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Debian+LXQtのインストール

イメージファイルのダウンロード

まずはLXQtが標準で入っているDebian11のイメージダウンロードします。
debian-live-12.1.0-amd64-lxqt.iso
で検索すれば、どっかしらヒットすると思います。ダウンロードしたら、DVDDescripter、AnyDVD、Nero、ImgBurn等で焼いてください。

インストール

ここまで説明する必要はないと思いますが、BIOS(おそらく大抵はUEFI BIOSになっていると思いますが)で、ブートの優先順位をDVDドライブ(やブルーレイドライブ)にして、DVDをドライブにセットしてブートします。

言語をどれにするか聞いてきます。アルファベット順なのでJapaneseはなかなか出てこないのですが、Jのキーを押せばすぐに見つかると思います。

その後「インストールソースをマウントできませんでした。おそらくCD-ROMがドライブにセットされていないのでしょう」などと大ボケのメッセージが出ます。おそらく、DVDドライブのBusy信号を無視してエラーを出しているんじゃないかと思われますが、DVDドライブのアクセスランプが落ち着いたらEnterキーを押してください。

今回はとりあえずハードディスク全体を1つのパーティション(/)で使う設定にしました。サーバーとかならともかく、作業端末で使うのに、いちいち/boot/efiディレクトリに1Gとか分ける必要もないと思います。

インストールが終わったら、なにもここまで説明する必要はないと思うのですが、DVDがイジェクトされてリブートがかかりますので、DVDは取り出して、F2キーを押してBIOSの画面を出して、ブートの優先順位を今DebianをインストールしたハードディスクもしくはSSDにしておいてください。

sshで入れるようにする 

Linuxを直接操作するのは面倒なので、セットアップはWindows機からRLoginで遠隔で行います。
ターミナルを開いて、su - でルートになった後、
apt install ssh
systemctl start ssh
systemctl enable ssh
とします。

その後、ip a として、このPCのIPアドレスを確認します。IPアドレスを確認したら、Windows機からRLoginを使ってsshでログインしてください。

ルート権限の表示言語を日本語にする

♪なぜか不思議なことに尻尾から落ちてくる・・・じゃなくて(それは嘉門タツオ)、なぜか不思議なことにルート権限のロケールがCになっているので、日本語にします。

vi /root/.profile

# ~/.profile: executed by Bourne-compatible login shells.

if [ "$BASH" ]; then
  if [ -f ~/.bashrc ]; then
    . ~/.bashrc
  fi
fi

mesg n 2> /dev/null || true
# Installed by Debian Installer:"
#  no localization for root because ja_JP.UTF-8"
#  cannot be properly displayed at the Linux console"
LANG=C
LANGUAGE=C
LANG=ja_JP.UTF-8  ←追記する

カーソルキーがABCDにならなくする

♪なぜか不思議なことに
viでカーソルキーを押すとカーソルが動かずにABCDと表示されてしまうので、ちゃんとカーソルが動くようにします。

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://qiita.com/blue_camel/items/e2bd59a3b33acd5edfd0

vi /root/.vimrc

set nocompatible
set backspace=indent,eol,start

日本語入力システムを入れる

日本語入力システム、MS-DOS時代では「FEP」、Windowsでは「IME」と呼ばれているものです。これがないと全角文字が入りません。

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://cloud-work.net/linux/fcitx-mozc/

ルート権限で、
apt install fcitx-data fcitx-mozc
とした後、いったんリブートします。

リブートが完了したら、実機でGUIで操作して、
設定→入力メソッド→インプットメソッド設定→fcitx
とします。

また、入力中のサジェストがうざい時は、設定→Mozcのプロパティ→サジェストでチェックをオフにします。

RAIDドライブの追加

最初、/homeディレクトリだけRAID1のハードディスクにしようと思ったのですが、RAIDの構築中にリブートをかけると/homeディレクトリのファイルが破損してしまうし、fcitx-mozcのインストールでどうしてもリブートする必要があるので、今回は/homeディレクトリだけRAID1にするのをあきらめて、Debianのインストール後にハードディスクを追加する事にしました。

まず、いったんシャットダウンして、実機に同容量のハードディスクを2個足してSATAケーブルや電源ケーブルを接続します。その後Debianを再起動して、Windows機からRLoginで入ってルートになります。

なお、以後は▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://qiita.com/nishimry/items/5ed169ea1bd533872aa2

■ディスクのパーティションの作成
ここでは、新規に追加したディスクを/dev/sdb、/dev/sdcとしますが、お使いのPCによって変わりますので、むやみにここに書いてあるコマンドを丸コピペしないでください。(/dev/sdなんとかは、自分で調べて読み替えてください)

fdisk /dev/sdb

fdisk (util-linux 2.38.1) へようこそ。
ここで設定した内容は、書き込みコマンドを実行するまでメモリのみに保持されます。
書き込みコマンドを使用する際は、注意して実行してください。

コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdc: 931.51 GiB, 1000204886016 バイト, 1953525168 セクタ
ディスク型式: TOSHIBA MQ02ABD1
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0x0ca33d02

コマンド (m でヘルプ): n
パーティションタイプ
   p   基本パーティション (0 プライマリ, 0 拡張, 4 空き)
   e   拡張領域 (論理パーティションが入ります)
選択 (既定値 p): p
パーティション番号 (1-4, 既定値 1): 1
最初のセクタ (2048-1953525167, 既定値 2048): 
最終セクタ, +/-セクタ番号 または +/-サイズ{K,M,G,T,P} (2048-1953525167, 既定値 1953525167): 

新しいパーティション 1 をタイプ Linux、サイズ 931.5 GiB で作成しました。

コマンド (m でヘルプ): t
パーティション 1 を選択
16 進数コード または別名 (L で利用可能なコードを一覧表示します): fd
パーティションのタイプを 'Linux' から 'Linux raid autodetect' に変更しました。

コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。

同じことを/dev/sdcに対しても行います。

■RAID1の作成
mdadm --create /dev/md0 --level=raid1 --raid-device=2 /dev/sdb1 /dev/sdc1

■ちゃんとできたか確認
cat /proc/mdstat

■フォーマット
mke2fs -t ext4 /dev/md0

■md127をmd0にする
ここでリブートしてしまうと、/dev/md0という名前で作ったはずの装置名が、なぜか不思議なことに/dev/md127にされてしまいます。それを阻止するために、UUIDをMD0に紐づけします。

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://e-penguiner.com/software-raid-using-mdadm-on-linux/

mdadm --detail --scan /dev/md0 >> /etc/mdadm/mdadm.conf
update-initramfs -u

■もうリブートしちゃったという場合、
もうリブートしちゃったよっていう場合は仕方ないですね。mdadm.conf を書き換えてmd127をmd0にします。
mdadm --detail --scan /dev/md127 >> /etc/mdadm/mdadm.conf
vi /etc/mdadm/mdadm.conf

ARRAY/dev/md0 metadata=1.2 name=・・・  UUID=・・・・

注:name=やUUID=の先はお使いのPCによって変わります。
update-initramfs -u
ここでリブートします。

リブート後、
cat /proc/mdstat
として、ちゃんと/dev/md0になっている事を確認します。

■起動時に認識するようにする
vi /etc/fstab

/dev/md0 /gimp ext4 defaults 0 0

ちゃんとRAIDが/dev/md0として認識されてるかどうか確認してからにしてください。じゃないと、もし/dev/md127のままfstabを書いてしまうとブートしなくなって、「エマージェンシーモード」を起動しないといけなくなります。

もしミスってエマージェンシーモードになってしまった場合は、とりあえずルートパスワードを入れた後、vi /etc/fstabとして今追加した行を削除してリブートすればOKです。

Chromeを入れる

標準で入っているFireFoxを使って検索してGoogle Chromeのダウンロードページに行き、Debian用のパッケージをダウンロードします。

その後、ルートになって、ダウンロードしたディレクトリに行き、
apt --fix-broken install
dpkg -i chrome google-chrome-stable_current_amd64.deb
とします。ダウンロードしたディレクトリが「ダウンロード」という全角のディレクトリになってしまった場合は、このページの上の方を参考にしてルート権限の表示言語を日本語にして、Mozcを入れて全角文字が入力できるようにしておいてください。

NumLockをオンにする

起動時にNumLockをオンにします。

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://freebsd.sing.ne.jp/linux/20/04/03/02.html

ルートになって
apt install -y numlockx

ログインユーザーになって
mkdir -pv ~/.config/autostart
cat << EOF >> ~/.config/autostart/numlockx.desktop
[Desktop Entry]
Exec=/usr/bin/numlockx on
Icon=application-x-shellscript
Name=NumLockX
Type=Application
Version=1.0
EOF

リブートした後、ログインユーザーでログインしてみてください。

Not Installedになっているスクリーンセイバーを全部入れる

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://ubuntuapps.blog.fc2.com/blog-entry-651.html

apt-get install xscreensaver-data-extra xscreensaver-gl-extra

wine、IrfanViewを入れる

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
https://ja.linux-console.net/?p=3535

■32ビットアーキテクチャーを入れる
dpkg --add-architecture i386 && apt-get update && apt-get install wine32:i386

■wine本体を入れる
apt update -y
apt install -y wine64

■Irfanviewを入れる
apt install snapd
snap install irfanview

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