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CPUとファンの取り付け

CPUとファンの取り付け

まず、このマザーボード(MX3S-T)のマニュアルを読みます。


このマザーボードでは、ソケット370の、ベースクロック66又は100又は133のペンティアム3かセレロンの、533MHz~1.2GHzをサポートしているので、それに合致したCPUを用意します。

組み立てが初めての方は、まずマザーボードだけ買ってマニュアルを見てから他のパーツを揃えた方が失敗が少ないですが、そうでない場合でも、少なくともマザーボードのメーカーのサイトに行って、サポートしているCPUやメモリーは調べておきましょう。マザーボードのメーカーのサイトには、大抵の場合マニュアルがPDFファイルで掲載されているので、それを読んでからCPUやメモリを購入しましょう。

作業の前に、マザーボードを、マザーボードの箱に入っていたウレタンに載せます。ウレタンなんてとっくに捨てちゃった、という場合は、ダンボール等の柔らかいものの上に載せます。硬いものの上に載せると、割れてしまったり、裏のはんだ付けが取れてしまう、裏のプリントが傷ついてしまう、等のダメージを与えてしまう危険があります。


このマザーボードは、ソケット370ですので、ソケット370のCPUを用意します。(その他の条件はマニュアルを見ましょう。)


今回は、ペンティアム3の、700MHz(100x7)を用意しました。


CPUを入れる向きに注意しましょう。CPUには△マークがついているので、これをソケットの「↑CPU PIN1」と書かれている側に合わせて入れます。


間違えるとCPUのピンが曲がってしまうので、向きは正しく入れます。また、向きが合っていてもピンが曲がっていると曲がったまま入ってしまうので、少しでもおかしいと思ったら力を入れずにピンが曲がってないか確かめてください。無事CPUが入ったら、レバーを倒して固定します。

次に、CPUの表面にシリコーングリスを塗ります。塗るのは、CPUのてっぺんの放熱板と触れる部分です。これを塗らないと、CPUと放熱板の間に隙間ができてしまい、CPUがうまく冷却されません。

シリコーングリスにも2種類ある事に注意。写真上はノーマルなやつで、写真下は銀入りです。銀入りの方が冷却効果は圧倒的に高いのですが、そのかわり値段が5倍する上に少ししか入ってません。経験上、シリコーングリスが銀入りじゃなかったせいでCPUが熱くなりすぎて壊れた、という事はないので、ノーマルなやつで十分だと思います。銀入りは、よっぽど、動作クロックが3GHzとかの時にのみ使う方が良いと思います。

CPUファンを取り付けます。ソケット370のファンはラジペンでかなり力を入れないと入らないので注意してください。

ここで、ラジペンが滑ってマザーボードをガリっとやっちゃうと、それでもうマザーボードはオジャンです。また、手が滑ってコンデンサを曲げてしまってもダメです。なので、力を入れるといっても、無理な力を入れず、手が滑らない程度の力を入れてください。

という事になっちゃうので、ソケット478ではその反省からか、プラスチックのツマミを倒すだけで簡単に止められるようになりました。また、最近のLGA775とかLGA1150とかは、プラスチックのプッシュピンで簡単に止められるようになりました。

CPUファンのコネクタをマザーボードのCPUファンコネクタにつなぎます。これを忘れると、せっかく苦労してCPUファンをつけたのにファンが回らずCPUが熱で壊れますので注意してください。

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