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ドラゴンスレイヤー英雄伝説とは


ドラゴンスレイヤーシリーズの第6弾です。ドラゴンスレイヤーシリーズは、ドラゴンスレイヤー、XANADU、ロマンシア、ドラゴンスレイヤーIV、ソーサリアンまではアクションRPGでしたが、このゲームはアクション要素の少ないRPGです。戦闘はアクションではなくドラクエのようにコマンド選択によって行われます。

あらすじ
このゲームはイセルハーサと呼ばれる架空の世界が舞台です。イセルアーサのファーレーン王国では、ある日国王がモンスターの襲撃により殺されてしまいました。国王の最期を見届けたと言う側近のアクダムは、王子のセリオスが16歳になって王位を継承するまで国を任されたと言いました。そして、セリオスはエルアスタの町で育てられることになりました。

10年後、セリオスが16歳の誕生日を迎える2ヶ月前、エルアスタの町がモンスターに襲われました。なんとか逃げ延びたセリオスですが、城に援軍を要請に行った際にアクダムに捕まってしまいます。このモンスターの襲撃はアクダムがモンスターと手を組んで仕組んだ事だったのです。

プレイヤーはファーレーン王国のセリオス王子となって、アクダムからファーレーン王国を取り戻さなければなりません。

GDCの切り替え

sw2-8をオフにしてGDCを2.5MHzにします。

Neko Project 21では、[HLP]キーを押しながら起動してソフトウェアデュップスイッチで切り替えます。


T98-Nextでは、DPSW2の8のチェックボックスをオフにします。

初期設定メニュー

シフトキーを押しながらイベントディスクを起動します。 エミュレーターではT98-Nextでも Neko project IIでもシフトキーを押しながら起動しても初期設定メニューが表示されないので (この2つのエミュレーターは、起動時にシフトキーが押されていたかどうかを判別できないみたい)、 実機で設定した後にユーザーシナリオディスクをイメージ化します。 実機がもうないよーという方は仕方ないですね。当時使ってたシナリオディスクをそのままの設定で使うしかなさそうです。

シナリオディスクのコピー
マスターシナリオディスクをユーザーシナリオディスクにコピーします。実際にイメージ化するのは、このユーザーシナリオディスクだけで大丈夫です。

ゲーム進行に関する設定
設定すると、得られる経験値が変わります。
サクサク 100%
普通 90%
ツライ 80%
ぢごく 50%
このゲームは初心者向けで経験値稼ぎをするシーンが少ないので、物足りないという人は設定を変更する事で、その分長く遊べます。この頃は、ゲームの難易度が高い程長く遊べてコストパフォーマンスが良いとさえ言われていました。

この機能は2では省かれ、かわりにパーティーの平均レベルによって得られる経験値やGoldが異なるようになりました。

オープニング

イベントディスクを起動するとオープニングを見る事ができます。


オープニングはいささか長いのですが、毎回見なければならないわけではなく、1回でもセーブしてある場合は、ドライブ1にプログラムディスク、ドライブ2にシナリオディスク(またはユーザーシナリオディスク)をセットすれば、オープニングを飛ばしてセーブしてある所からスタートできます。

セロテープ作戦

外マップの比較的敵の出現率の高い場所でEnterキーにテープを貼ります。(これをテープユーザーといいます(嘘))。そのまままる1日ぐらい放置します。このゲームでは、レベルアップするとHPもMPも全快するというぬるいルールなので、うまくすると信じられないぐらいレベルアップする事ができます。見てない間にパーティーが全滅すると最後に出た町に戻される(テープのせいで、一番上の選択肢が選択される)ので、ある程度余裕がある時に使いましょう。

ただし2では、パーティーより著しく弱い敵は経験値もGoldも0になるため、この技を使える場面は限定されています。

ぬるいルール

このゲームはRPGとはいえルールがとってもぬるいんです。なにしろ、
・HPが0になってもパーティーが全滅するまで死なない。気絶するだけ。
・気絶しても戦闘が終わったら気がついてしまう。
・毒をうけても戦闘が終わったら治ってしまう。
・パーティーが全滅しても戦いの直前か最後に出た町まで(セーブしてなくても)戻る事ができる。

ドラゴンクエストシリーズが、勇者が死んでもお金が半分になるだけというぬるいルールで有名ですが、まだパーティーのメンバーが死んだら呪文や教会で生き返らせないといけなかったり、毒や呪いを教会で治してもらう必要があったのですが、このドラゴンスレイヤー英雄伝説にいたってはパーティーが全滅してもペナルティなしで全滅した戦いの直前に戻れるという大アマのルールとなっています。

2にいたっては、ワプの翼という瞬間移動できるアイテムが無制限(洞窟の中でも使えるし、回数も無制限)という、さらにぬるいルールになっています。ただし、これは手詰まりをチェックするのが面倒だから、という気も。なにしろ、1では機種によって手詰まりが存在しますので。ちなみに、昔(8ビット機全盛期)のゲームでは間違えた行動を取ると手詰まりになって当たり前だったのですが、このゲームでは極力手詰まりがないように作られてします。Wikipediaではこのゲームでの手詰まりはバグとされています。
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