プリンタードライバー

東芝J-3100シリーズの、MS-DOS3.1～日英DOS5.0まではNECや東芝用のプリンタードライバーが含まれていました。しかし、東芝DOS6.2/VではESC/P系のプリンタードライバーしか付随されておらず、また、東芝DOS6.2/Vで日英DOS5.0に付属のプリンタードライバーを使うと、バイナリコードを送信する際に不要なシフトJISからJISコードへの変換が行われてしまい、文字化けが発生してしまいます。

また、東芝DOS6.2/V付属のドライバーを使うと、東芝日英DOS5.0まで使えていた東芝独自のINT 17H割り込みの拡張コマンドも使うことができません。さらに、東芝DOS6.2/VにはATOK7以降で採用された外字ファイルJFGAIJ.UFOをプリンターに送信する機能もありません。

そこで、東芝日英DOS5.0までの東芝独自のINT 17H割り込みを使用可能にした上、バイナリコード送信時にも不要な文字コード変換を行わず、さらにATOKの外字JFGAIJ.UFOをプリンターに転送する機能のついたプリンタードライバーを作成しました。

東芝J-3100シリーズの、MS-DOS3.1～日英DOS5.0まではNECや東芝用のハードコピードライバーが含まれていました。しかし、東芝DOS6.2/VではESC/P系のハードコピードライバーしか付随されておらず、また、東芝DOS6.2/Vで日英DOS5.0に付属のプリンタードライバーと併用すると、バイナリコードを送信する際に不要なシフトJISからJISコードへの変換が行われてしまい、ハードコピーの途中で印刷が大幅に乱れてしまい、プリンターの電源を切る以外に収集がつかなくなってしまいます。

また、東芝DOS6.2/Vに付随するハードコピードライバーを使うと、コンベンショナルメモリーを大幅に消費してしまうだけでなく、印刷がA4用紙に縦向きにめいっぱい印刷してしまう、など、さまざまな面で使い勝手が良くありません。

そこで、日英DOS5.0に付属のプリンタードライバーと併用しても文字化けせず、また、NECや東芝プリンターに対応し、コンベンショナルメモリーの消費も抑え、A4用紙に横向きに2画面分印刷できるハードコピードライバーを作成しました。

DOS/V用プリンタードライバー集 Ver10.0 prdrv010.zip

ダウンロードしたファイルをlhasa等で解凍した後、必要なプリンタードライバーやハードコピードライバーをフロッピー等を経由してMS-DOSがインストールされたPCにコピーします。

プリンタードライバー

上記のうち必要なドライバーをCONFIG.SYSに記述して組み込んでください。その際にオプションスイッチを指定する事ができます。詳しくはオンラインマニュアルをご覧ください。

ハードコピードライバー

上記のうち必要なドライバーAUTOEXEC.BATに記述して組み込んでください。その際にオプションスイッチを指定する事ができます。詳しくはオンラインマニュアルをご覧ください。

オンラインマニュアルを読む

大変申し訳ありませんが、2003年にこのドライバーを開発するために使用したプリンターは全で処分してしまい、2010年現在Windows専用のプリンターしか所有しておりません。そのため、これ以上のバージョンアップはできません。同様に、不具合対応などもできません。

今からこのプリンタードライバーを使おうという方はいないと思いますが、1990年代にはMS-DOS上のさまざまな業務用アプリがインストールされたPCで使われていたようで、その名残りで今でも稀に不具合報告や不具合の対応をお願いしますといったメールが来る場合があります。

残念ですが、個人的にそういった対応はいたしませんので、そのPCや業務アプリを購入した業者にお問い合わせください。