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装備を揃える

終章はルディア城からスタートします。

ディーナの話では、セリオス達はまた地下世界に向かったそうです。アトラス達は武器を取りにキュベラにあるレジスタンスのアジトに向かいます。

レジスタンスのアジト。

正義の剣、自由の鎧、希望の盾、が人数分用意してあるので持っていきます。ただし、フローラは杖類と回復の鎧を着ているので、盾だけで良いでしょう。一度取ると置けないので、フローラの分の剣と鎧は置いて行きましょう。

装備が整ったらグロストス城に向かいましょう。レジスタンス達がもう集まっているはずです。

城の正門を破壊、突入

城に着くと、ちょうどレジスタンス全員が揃った所でした。

ナレサ隊長はレーザー光線で城の正門を破壊します。そして、レジスタンス達は一気に城に突入します。

ここから先は、また城のモンスターとの戦いになります。「ボワッ」と音がしたらモンスターがまっすぐこちらに向かってきます。まずは中庭で経験値とお金を稼いでください。お金を稼いだら、カウルの村に行き最強の装備「ドラゴンの○○」シリーズを揃えましょう。ちなみに、ドラゴンの○○シリーズは超高いです。なんでも、ドラゴンの餌代にするためだとか。

アフルの村に行くと、密造酒作りのバーベイが密造酒を売っています。(終章ではキノコの王様とは交換してくれません)なんでも、アトラス達がキノコの王様をいっぱい取ってきてくれたので、密造酒も売るほどできたとか。もっとも、皇帝がいなくなれば密造じゃなくなるわけですが。

一度中庭まで出れば、ワプの翼で中庭に直接行けるようになります。
コラム 中庭でセロテープ作戦

2ではパーティーのレベルよりも低い敵を倒すと経験値もお金も入らなくなってしまうのですが、終章の敵に限ってはそうでもないようで、私が確認したところでは皇帝を楽勝で倒せるぐらいのレベルになっても、まだ経験値やお金が手に入りました。

そこで、中庭に出たらEnterキーにセロテープを貼ってしばらく放置してみましょう。フローラには光の杖を持たせると良いです。オビスの効果で強敵を一発で倒してくれます。ただし、2のモンスターは強く、ダメージを受ける可能性も高いので、あまり長時間放置しておくとパーティーが全滅していて、最後に出た町に戻っているかもしれません。

また、アイテムはいったん「捨てる」コマンドで一番下のものを捨ててカーソルを一番下にしておきましょう。でないと、放置している間に持ち物がいっぱいになった時に、ワプの翼を捨てようとして捨てられず、手動でカーソルを動かすまでゲームが止まってしまいます。

電磁ビームを止める

中庭の先に行くと、電磁ビームがあって他のレジスタンスが先に進めなくなってしまいました。



テクニカのマスターが、「電磁ビームというのは簡単に説明すると・・・・・というわけだ」と説明してくれますが、ランドーにはさっぱり意味がわかりません。しかし、これのせいで先に進めないのは間違いありません。

アトラス達はさいわいビームの先にいますが、もうちょっと先にいくとやはり電磁ビームがあって進む事も戻る事もできません。ここはいったんワプの翼で正門に戻って、別館にあるビーム発生装置を停止させないとダメなようです。ワプの翼が無限に使えるルールじゃないとこういうシナリオにはできませんね。まあ、その場合はアトラス達もビームの手前で足止めされた事にすればいいわけですが。

しかし、いくら探しても同じ場所の堂々巡りで先に進めません。以前大盗賊ゲイルに通行証をもらった付近に行こうとしても、ナレサ隊長が「ここは任せろ」といって通してくれないし・・・。と、ここでゲイル3世から銀のプレートをもらえます。


これで一箇所、どうしても通れなかった赤い扉が通れるようになります。

赤い扉の先で、何か見慣れぬ装置があります。

おそらくこれが電磁ビーム発生装置でしょう。近づくとアトラスが止めてくれます。あとはワプの翼で中庭に戻って、先ほどの電磁ビームの先に進みます。

フラッドと和解

電磁ビームを抜けてさらに先に進むと、マスター達が足止めされていて先に進む事ができません。バイオラのマスターが「どうしてあんな化け物を作ってしまったのだろうか?」と言います。

って事は、痛恨の一撃が出ると拍手して互いに褒め称えるモンスターもこいつの仕業か。実はバイオラのマスターってとってもヘンな人なのかもしれない。

その先にいる海王騎士というモンスターが、オビス、プアゾ、ヒュドナを使ってアトラス達を苦しめます。レジナ、リーフといった回復呪文を多めにセットして戦いましょう。

その先でようやくテクニカルルームを占領します。

ここの施設を使えば最強の武器が作れるという話ですが。

さらに先に進むと、セリオス、エリオン(リュナン)、ゲイル3世の英伝1のパーティー(ソニア除く)が戦っています。

私たちもすぐにあとを追うなどと言ってますが、結局セリオスは最後までアトラス達とは合流しませんでした。

その先に行くと、フラッドが倒れています。

フラッドは、あれは不幸な事故だったと言います。

大地震の数日後、フラッドら5人のマスターの弟子達は地上の視察に向かった。しかし、フラッド達の姿を異様に感じたのか、モンスターと間違えたのか、2人の人間に襲われた。そして、フラッドを除く4人が殺されてしまった、と話します。

その話を聞いたシンディは、すぐにドレイクを思い出します。ドレイクは、奈落の口から5匹のモンスターが出てきた、そのうち4匹倒したが残る1匹に反撃され仲間を失ったと言ってました。あのドレイクが言っていたモンスターというのが、フラッド達だったのでした。皇帝はフラッドのその復讐心を利用して、フラッドに地上にモンスターを転送させていたのでした。

その後フラッドの生死は不明です。はっきりと死んだという表現はありません。でも、私は初回プレイ時にはフラッドは死んだのだと解釈していました。それは、マスターのセリフ「アトラス君、皇帝を倒してくれ。フラッドのためにも」という言葉から解釈しました。

それに、フラッドは既に地上にモンスターを送り込んで多くの人々を苦しめたばかりか、ドレイクの仲間を殺してしまったのです。また、ドレイクもフラッド達マスターの弟子を4人も殺してしまいました。いくら不幸な事故だからとはいえ、互いに仲間を殺されて誤解だった、事故だったで片付けられるものではありません。少なくとも自分だったら・・・もし自分が誤解で友達を殺されてしまい、自分をも殺されそうになったとしたら、いくら誤解でも許せないと思います。

それなんで、フラッドはここで死んだと解釈した方が都合がいいような気はしています。

ドラクエ?ソーサリアン?

その先に行くと、モンスターの出来損ないみたいなモンスターがいます。

アトラスは戦士の笛を吹きます。すると、人の心を取り戻し、アトラス達に話します。自分はレジスタンスのメンバーだったと。だがガードに捕まって何かの実験台にされてしまい、醜い姿に変えられてしまったという。この先にいる仲間も皇帝に改造されてしまったが、まだ人の心が残っているかもしれない、と話します。

という事は、一章の終わった後にフローラが言っていた「この人たちは人間ではないのでしょうか?」というのは、結局ガード達は皇帝によってモンスターに改造されてしまった人間だったわけですね。

その先に行くと、ガービィが周りを取り囲んで身動きが取れなくなります。

さっきはアトラス達が(プレイヤーが何もしなくても)戦士の笛を吹いたのですが、今度は「使う」「戦士の笛」を操作しないといけません。とはいえ、さっきのヒント(この先にいる仲間もまだ人の心が残っているかもしれない)を聞いていれば簡単にわかると思います。

ガービィとの戦闘中にレイシアが来てアトラスに太陽の聖剣を渡します。そして、ある程度ダメージを与えるとカービィは人間の姿に戻ります。カービィはレジスタンス狩りで捕まっていたレイシアの父親でした。というか、こいつだけ人間に戻れるなんて都合よすぎる気もしなくもないが。

その後、アトラスはここから先は自分一人で行くと言います。

しかし、ランドーらは当然自分も行くと言います。そりゃ当然だわな。しかし、何ら伏線もなく唐突に一人で行くってのもよくわからんが、要するにこの先レイシアも入れて5人でゾロゾロ歩かないといけないのでシナリオの都合でしょうな。

そして、5人でゾロゾロ歩くわけですが・・・


この状態だとこの部屋から出られないし、ワプも使えません。というわけで、この状態はこの部屋限定。でも、こんな状態で常時操作するようなシステムだと、ドラクエのパクリだっていう批判がすごかったでしょうなぁ。いや、しかしドラゴンスレイヤーシリーズは既にソーサリアンで複数人でゾロゾロ歩くシステムが確立されてるから、その手の批判ならとっくに出ていて、今さら気にする必要はないのかも。とはいえ、ソーサリアンは真横から見たサイドビューだったから、さほどドラクエっぽくなかったかも。

ちなみに、ここでXのキーを押しても剣は振りませんし、Zのキーを押しても魔法は使いません。ましてやCキーを押しても順番が変わったりもしませんし、Mキーを押しても「モンスターの知識がないので私にはわかりません」とも出ません。(って、当たり前か)

シンディの正体

皇帝の間までの間の通路が突然崩れ、シンディは落ちてしまいます。

レイシアは崩れた通路の手前にいたので難を逃れますが、皇帝の間までは行けそうもありません。アトラス達は3人になってしまいました。仕方がありません。3人で皇帝に立ち向かいます。

それにしても、でかい・・・。

と、その時、白いドラゴンが飛び込んできます。

アトラスは、これはセリオスの飼っていたドラゴンだと言います。そして、フローラはすぐに気がつきます、シンディだと。そうです、1の四章で生まれ終章でセリオス達を乗せて飛んでいたあのドラゴンこそシンディの正体だったのです。

このまま皇帝に挑んでも良いのですが、まずはワプの翼でシリカに飛んでみましょう。事のいきさつがわかります。

シリカでランドーの父(ロデリック)に話を聞きます。

セリオスがドラゴンに乗って旅立った後、白いドラゴンがロデリックの所にやってきた。そして、何かを訴えていたのだが、何を言いたいのかわからなかった。そこで変身の呪文をかけて人間の姿にしたところ、記憶がなくなってしまった。正確には記憶はなくなったのではなく、人間の言葉で物を考えるようになるので、今までの記憶を認識できなくなるのだが、それが今後の課題だと。

ちなみに、シンディが通路から落ちてから、シンディがドラゴンだとわかるまでの間にワプの翼でここに来ると、最後にランドーが「かわいそうな事をしたじゃねーか!あいつはもういないんだよ!」と言います。
コラム レイシアを迎えに行くと・・・

ワプの翼でいったん溶岩炉まで戻ってレイシアのいる側に回りこむと、レイシアに「あなたたち、どうして・・・・。ああ、またあのワプの翼とかいう奴を使ったのね」と言われます。

それならそれでレイシアをパーティーに加えればいいようなもんですが、そういう事はしません。まあ、ゲームシステムの都合上レイシアをパーティーに加える機能はありませんからな。

皇帝と対決

皇帝と対決する前に、準備を整えておきましょう。皇帝はオビスを連発させるだけでなく、強力な波動で全員に強いダメージを与え続けます。そこで、密造酒を大量に用意します。もうここまで来ると、○○の書や○○の杖は必要なくなるので、売るか捨てるか城に預けてしまいます。そして、密造酒、レストナキノコ、キノコの王様を持てる限り持っていきます。

特に密造酒は重要で、皇帝との戦闘は密造酒飲みまくりながらの戦闘になります。

でも、戦いが終わったらもうすっかりできあがってしまうのではないかと。

太陽の剣はアトラスにしか使えません。また、レイシアにもらってすぐの状態だとまだ装備をしてないので、装備コマンドでアトラスに太陽の剣を持たせておきます。皇帝にダメージを与えられるのは太陽の剣と、攻撃呪文と、シンディの炎のブレスとはばたきだけです。

アトラスの太陽の剣とフローラの回復の鎧を除く装備は全部ドラゴンの○○シリーズにしておきます。という準備をしてからワプの翼で皇帝の間に飛んでも、皇帝はずっと待っていてくれます。

なんて親切なんだ

しかし、こんなラスボスの目の前からワープして抜けられたり、準備万端整えてからラスボスの目の前にワープできるぬるいゲームも珍しい。ドラゴンクエスト3ですら、最後は中ボスの連続攻撃に耐えないといけないというのに。これでもし敵がワプの翼を持っていたら、ルディア城に奇襲をかけられて全滅だったでしょう。

そしてようやく皇帝と対決です。


しかし、初期状態では簡単に倒せてしまいます。あれ?ラスボスのわりには意外と弱いじゃん、などと言ってはいけません。皇帝はこの後「真の姿」となり、体力も回復してしまいます。



変身後の皇帝はシレントを1回だけ使ってきますが、100%効いてしまいます。ランドーかフローラのどちらかは「黙」にさせられてしまいます。(運がいいとアトラスが黙になる場合もあります) ランドーやフローラは黙になってしまうと何の役にも立ちませんので、黙らされてしまった方はアイテム係になります。(ドラクエ3でいうところの、けんじゃのいし係のようなものです)

フローラが「回復の鎧」を着ていると便利です。何もやる事がない時はひたすら「守る」を選択していれば体力が回復するわけで、回復アイテムをかなり節約できます。多少時間がかかってでも、3章が終わる前に手に入れておくと便利です。

直接攻撃でダメージを与えられるのがアトラスだけになってしまったので、(1ではセリオスとリュナンの2人が光の剣で直接攻撃ができたのですが) アトラスは回復の行動はせず、倒れたらランドーかフローラが密造酒で回復させるという方向で、ひたすら「戦う」を続けましょう。また、皇帝の連続攻撃もかなり厳しいのですが、皇帝の連続攻撃を受けたらすかさずランドーかフローラがレストナキノコで回復させましょう。

という地道な作業の結果、ようやく皇帝を倒すことに成功します。地下の世界ファーゲスタは解放されました。歓喜につつまれ、人々は奈落の口から地上へと出てきます。



フローラは言います。ドレイクさんもフラッドさんもいい人なのに、なんであんな悲劇が起きてしまったのかと。アトラスはこう答えます。きっと、誰も悪くないんだと。みんなが少しずつ誤解しただけなんだと。そして、もしかしたら自分も同じ事をしていたかもしれないと。

その後、ファーゲスタの人々は地上で暮らすことになります。そして、フレイアは二度と悪用される事のないよう、全機能を停止します。



そして、人工衛星ヨシュアはこれからもずっとイセルハーサの世界を見守り続けていくことでしょう。

ジーナ観光ツアー

ボワード海運に行ってジーナに話しかけると、スエルでジーナ観光ツアーというのをやっていると言われます。スエルの海賊のアジトだった場所の先(1で海賊船が停泊していた場所)に行くと、ボワード海運という大きなのぼり旗(ゲートフラッグ?)が見えます。


これは船で世界を一周しながら各地の説明をしてくれるツアーです。10000Goldです。2ではシンディが人間になってしまい、ドラゴンに乗って空を飛ぶことができないので、2の歩いていけない場所を見てまわる機会は他にないと思います。また、2では船のBGMもあまり聴く機会はなかったのですが、このツアーに参加するとフルバージョンで聴く事が出来ます。

船を降りると、「10000Gold払う価値はあったでしょ?」って言われます。たしかに、一度は見ておいて損はないツアーですね。ジーナはお金への執着心が強く性格も悪いのですが、企画を考える事に関しては有能なようで。ただ、こんな村の隅っこで旗を広げるんじゃなくて、もっと大きい町の真ん中で参加者を募ったほうがいいんじゃないかと。

IIをプレイしてみて

やっぱりドラゴンスレイヤー英雄伝説は、IIまでプレイしてはじめて完結するという事を実感しました。Windows版で1だけ「新英雄伝説」として発売されていますが、私はIIができない限りWindows版はプレイしないと思います。是非IIもWindowsでリメイクして欲しいと思います。

IIはBGMが非常に良いです。特に地下世界の通路と町の曲が好きです。いつまでも聴いていたい曲だと思います。

ただ、ちょっと残念だったのはIIのエンディングで、皇帝を倒していきなり戴冠式に飛ぶのはいささか唐突な印象を受けます。1のアグニージャみたいに、皇帝が最後に捨て台詞を残して倒れた後、フローラの「なんでこんな悲劇が起きてしまったのでしょう?」というシーンをもってきてから、戴冠式に行く方が良かったと思います。もっとも、これはエンディングのBGMに絵を合わせるために仕方なかったような気もしなくもないです。願わくば1みたいに、エンディングのBGMの頭はラスボスの捨てセリフを入れる感じにして欲しかったと思います。

Iの最初の頃を見てこれはファンタジーの世界観だと思っていたら、話が進むにつれだんだんと色々な事が技術的なものだったという事がわかってきて、最後には文明退化の話になるわけですが、ヨシュアの鏡が衛星からの位置情報だったとしても、呪文やワプの翼はどんな仕組みだったんでしょうね。でも、そんな所まで明かされちゃうとちょっと興ざめですよね。やっぱり、少しはファンタジーらしさも残してくれた事で、この世界観がより親しみのあるものになったと思います。

なお、IIにはIにあった「ドラゴンスレイヤー小劇場」はありません。スタッフロールが終わったらいつまで待っても続きはありません。まあ、IIは話がかなりシリアスなので、コミカルなエンディング2はちょっと合わないかもしれません。
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