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少年マイクのひとり旅

少年マイクのひとり旅


少年マイクのひとり旅は、Oh!FMに掲載されたアクションゲームです。「リングの上はおおさわぎ」「GuchanBank」に続く天内氏のゲーム第三弾です。

あらすじ
少年の名はマイク。13歳。妹のリサと二人暮らし。1年前の飛行機事故で両親を共に失ってしまったが、今では妹のリサが母親きどりでがんばっている。「お兄ちゃん、ちゃんと寝てなくちゃダメよ」というリサの声でマイクは目を覚ました。『だったら起こすなよ』とは思ったが「わかったよ、バイバイ」といってリサを見送った。リサはこれから学校だ。小窓からリサが見えなくなるのを確認してマイクはつぶやいた。『チャンス』昨日の熱は下がったようだ。マイクは決意した。『今日こそあの洞窟に入るんだ』

森の奥に、THE BOTTOMLESS CAVERNと呼ばれる洞窟があった。そして、入り口には「DANGER DO NOT ENTER」と書かれた立て札があり、両親からは「あそこに入って今まで生きて帰ってきた人はいません。決して近づいてはいけません」と言われていた。

しかしマイクはいつも疑問に思っていた。本当に生きて帰ってきた人はいないのだろうか?なら、入り口にあんな立て札を立てられるはずがないじゃないか。本当はもっと素晴らしいものがあって、人々を近づけさせないために、あんな立て札を置いたんじゃないだろうか?」

マイクは一人洞窟へと向かった。

ルール
あなたはマイクとなり、各ラウンドをクリアして、最終面にあるあるものを倒してゴールまでたどり着かねばなりません。各ラウンドにはそれぞれクリア条件が設定されており、条件を満たすと次の面に進むための洞窟が出現します。したがって、条件を満たさない限りは次の面へ進むことができません。面クリアのヒントは、ラウンド開始時に英文字で表示されます。

マイクの体力は開始時は40%ですが、体力回復アイテムを取ることで最大120%まで回復します。また、体力は各面ごとにリセットはされず、次の面へ持ち越されます。体力が0%になるとゲームオーバーです。

セーブ機能はなく、ゲームオーバーになると最初からやり直しになります。そのため、実機でプレイしていた頃はなかなか全クリアができず、最初の方の面を何度もプレイする事になり、最初の方の面ばかり妙に上手くなったりしました。

ただし、XM7のどこでもセーブ機能を活用する事で、好きな場所から再開する事ができます。各面とも、慣れてしまえばどうって事はない(©藍染惣右介)ので、どこでもセーブ機能を使うと、比較的楽にクリアできます。当時クリアを断念してしまった方も、エミュレーターでサイドチャレンジしてみるのも良いでしょう。

注意①
XM7の「マウスモード」は解除しておきましょう。このゲームはジョイスティック対応ですが、アタリのジョイスティックとマウスは同じポートを使用するため、マウスを動かすと思わぬ方向にマイクが移動してしまいます。



注意②
必ずイメージファイルの複製をとっておきましょう。グッドエンドに達すると強制的に難易度の高いランクBにされてしまい、元に戻す事はできません。また、ランクBもクリアすると、ランクCにされてしまいます。実機ならそれでも良いのですが、エミュレーターで久々にやる時は、難易度は低い方が良いでしょう。

あと、実機ではFM-77AVでプレイした後に77AV40以降でプレイすると、ハイスコアやランクがセーブされ、以後FM-77AVではエラーになってしまいます。一度2DDドライブで使ったフロッピーは2Dドライブでは使えないって事ですね。市販ソフトでも2DD自体あまり使われなかったようですし、77AV40以降のドライブの仕様変更はちょっと失敗だったような気もしますが、セーブの際に確認もほしかったですね。

注意③
このゲーム、一見3Dのようですが、当たり判定は2Dです。一見奥行きがあるように見えますが、アタリ判定は完全な2Dです。ゲームとしてはドンキーコングやロードランナーと変わりません。

つまり、モンスターを裏から回りこもうとしても、画面の同一軸で接触すると当たり判定されますし、ジャンプして奥行きにいるモンスターと接触しても当たり判定されます。早い話が、「奥行き」と「高さ」は同じ扱いです。奥行きに進んでいるように見えても、実は上に進んでいるわけですね。

画面の境目に斜めに道が伸びている場合、気をつけないと奥行きから手前に落下(?)して1のダメージを受ける場合があります。

アイテム

アイテムの説明はマニュアルに準じていますが、記憶で書いているので若干(かなり?)違う所があります。
乾電池 体力フル回復。0面と8面にある。ランクB、Cの必需品
酸素ボンベ 水中で40秒間耐える事ができるようになる。ただし、一度使った酸素は回復しない。次に水路に入った時は前回の残り酸素が継続される。
触っている間中ダメージを受ける。宝箱から出てくる場合もあれば、一見何もない場所から炎が吹き出してくる場合もあるので注意。
果物 マイクは果物が好きだ。果物を取ると体力が回復する。
野菜 マイクは野菜が嫌いだ。野菜を取ると体力が減ってしまう。減るのは2%なので、残り体力2%以下の時に野菜を取ると、野菜を取って死ぬという。
腐った肉 マイクは腐った肉が好きだ。肉を食う時はある程度腐らせてから食べるぐらいだ・・・というのはウソで、本当は野菜と同じ体力2%減。
マイクは肉が好きだ。肉を取ると体力が回復する。
金塊 マイクは金塊が好きだ。金塊を見るとウットリして体力が回復・・・というのはウソで、金塊を取ると2500点。体力の回復はなし。
シューズ XANADUのウイングブーツみたいだが、別に空は飛べない。取ると足が速くなる。2面と4面にあり、1つ取るごとに速くなる。戦いが激化する後半のためにも、必ず取っておこう。
スプリング 取るとジャンプ力が倍増。タコのボスキャラを倒すために必須。

ROUND0 慎重に洞窟に入れ



クリア条件:なし

Oh!FMによると、「もはやエネルギーパック(乾電池じゃないぞ)を取るのはデフォルトだろう。一見何もない面には何かあると勘ぐらなくちゃね。なんとか君偉い」だそうです。(記憶で書いてるので違うかもしれないけど)


△マイクはロッククライミングも得意((C)BEEP)

このゲームでは、体力は1面ごとにリセットされるのではなく、次の面に持ち越しになるので、ここでエネルギーパックを取るかどうかで、序盤の戦いがだいぶかわってきます。なにしろ、体力40%からスタートしなくちゃいけなかったのが、120%フルでスタートできるわけですからな。

あと「ここでエネルギーパックを取ってからクリアすると、DANGER DO NOT ENTERという文字が出ないという事に気づいてくれたかな?」だそうです。

ROUND1 剣を見つけろ




クリア条件
・剣を手に入れる
・モンスターを?匹倒す(忘れた)



最初はマイクはひたすら落ちていくだけです。かといって、落下中は抵抗はできないので、コウモリに接触しない事をいのりつつ落下するしかありません。着地地点には肉があるので、ひとまずはそれを取って体力を回復させましょう。



剣は丸木橋の先にあります。川に落ちないように注意して剣を取りましょう。



万一川に落ちてしまった場合は、[1][3]キーで底に潜って脱出します。



川の出口は水面ではありません。なぜか川底に出口があります。川底に潜ると、水没したマップの上から復帰します。ヒントはジョジョの奇妙な冒険第一部にあります。



っていうか、
んなもんわかるかー!
なんで川底に出口があるんじゃ!いや、川底に出ると下の画面の上から出てくるっていうんなら話はわかるけど、なんで水面に上がって出られないんだ?氷が張ってる湖に落下でもしたのか!?オーメンじゃあるまいし。

出口は、剣を取った画面か、あるいはその下の画面です。どちらかで、先にクリア条件を満たした画面で洞窟が開きます。なお、必要以上にモンスターを倒すと、最終面でバッドエンドになってしまうので、モンスターは必要最小限だけ倒す事にしましょう。

ROUND2 壁画



クリア条件
・モンスターを?匹倒す(忘れた)
・ボスキャラを倒す
・壁画の前を通過する


マップの右と左は繋がっています。つまり、D1⇔D3、E1⇔E3は移動できます。

クリア条件の1つになっている壁画は、スタート画面のやや左下から降りると通ることができます。



宝箱のうち必要なのは3Cのシューズだけです。他の宝箱はランダムなので無理に取る必要はありません。



ランダムの宝箱には、野菜・炎・腐った肉等のバッドアイテムも多く、取るまでのダメージを考えると取らないほうが良いでしょう。

ランダムではない宝箱は、
1B・・・肉
3C・・・シューズ
2E・・・金塊

ハイスコアを狙うのであれば、2Eの金塊は取っておいても良いでしょう。なにしろ敵を殺しすぎるとバッドエンドになってしまいますからな。

このゲームでは「奥行き」という概念がありません。したがって、奥行きにいるヘビと接触してもダメージを受けてしまいます。また、剣で奥行きにいるヘビを倒すこともできます。

このゲームには奥行きという概念がないので、アタリ判定としてはロードランナーやドンキーコングと大差ありません。見た目に惑わされないように。

同様に、ボールも手前から避けて通る事はできません。手前を通ったつもりでも頭が当たると大ダメージを受けてしまいます。

Oh!FMによると「残念ながらタイヤやボールは倒せません。ただし、256回ダメージを与えると・・・という根も葉もない噂もある」だそうです。

2面のボスキャラは、動かないので接触さえしなければダメージを受けずに倒すことができます。

クリア条件を全て満たすと、モンスターのいた場所の横に出口が開きます。

ROUND3 歪んだ世界 酸素ボンベを見つけろ



クリア条件
・モンスターを?匹倒す(忘れた)
・ボスキャラを倒す
・酸素ボンベを取る



「歪んだ世界」と言うように、マップの繋がりが単純にマップをくっつけた通りにはなりません。まず左、左、下、左、下と移動してヘビのボスキャラを倒します。ボスキャラのいる画面に行くのに、右端から降りてしまうと大ダメージを受けてしまうので、やや中央よりから降りるようにします。

芋虫は時々火をふいてきますが、ココは必殺「奥行き切り」で。火を吹いてる芋虫の下(手前?)で剣を振ると、奥行きの芋虫が切れます。

くどいようですが、このゲームには「奥行き」という概念がありませんで、奥行きにいるキャラは、アタリ判定では上にいるのと同じです。芋虫が火を吹いている間は、火を吹く処理が優先されるのか、マイクがなかなか剣を振ってくれません。なので、イライラせずに「カタカナ/ひらがな」キーを連打しなければなりません。

ヘビは火を吹くのですが、火の軌道は決まっているので、安全地帯が存在します。


この火の奥にあるのが酸素ボンベです。

酸素ボンベの後ろで跳ねているボールは、酸素ボンベがギリギリで取れる位置までしか進まなければ当たりません。火にさわってしまうのは仕方ないので、最小限火にさわって取ります。クリア条件を全て満たすと、酸素ボンベを取った場所の横に出口が開きます。壁で隔てられているので、マップを参考に回り込んでください。

タイヤやボールにさわってしまうと大ダメージを受けてしまうのと、体力が次の面まで持ち越されるので、エミュレーターのどこでもセーブ機能を使ってタイヤやボールに触ったらすぐにロードしてやり直しましょう。今にして思えば、実機でよくクリアできたものだと。

ROUND4 時間内に宝箱を取って出口に出ろ




ラウンド2でシューズを取ってないとボーナスの獲得は不可能です。ラウンド2を素通りしてしまった方はやり直した方がいいでしょう。っていうか、このゲーム、体力がラウンドごとではなく次ラウンドに持ち越しで、アイテムの効果もずっと持ち越しですので、ミスって大ダメージを受けてしまったり、アイテムを取りそこねたりした場合はやり直した方がいいです。おかげで実機では何度もリセットさせられました。

この面では途中にあるシューズを取ってゴールに入ります。順路からそれた場所にある宝はあきらめましょう。


ここから右に向かってジャンプするのが正しい順路です。


っていうか、
んなもんわかるかー!
Oh!FMに全8面の攻略手順が載ってたからよかったものの、何も見ないでわかるかよ、時間制限もあるのに、ってな感じですな。とはいえ、この頃はネットというものがなかったので、あえて雑誌掲載の情報に頼らないとクリアできない要素を残しておいて、雑誌の売上を伸ばすというのも1つ手でした。

時間内にゴールできれば、残った秒数x1000点 + 宝箱x2000点がボーナス点として加算されます。

1秒につき1000点というのはけっこう大きい。宝箱よりも秒数を多く残してゴールする方が得点が伸びそうな感じですね。モンスターを殺しすぎるとバッドエンドになってしまうので、ハイスコアを目指すならなるべくボーナスステージで稼ぐべきでしょう。

ROUND5 2つの世界がどこかで繋がっている 全ての宝箱を取れ



クリア条件
・モンスターを一定以上倒す
・ボスキャラを倒す
・全ての宝箱を取る

タイトルの通り、2つの世界がどこかで繋がっている世界です。ただし、実際には3つの世界と言えます。まあ、プログラム的には3面と同じように画面切り替えのポインターをいじってパラレルっぽくしてるだけなんでしょうけど。

以降は、Aの世界、Bの世界、Cの世界と3つに分けて説明します。

ボスキャラはAの世界の一番上にいるのですが、一番上に出るためにはBの世界を経由してCの世界に出なければなりません。Cの世界で最上部に上がったら、あとはボスキャラと対決するだけです。

5面の世界は順路が決まっていて、順路通りに画面を切り替えないと途端にAの世界に戻されてしまいます。ここでは順路を赤い矢印で、また、順路のうち世界の境目の部分を赤い背景の数字で示します。

Aの世界
ここには宝箱が1つとボスキャラ、そしてゴールがあります。この世界で唯一の宝箱を取って、①から降りて、Bの世界に行きます。



Bの世界
Bの世界、Cの世界は、矢印の指示通りに画面を切り替えないとAの世界に戻されてしまいます。敵も蛾みたいなのが多く出現して、ダメージを受ける事が多くなります。既に3面までに体力が50%以下になっているとまずクリアできないと思います。②からCの世界へと向かいます。



Cの世界
ここも画面を切り替えても良い場所/方向が決められてしまっています。したがって正しい順路を進まないとすぐにAの世界に放り出されてしまいます。

Cの世界では宝箱は3つありますが、うち1つは順路を完全に外れないと取れず、もう2つもボスキャラに行くまでの順路を外れないと取れないので、合計3回はCの世界に来ないといけません。

厳密には③から降りることでもう1つの世界(Dの世界?)に切り替わるのですが、便宜上ここではCの世界と同一扱いにしています。



ボスキャラ


ボスキャラはまっすぐこっちに向かってきます。なので、マイクはひたすら避けるしかありません。ただし、これまでにシューズを2つ取っていれば、避けられない相手ではありません。

注意しないといけないのは、このゲームには奥行きという概念がないという点です。つまり、モンスターを手前でかわしたつもりでも、頭が奥行きにいるモンスターに接触してしまうと、ダメージを受けてしまいます。なので、モンスターを避ける時は、見た目で完全に接触しない距離で避けなければなりません。

このモンスターは一定時間ごとにホームポジション(つまり、ボスのいる地域の右上)に戻るようにプログラムされているので、ホームポジションに戻ろうしている隙にダメージを与えます。

慣れてくると、シューズ2つ分のスピードさえあれば、モンスターのまわりを延々と何周も回れるようになります。エミュレーターならどこでもセーブ機能を使ってちょっと練習すればすぐにできるようになります。しかし、よくこんなの実機でクリアできたものです。

タタンに注意
タタンとは、このゲーム特有の現象で、上に向かって画面を切り替えた時に切り替えた先が壁だった場合、画面を切り替えた直後に奥行きから手前に落下してて元の画面に戻ってしまう現象の事を言います。その際に「タタン」という効果音が鳴るので「タタン」と名づけました。この場合、奥行きから落下したにもかかわらず1のダメージを受けてしまうので注意が必要です。

例えばここ。

左上に向かって画面を切り替えると、上の画面は壁でふさがっているため、すぐに下の画面に戻されてしまいます。その際に「タタン」と効果音が鳴って都度1のダメージを受けてしまいます。

究極のタタン
ここでダメージを受ける床にいるので、あわてて上に逃げようとするが、上にあるのは壁なので、すぐに「タタン」と効果音がして下の画面に強制的に戻されてしまいます。すると、「タタン」で1のダメージを受けるだけでなく、ダメージを受ける床でさらにダメージを受けてしまうので、何度もタタンを繰り返しているうちに、あっという間にゲームオーバーになってしまいます。

ROUND6 スプリングを見つけろ



クリア条件
・モンスターを一定以上倒す
・ボスキャラを倒す
・スプリングを取る



この面は、狭い通路を落ちないように歩くのがポイントです。落ちたらそこはモンスターだらけ。さらに落ちるとダメージを受ける床やらボールやらタイヤやらあって、まず回復不能。とにかく落ちないように歩くようにします。

っていうか、エミュレーターならもうセーブ機能を使うしかないですね。落ちたもうロードしてやり直しですよ。まったく、こんなんでよく実機で(以下略)



タタンに注意
この面は特にタタンが頻繁に発生します。この面はタタンとの戦いといっても過言ではありません。

たとえば、ここ

このまま斜め右上に進めば上に行けそうに見えますが、斜め上に進むと上の画面に切り替わった途端、奥行きから手前に落下する、いわゆる「タタン」が発生します。タタンは1のダメージを受けるだけでなく、上の画面に行けないのでイライラします。壁に沿って上から下に降りる事はできますが、下から上の画面には上がれないのです。かといって、これ以上右に行くと落ちてしまいます。

そこで、ここでは右を向いてジャンプします。すると、上の画面で止まります。手前からジャンプして奥行きに行くというのもヘンな感じですが、このゲームでは奥行きという概念がないので仕方ありませんね。

どうしても体力がない場合は、敵をいったん全滅させておいて、画面を切り替えると狼みたいなのが復活している場合があるので、ここで狼を倒せば1匹につき2%ずつ体力が回復できます。


ただし、回復目的であまりモンスターを倒しすぎると、最終面クリアした後にバッドエンドになってしまうので、この技を使うのは必要最小限にとどめておくべきでしょう。

ボスキャラに行くためには、川に飛び込んで川底から上に出て来なければなりません。


しかし、川底から画面のどこに出るかはランダムなので、最悪、右端から出てしまってかなり底の方からやり直しになってしまいます。なので、川に飛び込む前にセーブしておきましょう。実機ではセーブ機能がないので、運が悪いと最初からやり直しです。まったく、こんなんでよく実機で(以下略)

ちょっと運が悪いとタコの真上から出てしまうので、急いで回避します。さいわいこのタコはすぐに避ければさほどダメージは大きくないようです。

あとはスプリングさえ取っていればジャンプでタコをかわす事ができます。

ジャンプする時の間合いが近すぎるとタコにヒザをぶつけてしまうので、少し遠めにジャンプするのがコツです。

隠し宝
マップ右上にある落とし穴から落ちると、水路から脱出したのと同じように、ランダムでこの画面の上から降ってきます。


運がいいと、右上から出現して、ここの角にあるスプリング、シューズ、酸素ボンベ、乾電池を取ることができます。


ただし、これはエミュレーターだから良いのですが、実機ではオススメできません。なぜなら、右上から落ちてくる確率が極めて低い(20回に1回ぐらいの割合)のと、それ以上の高確率(3回に1回ぐらい)で落とし穴に落ちる途中でフリーズします。

△ここでカッチーンと固まってしまったマイク

こうなると実機ではもうリセットせざるを得ません・・・、いや、もしかして、フリーズするのはエミュレーターだけかも!?

あと、角から脱出するときはなるべく左に向かって降りないと、真下から降りてしまうと壁にめり込んでしまい、リセットせざるを得なくなります。

△いしのなかにいる!?

ROUND7 球体の世界 気をつけろ!



クリア条件
・ボスキャラを倒す
・モンスターを一定以上倒す


タイトルの通り、マップの上下左右が繋がっている球体の世界です。Oh!FMによると「ちょっと違うけど許してちょーだい」だそうで。この面はさほど難し謎解きはありません。ハシゴが一切ないので、上に行くためには、どんどん下に降りていくしかありません。Dotakimoto氏いわく「落ちて落ちて落ちまくる人生、これに尽きる」だそうで。

この面では、落下中に死亡すると、骸骨がどこかに着地するまで延々と骸骨が落下し続けます。

という悲しい状況になってしまうので、体力が残り少なくなったら素直にやり直したほうが良いかと。エミュレーターならこまめにセーブしておきましょう。実機ではリセットするか骸骨がどこかに着地して崩れるのをひたすら待つ羽目に・・・。

ボスキャラの弱点は、まっすぐ上下には移動できず、真横もしくは斜め横にしか移動できないという点です。なので、ボスキャラをこの位置で待ち伏せして、あとは下に向かって剣を振り続けていれば、何度かダメージを与えることができます。


ボスキャラを下にひきつけておいて、右に向かってきたら上にかわします。

慣れてくればノーダメージで倒せるようになりますが、慣れるまではエミュレーターならセーブ/ロードを使って練習するしかありません。実機では、慣れるまで何度も0面からやり直しという。おかげで実機では4面あたりのボスは楽勝で倒せるようになってしまったという。

ボスキャラを倒したら、左下にある乾電池を取ります。1つだけ宝箱のない台があるのでわかると思います。


乾電池を取ると体力がフル回復しますので、このゲームみたいな体力が次の面に持ち越しのゲームでは助かります。ここまで来た時点で既に体力がギリギリになっていると思います。(特に、2周目、3周目では)

ROUND8 時間内に宝箱を取って出口へ出ろ







この面は運の要素も大きいですね。スタートしたらまず思い切って右にジャンプして川に飛び込み、あとは画面右上から出てくるまでひたすらダイブを繰り返すしかありません。



マップの真ん中が抜けてますけど、おそらく面倒くさくなってマップの繋がりのポインタをワープさせちゃったんでしょう。

ROUND9 水路の知られざる使い道



クリア条件
・ボスキャラを倒す
・モンスターを一定以上倒す





まずはスタートしたらすぐに下の画面にある水路に飛び込みます。水路に飛び込むとランダムに上から降ってきますので、運が良ければ右上の大地に着地する事ができます。運が悪い時は何度も水路に飛び込みます。



ただし、この面の水路にはクラゲが大量に発生しているため、運が悪いと大ダメージを受けてしまいますし、あまりクラゲをよけていると息が続かなくなって死んでしまいます。エミュレーターなら水路に飛び込む前にセーブですね。



運良く大地に着地する事ができたら、あとは画面の上へ上へと向かってボスキャラのいる所を目指すのみです。この面の宝箱の中身はほとんど火ですし、他にも隠し火もあって、あまり順路以外を歩かないほうが身のためです。

ボスは、この位置で待ち伏せしていると、そのうち上へのぼって、すぐに元の位置に戻ります。なので、上にのぼっている間にできるだけダメージを与えます。



そのうちボスのスピードが上がって、こちらもダメージ覚悟で追わなければ追いつかなくなりますが、ボスの体力が少なくなるにつれ、こちらの受けるダメージも減っていくので、序盤にいかにボスにダメージを与えられるかが勝敗の鍵となります。

ボスを倒して、モンスターをクリア条件だけ倒せば、この位置に出口が開きます。



ここへはどうやって行くのかというと、この面のタイトルにもなっている「水路の知られざる使い道」です。



この三角州から飛び込んで底から脱出すると、さきの出口付近から降ってきます。ただし、出口が開いてからでないと、そこに行く事はできません。なので、ボスへのショートカットとしては使えません。

ただし、このルートだと1周目は良いのですが、2周目、3周目ではとても体力が持ちません。そこで、Oh!FMに書いてあったもう1つの方法、「唯一の救い、それは2バイトのバグだ」を使います。

出口が開きかけたら、完全に開ききる前に画面を切り替えます。



すると、切り替えた先にも出口が開くので、ここから次の面に進む事ができます。これがいわゆる2バイトのバグなのでしょう。

ROUND10 危険立ち入り禁止




クリア条件
・心臓ボスを倒す
・出口に出る

この面も3面と同じでかなり歪んでいます。具体的には、画面切り替え先のポインターが単純に画面を張り合わせた通りにはなりません。適当に歩いているだけでは、いつまでたっても同じ地域をぐるぐる回されてしまうことでしょう。

ここでは重要な画面切り替えポインターを赤で示しています。


この面の敵は大した事はありません。ただし、火の出る場所があり、2周目(ランクB)、3周目(ランクC)ともなると、火にちょっと接触しただけで体力大幅ダウンで、ソッコーで死んでしまいます。なので、ここはもう宝箱はできる限り無視してゴールまで一直線に向かうしかなさそうです。



水路から脱出すると、普通はランダムに上から降ってくるのですが、この水路は高い確率で反対側の岸から出てきます。おそらく、そういう風にプログラムされているのでしょう。ただし、運が悪いとそれでも水路の上から出現して再び水の中に戻されます。



ここに前の面のボスがいますが、ストーリーには関係ないようです。どうやらご神託として祀られているだけのようです。だいたい、こんな所に剣届かないし・・・。



ここに隠し肉が3つ置かれているので、体力がギリギリの時は取って行くと良いでしょう。しかし、地面に埋めてあった肉なんて食えるのかと・・・。



心臓ボスはダメージ覚悟で奥に行きます。すると以後はダメージを受けずに倒す事ができます。ランクCではこのテクニック必須かも?それでもある程度のダメージは受けてしまうので、事前に隠し肉を取るなどして体力を増やしておきましょう。



心臓を倒すとある程度体力が回復します。倒した心臓でも食うんでしょうかね?マイクはモツが好きだ、みたいな・・・。心臓を倒したら、落とし穴に落ちて、順路を進みます。

ここから先はゴールを見つけるまでにある程度苦労しますが、心臓を倒したことである程度体力が回復しているのと、ここから先には敵も炎もないので、おそらく死ぬ事はないでしょう。(バッドエンドになった場合を除く)



左上のハシゴの途中にワープゾーン(というか、他の地域への画面切り替えポインター)があるので、途中まで行ったらハシゴを降りてください。あとは右、上と進むだけです。



ゴールまでたどり着いたらゲーム終了です。お疲れ様でした。



この後、グッドエンドになるかバッドエンドになるかの判定が行われた後、エンディングになります。

エンディング

最終面をクリアした後、条件によって以下の2つのエンディングのどちらかになります。



グッドエンド
残った体力がスコアに換算された後、スコアランキング10位以内ならネームエントリーになり、以下のメッセージがロールアップされます。メッセージの後はスタッフロールになります。

メッセージ
こうしてマイクの旅は終わった。「いや待て。マイクの旅は本当に終わったのだろうか?いや、残念ながら僕はまだ旅の本当の目的を達成していない」そして、マイクはもう一度洞窟に挑む事を決意した。その時、マイクの耳に、天国にいる父親の声が聞こえてきた。「マイクよ、ランクB(C)に進むがよい」

バッドエンド
最終面の出口からはじき出されたマイクは、そのまま体力が0になり、骨となって死亡します。残った体力はスコアに換算されません。その後、スコアランキング10位以内ならネームエントリーになり、以下のメッセージがロールアップされます。メッセージの後はスタッフロールになります。一見グッドエンドと区別がつきにくいですが、体力が0になっていう過程でスコアが増えていかない事、そして最後に骨になって洞窟からはじき出される事で区別する事ができます。

メッセージ
ああ、なんという事だ。マイクの体から力が抜けてゆく。薄れゆく意識の中で、愚かなマイクは思った。「なぜだ?」 そして、死の直前に、その答えが見つかった。「そうだ、僕はこの旅を続けていく途中で、この旅の本当の目的を忘れてしまったのだ。今度生まれ変わった時には、決して同じ過ちは繰り返さないだろう。」
バッドエンドになる条件は、 コピープロテクト モンスターの殺しすぎです。 最初のプレイでは、私も コピープロテクトかと思った ハイスコアを競うがあまり、旅の本当の目的を忘れて各面のモンスターを根こそぎ倒してから次の面に進んで、最後にバッドエンドになりました。グッドエンドになると、残った体力はスコアに換算されるため、結果的には倒し過ぎない方がスコアは良くなります。

結局、グッドエンドにしろバッドエンドにしろ、マイクは帰ることはできなかったようです。私はてっきり最後は洞窟の入口に戻るか、マイクの家に帰れるんだと思ってましたが、やはり「生きて帰ってきた人はいないので、決して近づいてはいけません」という両親の教えは正解だったようです。

一度グッドエンドになると、フロッピーに強制的にフラグがセーブされてしまい、難易度の高いランクBになります。また、ランクBをクリアするとさらに難易度の高いランクCになります。ランクが上がると、モンスターと接触した際にマイクの受けるダメージが倍増(ランクCともなるとさらに倍))します。

プレイしてみて

Oh!FM誌上掲載された本格的なゲームとしては、リングの上は大さわぎ、ぐっちゃんばんくと続いてこれが3作目となったわけですが、さすがに3作目ともなるとストーリーもちゃんとあって、ゲームとして成立していると思います。リンクの上は・・はどっちかというとショートプログラム、ぐっちゃんバンクはどっちかというと単なる作業のイメージが強かったですからね。

ただ、剣の出が悪かったり、奥行きっぽい画面なのに実は奥行きがない、など、プレイしていていくつかの違和感や、操作性の悪さを感じたのは事実です。モンスターの数を減らしてでも、もうちょっと操作性は良くして欲しかったですね。

あと、これだけはいただけない、というのが、一度クリアすると今何周目までクリアしたかという情報が強制セーブされてしまう点です。これだと、2周目までクリアしてしまうと、3周目などは実機ではとてもクリアできません。エミュレーターでも、少しうまくいったらセーブ、少し失敗したらロード・・・という事をこまめに繰り返してやっとクリアできたぐらいです。これだと、実機では大げさな話、プレイ不可能にさせられてしまうようなものです。これがクリア直後なら道順を覚えているからまだ良いのですが、しばらくして攻略法も道順も忘れてからプレイすると、まずプレイ不可能です。

やはり、強制的にセーブする場面が発生するのであれば、ユーザーディスクを作ってユーザーディスクでプレイするといった配慮も欲しかったと思います。また、一度でもAV40の2DDドライブでハイスコアやランクを書き込んでしまうと、もうAVの2Dドライブではエラーになって読み込めなくなるのも問題でした。
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