ルーターにするPCを用意する
どんなPCを使うか
まずはこれからルーターにするPCを準備します。
ルーターにするPCを今から買う・・・という場合は、素直に市販の家庭用ルーターを使った方が良いかもしれません。PC/AT互換機でWindows95ぐらいの世代のPC(無印ペンティアムか、ペンティアム2の100MHz~400MHzぐらい)で全然使ってないPCがあればそれにLinuxを入れます。それぐらいのPCにはハードディスクもメモリーも少ないと思いますので、LinuxもRedHat7~9ぐらいが良いでしょう。
ただ、後述の理由でPCIバスは2本空いている必要があります。ISAバスしかない場合、ルーターとして使うのはかなり苦しいです。
ルーターにするPCを今から買う・・・という場合は、素直に市販の家庭用ルーターを使った方が良いかもしれません。PC/AT互換機でWindows95ぐらいの世代のPC(無印ペンティアムか、ペンティアム2の100MHz~400MHzぐらい)で全然使ってないPCがあればそれにLinuxを入れます。それぐらいのPCにはハードディスクもメモリーも少ないと思いますので、LinuxもRedHat7~9ぐらいが良いでしょう。
ただ、後述の理由でPCIバスは2本空いている必要があります。ISAバスしかない場合、ルーターとして使うのはかなり苦しいです。
NICって??
NICとは何でしょう?
ここでいうNICとは、ニックネームの事ではありません。なので、JPNICやInterNICとは関係ありません。ここでは、ネットワークインターフェイスカードの事をNICを呼ぶ事にします。Windowsでは、「ネットワークアダプタ」とか「LANカード」とか呼ばれていたものです。
この章ではLinuxが認識したネットワークカードを「NIC」、カードそのものを「LANカード」と呼ぶことにします。
ここでいうNICとは、ニックネームの事ではありません。なので、JPNICやInterNICとは関係ありません。ここでは、ネットワークインターフェイスカードの事をNICを呼ぶ事にします。Windowsでは、「ネットワークアダプタ」とか「LANカード」とか呼ばれていたものです。
この章ではLinuxが認識したネットワークカードを「NIC」、カードそのものを「LANカード」と呼ぶことにします。
NICを2枚認識させる
ISAバス全盛期の頃は、IRQが足りずにLANカードを増設する事すら困難でした。パソコンを購入した地点で空いているIRQは1つあればいい方で、SCSIカードや音源カードなどを使おうとすると、LANカードはあきらめなくてはならない状態でした。
しかし、今ではPCIバスがIRQを共有するようになり、LANカードを2枚使うためのIRQを空ける心配がなくなりました。また、ルーターで使うマシンに音源やシリアルポート、プリンターポートが必要な事はめったになく、それらをDisableにすればIRQにもかなり余裕ができる事でしょう。
LANカードを2枚認識させる方法は簡単です。単にLANカードを2枚さしてLinuxをインストールすれば良いのです。ただし、これは2枚ともPCIバスのカードだった場合です。
しかし、今ではPCIバスがIRQを共有するようになり、LANカードを2枚使うためのIRQを空ける心配がなくなりました。また、ルーターで使うマシンに音源やシリアルポート、プリンターポートが必要な事はめったになく、それらをDisableにすればIRQにもかなり余裕ができる事でしょう。
LANカードを2枚認識させる方法は簡単です。単にLANカードを2枚さしてLinuxをインストールすれば良いのです。ただし、これは2枚ともPCIバスのカードだった場合です。
ISAバスのNICを認識させる
ISAバスのLANカードを使う場合、ちょっとやっかいです。なにしろISAバスのLANカードはLinuxで自動認識されないからです。この場合、
・PnP機能があればオフにする。(オフにできないLANカードはあきらめる)その上で、ジャンパかフラッシュROMでIRQを指定する。
・LANカードに使うIRQをBIOSメニューでLegacy ISAに設定しておく。
・/etc/conf.modulesに以下の行を追加
・PnP機能があればオフにする。(オフにできないLANカードはあきらめる)その上で、ジャンパかフラッシュROMでIRQを指定する。
・LANカードに使うIRQをBIOSメニューでLegacy ISAに設定しておく。
・/etc/conf.modulesに以下の行を追加
alias eth1 ne options ne io=0x300 irq=3 |
のように記述します。また、NE2000互換カードでないとうまくいかないようです。
ここまでして、ようやくISAバスのLANカードを使えるようになる………かもしれない、といった程度ですので、ルーター化するマシンは(いくら古いマシンでも可能とはいえ)、PCIバスの2つ以上ついたマシンを使うのが良いと思われます。
まあ、ISAバスのLANカードはほとんど10BaseTでしょうし、やはりルーターとして使うためには、100BaseTXは欲しいところです。というわけで、ここでは「ルーターとして使うならば、PCIバスのLANカードを使う」という事にしましょう。
ここまでして、ようやくISAバスのLANカードを使えるようになる………かもしれない、といった程度ですので、ルーター化するマシンは(いくら古いマシンでも可能とはいえ)、PCIバスの2つ以上ついたマシンを使うのが良いと思われます。
まあ、ISAバスのLANカードはほとんど10BaseTでしょうし、やはりルーターとして使うためには、100BaseTXは欲しいところです。というわけで、ここでは「ルーターとして使うならば、PCIバスのLANカードを使う」という事にしましょう。
NICを設定する
Linuxのインストール時に、2枚目のLANカードのIPアドレスを聞いてくることでしょう。ここは、何でもいいかから、てきとーなアドレスを入れておいてください。
Linuxのインストールが終了したら、インストール時にてきとーに設定した2枚目のLANカードの設定を消去します。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
Linuxのインストールが終了したら、インストール時にてきとーに設定した2枚目のLANカードの設定を消去します。
DEVICE=eth1 BOOTPROTO=none ONBOOT=no |
これにより、起動時にeth1が起動しないようになります。(eth1がWAN側の場合)
eth1が既に起動していては、rp-pppoeがeth1を使う事ができません。rp-pppoeが起動したときにeth1を使うようにします。WAN側とのアクセスは、実際にはeth1ではなく、ppp0というデバイスに対して行う事になります。
eth1が既に起動していては、rp-pppoeがeth1を使う事ができません。rp-pppoeが起動したときにeth1を使うようにします。WAN側とのアクセスは、実際にはeth1ではなく、ppp0というデバイスに対して行う事になります。
デフォルトのゲートウェイは設定しない
上位回線とPPPoE接続する場合、デフォルトのゲートウェイは設定しません。
設定してしまうと、デフォルトのゲートウェイが固定アドレスになってしまいますが、PPPoE接続の場合、デフォルトのゲートウェイは接続するたびに変わるので、ここは設定を空白にしておき、rp-pppoeが自動設定するようにします。
/etc/sysconfig/network
設定してしまうと、デフォルトのゲートウェイが固定アドレスになってしまいますが、PPPoE接続の場合、デフォルトのゲートウェイは接続するたびに変わるので、ここは設定を空白にしておき、rp-pppoeが自動設定するようにします。
GATEWAY= GATEWAYDEV= |
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