M88について
M88
M88はPC-8801Mk2SRシリーズのエミュレーターです。再現性も高く、コピープロテクトや特殊フォーマットを除いて、ほとんどのゲームソフトが動作します。
しかし、PC-8801は5インチフロッピー搭載であるため、ROMの吸出しやフロッピーのイメージ化に苦労します。
ROMの吸出し用フロッピー作成
まず、ROM吸出しツールをダウンロードします。
PC-8801シリーズに3.5インチ搭載機種はなく、また、ゲームソフトも全て5インチ版ですので、Windows機に5インチドライブを接続する必要があります。
5インチフロッピーディスクをWindows機でフォーマットします。5インチフロッピードライブがBドライブの場合、
C:\>FORMAT B: /T:40 /N:9
/T:40は2Dのフォーマットを示していますが、エラーになる場合は/T:80 /N:8(2DDのフォーマット)も試してみてください。FR/MRのような2DD対応ドライブのついた機種では2DDでフォーマットすれば読みますし、SRのような2Dドライブでも2DDフォーマットで読める場合があります。
フォーマットが終了したら、readrom.exeを使って吸出しプログラムを書き込みます。コマンドプロンプトを開き、5インチフロッピードライブがBドライブの場合、
CD (M88を展開したディレクトリ)
READROM M B:
これで吸出しプログラムが書き込まれたので、このディスクをPC-8801シリーズにセットしてブートしてください。もう今さらPC-8801にディスプレイは繋いでないとは思いますが、とりあえず本体の電源だけ入れちゃってください。(キーボードは繋がないとダメかとうか未確認)
ブート後、アクセスランプが消えたら再度Windows機にセットします。コマンドプロンプトを開き、5インチフロッピードライブがBドライブの場合、
CD (M88を展開したディレクトリ)
READROM R B:
これでカレントディレクトリ (M88を展開したディレクトリ)にPC-8801シリーズのROMファイルがセットされます。
M88を起動する
エクスプローラーからM88.exeダブルクリックする等して起動させます。
ゲームソフトを起動させる
ゲームソフトのイメージ化はXM7と同じですので、XM7についてを見てください。
無事吸い上げが完了したら、Disk→Drive1→イメージファイル名と指定して、仮装ドライブにディスクイメージをセットした後、[F12]を押してリセットしてください。
起動しない原因はXM7と同様、ディスクのエラーやコピープロテクトが考えられます。