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イース3

イース3は不朽の名作と言われたイース2の続編です。ただし、続編といっても、直接的にストーリーの繋がりはありません。どちらかというと、イースシリーズの中では「外伝」という事になっています。

イースシリーズの中では珍しく、X68000版があります。一方で、こちらにはFM-77AVやFM TOWNSといった、いわゆる「FM版」がありません。CPUの異なるX68000で出せるぐらいなら、PC-9801と同じインテル系のFM TOWNSで出して欲しかった気がしなくもないです。ちなみに、英雄伝説I・IIやロードモナークはFM TOWNS版があったりします。

そこで今回はPC-9801版でプレイする事にします。

ユーザーディスク作成

ドライブ1にプログラムディスク、ドライブ2にデーターディスクを入れて起動すると、すさまじいBEEP音が鳴ると思います。誰しも一度はこれをやったはず!?えー、このゲーム、PC-9801版はFM音源に対応してないの?BEEP音源なの??

実は、プログラムディスクはあくまでユーザーディスクを作るための元であって、まずはユーザーディスクを作ってからプレイしないといけなかったのでした。プログラムディスクはいわゆる「マスターユーザーディスク」の役割を果たしているわけですね。もっとも、プログラム本体が収録されているのでプログラムディスクっていう名前なんでしょうけど・・・。

この手法は、ドラゴンスレイヤー英雄伝説1まで使われています。(ちなみに、ドラゴンスレイヤー英雄伝説1では「マスターユーザーディスク」っていう名前でした。) おそらく、セーブ/ロードのたびにディスクを入れ替えさせるのは大変なので、ユーザーディスクがプログラムディスクも兼ねる事によって、ディスク交換の煩雑さを減らすのが目的だと思います。それに、マスターディスクは書き込み不可にしたいでしょうし。

ドライブ1にプログラムディスクを入れ、ドライブ2にブランクディスクを入れて、COPYキーを押しながら起動します。T-98Nextだと、この「◯◯キーを押しながら」という起動に対応してないので、今回はNeco Project IIを使う事にします。

Neco Project IIでは、ブランクディスクのイメージは、「エミュレート」→「New Disk」で作る事ができます。



ディスプレイ
アナログ・・・4096色中16色同時発色可のディスプレイです。
デジタル・・・8色ディスプレイです。
エミュレーターでは当然、アナログディスプレイにしておきます。

FM音源ボード
このユーザーディスク作成画面では、FM音源のBGMが鳴るので、「自動判断できるなら最初からやれよ」とか思うかもしれませんが、残念ながらPC-9801にはさまざまな機種があり、また、FM音源カードにもサードパーティー製を含めるとさまざまな種類があり、FM音源の存在の判断がうまくいかない事が多かったようです。ソーサリアンでは、起動時に [F?] (忘れた)を押すと強制FM音源になったりしました。

メモリー
といってもあくまでコンベンショナルメモリの事です。昔は、コンベンショナルメモリが640KBに満たないPC-9801もありましたので・・・。エミュレーターなら間違いなく640KBですね。

ランク
イージー・・・精霊の首飾りを使うと、一度だけ死んでも復活する事ができる。
ノーマル・・・精霊の首飾りを使うと、敵の攻撃を受けても弾き飛ばされなくなる。
ハード・・・精霊の首飾りを使うと、ガルバランの手前にいるガーランドを一度倒すと復活しなくなる。

普通はノーマルにしたくなるんですけど、精霊の首飾りの効果がノーマルが一番ショボく、事実上ノーマルが一番ハードなので、イージーにしましょう。

っていうか、最後から2番目の敵を倒した後ラスボスまでの間に体力を回復できる場所がないため、事実上の「連戦」になるのですが、体力を回復させるためにいったん街まで戻るとハードモード以外では最後から2番目の敵が復活してしまうので、ハードモードが実は一番イージーなのではないか?という気もします。

以上の設定を終えると、ドライブ2のブランクディスクにプログラムディスクの内容がコピーされます。

ユーザーディスクにはIPLもコピーされるため、ユーザーディスクで直接起動できます。ドライブ2にはデーターディスクを入れておきましょう。


今度はちゃんとFM音源でBGMが鳴ったと思います。

キーの操作

[F1]ロード
[F4]セーブ
[X]剣を振る、会話する
[Z]ジャンプ
[I]アイテムを装備する
[S]ステータスを出す
[Shift]アイテムを使う

ユーザーディスクは、先の操作で作っていると思います。なので「フォーマット」というコマンドはありません。

レドモントの街

物語はドギとアドルがレドモントの街に到着した所から始まります。

ここでタイトルになります。映画みたいな演出にしたかったんでしょうね。やっぱりゲームは起動時にタイトルが出て欲しかった気もしなくもないです。

扉を入る方法はソーサリアンと一緒ですが、街の人と会話する時はXキーを押す必要があります。


ティグレーの採石場がモンスターに襲われたと言われます。


で、アドルが責任者の江戸川さんを助けに行く事になります。まったく、そうやってすぐ首を突っ込むんだから。


(注意:以降、エドガーさんの事は「江戸川さん」と呼びます。入力ミスではありません。)

手持ちの1000GOLDで、一番安い装備を買います。


100GOLD余るので、薬草を買います。


まったく、イース2じゃ65535GOLDあったのに、もう使っちまったのかよ、みたいな・・・。

ティグレーの採石場

どこに行くかの選択。ここだけイース2の2頭身アドルになります。


入口。各目的地には入口のシーンがあり、ここで背景が多重スクロールします。


でも、この入口って、体力を回復させるためだけのもので、他に何も意味がありません。そもそも、この入口のシーンって必要だったのかな?っていう気はします。多重スクロールを見せつけたいためだけに存在するような気がしなくもないです。

まずはレベル2になるまでは、入口で這いつくばってアリを倒します。


まったく、こちとらイースの謎を解いた英雄だよ?なんでこんな事をしなくちゃいけないのかと。これじゃまるで、猪木対アリで這いつくばってローキックを繰り返す猪木ではないか。2年間の間にすっかり体もなまってしまい、アドルはまたしてもレベル1からやり直しという事に・・・。

[S]キーを押してステータスを表示させ、[8]キーでスピードアップさせて、あとはもう、アリを2匹倒していったん外に出て、入って、アリ2匹倒して、出て、入って・・・の繰り返しでレベルを上げます。

1500GOLDたまったらいったん街に戻ってチェインメイルを買います。しかし、こんなのゲームじゃない、単なる作業ですな。

チェインメイルを買ったら、その先に進みます。パワーリングを取ります。


パワーリングが置いてある部屋にはいると敵キャラが初期化されるので、スピード最高速にして、パワーリングの部屋とこの鬼のいる竪穴を往復します。鬼を一匹倒すと10EXPもらえるので、300匹倒せばレベルアップします。しかし、またしても「作業」をやらされてる感じがします。


レベル5になったら先に進み、ボブのペンダントを取ります。


チェスターから、よそ者に立ち入られては困ると言われます。んな、あんただって許可なく立ち入ってるくせに。あんたに言われたくないわ。


倉庫の鍵をもらいます。


竪穴の右上に、この採石場から見つかった剣があると言われます。


しかし、竪穴の右上に行くのが大変で・・・。ソーサリアンみたいに8キーでジャンプすればいいんだけど、Zキーでジャンプしないといけないので、タイミングが難しいです。[S]でステータスを表示させて、[2]キーでスピードを最低にするとジャンプしやすいです。

その先に中ボスがいるので倒します。


レベルが5で、パワーリングを装着していれば倒せます。


ロングソードを取ります。


この滝より下に落ちてしまうと、あがるのが至難の業なので、レベルが5未満なら落ちない方が良いでしょう。


その先にさらなる中ボスがいます。


装備は、ロングソード、チェインメイル、パワーリングにします。


スピードは最低にしないと難しいです。時々、スピード調整が効かなくなるバグが発生するので、そうなった時は一旦F4でセーブして、Neco Project IIを終わらせて、Neco Projet IIを再度起動してください。この場合どこでもセーブを使うと、バグってる状態までセーブされてしまうので、ゲーム本体のセーブ/ロードを使います。

ボスキャラのBGMが鳴る部屋に入るとセーブもできないので(どこでもセーブ除く)、ボスキャラと戦う準備(装備の変更、スピード調整、セーブ)は、ボスキャラのBGMが鳴る部屋の前で済ませておきましょう。


落日の彫像を手に入れます。


チェスターが「今回は見逃してやる」と言いますが、最後までこいつと戦うシーンはありません。っていうか、結局こいつは口だけで、実際はアドルより数段弱いんじゃないかと。


責任者の江戸川さんを助けます。

「さあ、地上へ急ごう」って、どうやってあの滝を登ったんだよ。しかも、こんな大の大人をかかえて???

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