事ができれば、あとはコーナーに追い詰めて連打すれば勝てるようです。それでラスボス戦まで通じてしまうのが、少しガッカリです。

サムソンが泉でしか回復できず、ダンジョン内では剣士しか回復できないのが、とっても不便です。なので、「黄金のまむし」を入手してから先は、実質サムソンがほぼ役立たずになってしまいました。剣士も2人いる必要はなく、最後まで「剣士B」は使いませんでした。

そうじゃなくて、サムソンだけ魔法が使えるようにして、魔法に弱い敵とか魔法に強い敵とかを出す事で、キャラの使い分けが必要になるようにすれば良かったと思います。

とにかく、ダンジョン内で上の階にはジャンプして上がるとか、一度床にひびで下に落ちると次回からショートカットできるとか、他のゲームにはない要素があって面白い面がある反面、難易度が高すぎるのが残念です。なにしろ経験値をがんばって上げても、POWが1ずつ上がるだけ。がんばってお金を稼いでHPの上限を増やそうとしても、上限はたったの1つずしか増えないし。

ゲーム開始からクリアまでには、プレイ時間にして空の軌跡FCぐらいの時間がかかりますが、空の奇跡のような長いシナリオを読みながらプレイするのと違って、プレイ時間のほとんどが単純作業の繰り返しなので、けっこう辛いです。当時はゲームソフト1本の値段が高く、タイトルもそんなになかったので、、買ってしまった以上はエンディングまで単純作業を繰り返さなければならなかったのは苦い思い出です。

マップもいくらなんでも複雑すぎます。複雑な上にマッピングにモタついてたら容赦なく敵が出てくるとか、いくらなんでも難易度が高すぎる気がします。で、しかも、マップも複雑に階を上がったり降りたりしないと目的地までたどり着けなかったりと、マップの複雑さでいくとかなり極悪な部類に入る気がします。

それにしても、序盤に何度も剣士と間違って戦ってしまったかわかりません。なんで剣士と出会った時にスペースキーを押すと「戦う」になってしまうのか。それまでずっとモンスターとエンカウントして、スペースキーで「戦う」を選択したのに、人間の世界に戻ってきたら「話す」を選択してからスペースキーを押さないといけないなんて、いくらなんでもヒドすぎます。あやうくキーボードクラッシャーになる所でした。

そして・・・・ 



アスピックと化したサムソンを救うべく、2人の剣士が今立ち上がる!





サムソンに連れ去られ、再び魔界で囚われの身となった姫の葛藤とは!?

「いよう、お二人さん。お困りのようだね」
二人の剣士の前に現れた商人の意外な申し出とは?

そして、魔法使いの正体とは。アスピックとは何か。
剣士たちはサムソンの呪いを解く事ができるのか。

アスピック2、好評発売・・・・してません。すいません。

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