ハイドライドとは
T&Eソフトから発売されたアクションRPGです。アクションRPGの元祖といえばドラゴンスレイヤーが有名ですが、ドラゴンスレイヤーの場合、こちらが行動を起こすか一定時間が経過するまで敵が止まって待っていてくれる(幽霊除く)ため、アクションの要素はそんなにありませんでした。
したがって、本当の意味での「アクションRPG」の元祖といえばハイドライドと言っても過言ではありません。このハイドライドはのちに、 ファルコムのイースシリーズにも影響を与えたとも言われています。
<誰によって?>
このゲームは発売当初から爆発的ヒットで、BEEPの売上ベストテンのコーナーでは10ヶ月連続で1位を獲得しました。
<要出典>
タイトル画面
え?これじゃなくてCGがあったはずだろって?ありませんよ、そんなもん。だって、これテープ版なんだものorz。
FM-7版はオール機械語です。(他機種は知りません) エンディングの際にテープからエンディングプログラムを別途読み込んだりもしません。しかし、そのわりにはサイキックシティみたいなひどいエンディングではなく、わりと感動的なエンディングです。これは、このゲームがサイキックシティやブラックオニキスのようなBASIC+機械語ではなく、BASICを一切使っていないので、$8000番地以降をRAMとして使えるのが大きいと思います。(FM-7ではBASIC言語を使う場合、$8000番地以降をBASIC
ROMにする必要がある)
キーの操作
[2][4][6][8]移動
ただし、FM-7版にはここにはない大事なキーがあります。それが[5]です。[5]で固定します。(5キー固定方式)FM-7では、Breakキーを除きキーが押され続けているか離されているか判別できないため、押された回数だけ進む(オートリピート方式)か、最後に押された方向に動き続ける(5キー固定方式)かのいずれかにしかなりません。このハイドライドは5キー固定方式を採用しています。そのため、中ボスやラスボス戦がFM版ではわりとシビアです。ただし、長距離移動する場合は楽だったりします。
PF1・・・ポーズ
あの、仮面ライダークロノスも使っていた技で・・・・なんていう冗談はさておき、いわゆる「ポーズ」です。ポーズを解除するにはリターンキーを押します。ちなみに、XM7の「どこでもセーブ」を使った際に、ファイル名の入力後にEnterキーを押すとポーズが解除されてしまうので注意してください。
PF2・・・サウンドオン/オフ
サウンドのトグルスイッチです。1回押すごとにオン/オフが切り替わります。このゲームのBGMはおせじにも良いとはいえず、また一周が短いため、あんまり長く聞きたくないです。なので、通常はサウンドオフにしておきます。ただし、エンディングのBGMは素晴らしいので、バラリスを倒す直前にオンにしておきましょう。
PF3・・・自殺
あんまり意味ないような気も?
PF4・・・スピード調整
単純な経験値稼ぎをする時は速く、中ボス、ラスボスと対決する時は低速にしておきます。キーはH(高速)、M(中速)、L(低速)ですが、大文字しか受け付けないため、CAPSはオンにしておきましょう。
余談ですが、ROM BASICやMS-DOSの頃はCAPSはオンにしておくのがデフォルトだったので、この当時には大文字しか受け付けないゲームがけっこうあったりします。
PF5・・・メモリーセーブ/ロード
カセットテープを使わずにメモリー内にセーブができます。ただし一箇所だけです。実機では重宝しましたが、エミュレーターではどこでもセーブを使った方がてっとり早いでしょう。
W・・・セーブ
A・・・ロード
とはいえ、テープ版はテープにしかセーブできないので、エミュレーターでも実機でも面倒です。XM7ではセーブはどこでもセーブで代用した方が良さそうです。
Break・・・アタック/ディフェンスの切り替え、穴に入る
1回押すごとにアタックモードとディフェンスモードを切り替えます。アタックモードでは攻撃力が強くなるかわりに、敵から受けるダメージが大きくなります。ディフェンスモードでは、攻撃力が低くなるかわりに敵から受けるダメージが少なくなります。敵を倒す時はアタック、移動中や体力回復中はディフェンスにしておきます。また、ドラゴン、クラーケン、バラリスといったアタックモードでは一撃で倒されてしまう強敵と戦う時も、ディフェンスモードにしておいた方が良さそうです。
画面内にある洞窟に出入りする場合は、穴の上でBreakキーを押します。
スタート地点
タイトル画面でBreakキーを押すと、ゲームがスタートします。どうもこの作者、やたらとBreakキーがお好きな様子。しかしながら、FM-7でデモ画面に割り込みをかけてゲームスタートさせるためにはBreakキーが最も反応が良かったりします。(FM-7ではBreakキー以外はリアルタイムキースキャンができないため、どうしても多少のタイムラグが生じる。)
ここからスタートします。
レベル1の間はエグゼイドのレベル1よりも弱いです。(って関係ない?)とにかく、スライムをひたすら倒してレベルを上げます。謎解きを開始するためには、せめてレベル3にならないと話になりません。
このゲームはイースではないので、半キャラずらししてもダメージは受けます。敵の進行方向に立たないとダメージを受けないので、スライムがどこに移動しようとしているのかをよく見ていればダメージを受けずに攻撃できると思います。ダメージを受けた時は、草原で立ち止まれば徐々に回復します。その場合、万一ふいに画面の端から敵が出てきても良いように、ディフェンスモードにしておきます。
このゲームではレベル上げの作業がけっこう面倒ですが、レベル上げが楽だとあっという間に終わってしまうので仕方ありませんね。FM-7のオンメモリで動作するゲームでは、そんな壮大なシナリオを詰め込んだりできませんので、あんまりシナリオがぬるいと、最悪買ったその日に終わってしまったなん事態にもなりかねません。
コラム ゾンビを使って一気にレベル7に
レベルが3になったら、ゾンビにダメージを与えられるようになります。そこで、レベルが3になったらスピードをHighにして、アタックモードで[4]キーを押して墓石に向かって突進している状態のまま放置します。
すると、1時間ぐらいでレベル7になっていると思います。 これは、[5]キーで固定しない限り同じ方向に動き続けるFM-7版ならではの技でしょう。残念ながらレベル7になるともうゾンビを倒しても経験値を得る事ができません。
△このままPCをつけっぱなしでしばらく放置
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