2026年2月4日 玉掛け3日目

今日でやっと玉掛けは終わりだ。たった3日、それも初日は14時までだったのに、クレーンの時と比べてえらく長く感じたな。

今日は朝から外で実技だが、寒い・・・。くどいようだが、現場ではもっと過酷な環境で作業しないといけないのに、講習が暑いだの寒いだの言ってる場合ではない。

この手順に従って合図を出すわけだが・・・


もちろん覚えられない。1回目は先生が指示を出すから、その通りに復唱すればいいだけだが、2回目は覚えて自力でやらなければならない。

しかし、僕の記憶力の悪さをなめるなよ。そんなもん覚えられるわけねーよ。2回目が終わった時点で「今のままじゃちょっと厳しいね。もっと覚えてもらわないと」って言われる。

「たった2回でこんな長いの覚えられるかヴォケ!」と言いたかったが、他の人はわりともう段取りを覚えてる。よく覚えられるな。

ここで先生からみんなに注意事項を。「退避お願いします」のあとに「退避ヨシ」と言うのを忘れてる人が多すぎるという事。ここを忘れると1回につき5点減点なので、6回忘れると不合格になるという事。

だが、ここで1つ問題がある。それは「退避ヨシ」を忘れない事に全神経を集中すると段取りを忘れる。かといって「次は何をするんだっけ」と思い出してると、また「退避ヨシ」を忘れる。つまり、どこかを忘れないように集中すると、必ず別の事を忘れるという事だ。

・・・が、「退避ヨシを忘れないように」とわざわざ言うって事は、逆に言えばこれさえ忘れなければ合格なんじゃなかろうか??

しかし、ここである事に気がついてしまう。「こんな暗記力を問うテストになんの意味があるんだ?」と。

実際に現場で作業する時に、安全確認を忘れると事故につながるから安全確認を忘れるのは絶対にマズいんでしょうけど、段取りまで覚えておく必要なくね?段取りなんて、実際の現場なら紙でも見ながらやりゃいいわけだし。

とか余計なこと考えてたら、やる気がなくなった。でも三万円も払ったんだから、ここでやめて帰るのももったいない。今回の目的はあくまで、技能講習修了証統合カードを手に入れることだからな。

16:00 本試験開始・・・って、えー、もう本試験??まだ2回しか練習してないんですけど。実技の練習2回ではい本番、なんて厳しすぎるんよ

グーグルマップの、コマツ教習所のとこ、「待ち時間が多すぎる」「一人2回しか練習できない」「2回しか練習してないんだから間違えるのは当たり前なのに間違えると嫌味を言う」っていうのはその通り。もうちょっと1回の講習の人数を減らすべきだろう。そりゃ、一度に大勢参加させないと採算が合わないのかもしれないけど。

17:00頃、自分の番。当然段取りなんてほとんど忘れてる。しかし忘れてると先生が次に何をやるのか教えてくれる。なんだよ、覚えてる必要ないんじゃねーかよ。(終わった後にイヤミは言われるが・・・)

18:00頃、目視で鉄のかたまり、H鋼、コンクリートのかたまり、丸鋼の重さを見積もるテスト。

・・・っていうか、

んなもんわかるかー!!


オレの空間認識能力のなさをなめるなよ。オレが目視で寸法なんかわかるわけねーだろ。

だいたい、鋼材の積算のプログラムを1社目で10年間作ってた身として言わせてもらうと、こんなん目視させるのってナンセンスだ。寸法測って、鋼材の種類と寸法を端末に入れれば重量が出るソフトでも携帯端末にでも入れて持ち歩けば良かろう。なんか法律が、携帯端末がない時代にできたものがそのまま使われてるって感じ。

部屋に戻って自分の出した答えを書く。当然見当もつかない。しかしヒントはある。それは「授業時間にやった練習問題の倍数しか出ない」という事だ。

授業でやったのは、鉄の塊0.3t、H鋼0.2t、コンクリート0.3t、丸鋼
0.1t。だから、その倍数をカンで書いた。

そしたら、先生が来て「鉄は少なくとも1t以上あるって言ったはずですよ」と言われる。言ったっけ??まったく記憶にない。多分、屋外でヒントをいろいろ話してたから、聞き逃したんだろう。基本的によく聞こえなかった事をいちいち「今聞こえませんでした」などと質問はしない主義なのでな。

とにかく、少なくとも1t以上はあるが、あの鉄が2tには見えなかったので、0.3tの倍数のうち1t以上のもので1.2tと書いた。

そしたら、コンクリの重さも違うと言われた。仕方ないので、0.3tの倍数でその1つ上を書いた。そしたら今度は丸鋼の重さも違うと言われた。困ったぞ、丸鋼は40cmで0.1tだから、0.1の倍数じゃ選択肢が多すぎる。

もういいや、てきとー大きめの数字をかいちゃおう、という事で0.6tって書いたら、「はいオッケーです」と言われて解答用紙を回収された。



なんだよ、違ってたら当たるまで「ここ違う」って言われるのかよ。そんなテストに何の意味がある。というか、ここをそんなに厳密にやったら、半分以上ここで落ちるんじゃなかろうか??

次に、荷物の重さと吊り上げ角度とワイヤーロープ本数から、必要なワイヤーロープの太さを求める問題。必要なワイヤーロープの太さがわかったら、教室の前に置いてあるワイヤーを実際に見てどのワイヤーかをA~Hまでの記号で答える。

・・・って、そんなもん、専門家じゃあるまいし、どのワイヤーが直径何ミリかなんてわかるわけねーべや。どうすんのこれ。

と思いきや、問題がどっかで見た事がある。そう、昨日やった練習問題とまったく同じ問題なのだ。当然答えも覚えてるし。なので計算するまでもない。昨日と同じ問題を書いた。

そしたら、答案用紙を回収した後「はい、全員合格です」だって。そりゃ当たり前だ。昨日やった問題の答えを忘れてる人はそういないだろう。僕ですら覚えてるんだから。

18:30 実技の結果発表・・・・ではない。「はい、ではこれより修了証をお渡ししますので、呼ばれたら印鑑を持って前に来てください」だって。

要するに最初から不合格者などいないのだ。僕がいくら段取りを覚えてなくて、先生にダメ出しされながら実技テストを終了したとしても、それで不合格になったりはしないのだ。

そりゃ、たった2回の練習で、そんなに上手くできるわけがない。当然、本試験でもみんなヘタクソのままだ。それを不合格にしてたら、「じゃあ1回の講習の人数を減らせばいいんじゃないか」って事になるだろう。それはコマツ教習所の収入源に直結する問題だから、合格ラインはとってもぬるいわけだ。

まとめると、
①学科
授業中に「ここはテストに出る」と言われる箇所があるので、そこをまる暗記していれば、多少忘れてても60点で合格になるのでまず落ちない。落ちるとしたら、授業中ずっと寝てたか、あるいは日本語が読めないか、ぐらい。

②荷物の重さ、吊り上げ角度、ワイヤーの本数から、必要なワイヤーの太さを求める課題
なんの事はない。授業中にやった練習問題と同じ問題が出るだけ。授業中に寝てたとかじゃない限り合格する

③鋼材の重さを目視で見積もる課題
練習問題の時の倍数しか出ないというヒントがもらえるだけでなく、間違った値を書くと答案用紙が回収されず「ここ違う」って教えてくれるので、そのうち当たる

③実技
2回しか練習できずにもう本番。なので当然段取りなんか全然覚えられない。しかし、段取りを忘れると先生が教えてくれるだけでなく、教えてもらいながらやったとしても不合格にはならない

という事で、授業中に寝てたとか、スマホいじってたとか、日本語がわからない、という事でもない限りは合格するようになっていたのでした。

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