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「ドラゴンクエスト」とは? 

月刊アウトの「ゆう坊のでたとこまかせ」というコーナーで、「今度ゲームを作る事になったのだが、これはアクションの要素は一切ない、ファミコン初の本格派RPGだ。ファミコンユーザーに受け入れられるか不安だぜ」と書いてありました。

それから数ヶ月後に発売されたのがこのドラゴンクエストです。それまでファミコンのゲームといえば、短時間でプレイできるアクションゲーム(スーパーマリオみたいなもの)が多く、このような本格派RPGは皆無でした。それはもともとファミコンにはセーブという機能がなく、何日もかけてエンディングまで到達するような本格RPGは想定されていなかったのでした。

そこで、このドラゴンクエストでは復活の呪文というパスワードが導入され、主人公のパラメーターを暗号化したものをプレイヤーにメモさせる事で、後日続きがプレイできるようになっています。これにより、ファミコンでも数日かけてプレイする長いシナリオのゲームが可能となりました。また、後で発売されたドラゴンクエスト3や4ではROMカセット内にバックアップ用のリチウム電池を内蔵し、ROMカセット内でセーブできるようになり、さらに長いシナリオのゲームがプレイできるようになりました。

ここで取り上げるのはスーパーファミコン版なので、復活の呪文は必要ありません。また、エミュレーターのどこでもセーブを使えば、ゲーム内蔵のセーブ機能も使わないで済みそうです。

ROMの吸い出し 

GAMEBANKというサイトで販売している「SFCダンパー」に、ドラゴンクエストI・IIのカセットをさして、USBケーブルを接続します。



このままPCにUSBケーブルを接続すると、外付けドライブとして認識されます。マニュアルによると、「この中にあるDUMP.EXEを実行せよ」との事ですが、ノートンが過剰反応してDUMP.EXEは削除されてしまいます。そこで、GAMEBANKの公式サイトから、sfc2lite170330.rarをダウンし、その中にあるsrc2lite170330.exeを実行しますが、この方法で抽出されたイメージファイルではBAD CHECKSUMエラーで起動しません。GAMEBANKの公式サイトによると、このカセットはHiROMなる仕様だそうです。

そこで、GAMEBANKの公式サイトからcmd for sfc driver-170911.rarをダウンロードして解凍します。その後、スタート→すべてのプログラム→アクセサリを選択し、コマンドプロンプトを表示させます。

cd (cmd for sfc driver-170911.rarを解凍したディレクトリ)
nnd
ここでコマンドの入力待ちになるので、 do hi.luaと入力します。


ここでカセットの読み込みが始まります。

読み取ったイメージはhirom.sfcという名前で保存されるので、これをdq1.sfc等のファイル名にリネームします。

ただし注意してください。読み取り時にエラーチェックを一切していないようです。なので、ROMの差し込みが不十分だったり、USBケーブルが接触不良だったりすると、エラーも出ずに一見正常終了します。しかし、Snes9xで読み込んだ時に、Checksum errorと表示され起動しません。その場合、カセットやケーブルの接続をチェックして、再度カセットの読み取りを行ってみてください。これが結構シビアなので、何度かやって別々のファイル名で保存しておくのも良いでしょう。また、既にhirom.sfcというファイルが存在している時は、上書きせずに追加書き込みしてしまうので、事前に削除するかリネームしておきましょう。

うまくいけば、Snes9xで読み込ませる事でゲームがスタートします。

まずは1からプレイしましょう。というわけで、「ドラゴンクエストI」を選びます。ちなみに、ファミコンで発売された時は「I」はついてません。(そりゃ、最初はこんなにヒットして続編が作られる事は想定してませんでしたからな。)

名前を入れます。っていうか、思いつかないので「ダイ」にしました。

ラダドーム城

名前を「ダイ」にしたので、王様から「勇者ダイ」と呼んでもらえます。おお、これはいい。まさにドラゴンクエストって感じがするね。


王様から宝箱を3個もらいます。


この頃は「なぜ王様は伝説の勇者に十分なお金を与えないのか」といった野暮なツッコミはされませんでしたからな。いちお、王様からセコい贈り物はくれます。ちなみに、「4」ではその批判を受けて、主人公は数ある勇者をめざすもののうちの1人って事にしちゃったみたいです。

大臣から、ローラ姫を助けてくださいと頼まれます。


宝箱の中は、120G、たいまつ、魔法の鍵、です。


堀井氏・・・いや、以下「ゆう坊」と呼びましょう(←って、知り合いでもないくせに馴れ馴れしい?)、ゆう坊によると、このドラゴンクエストは本格派RPGなんてやった事のないファミコンユーザーを対象としているため、最初はこれでもかっていうぐらいヒントが表示されるそうです。というわけで、最初は城にいる人にどんどん話しかけてみましょう。


Iでは、魔法の鍵は出来が悪いらしく、一度使うと壊れてしまうそうです。(ドラクエ3の住人より)

ラダドームの町

城を出るとすぐ横に町があります。初心者向けなので、おそらく城から町まで最短で行けば敵は出ない・・・はず。


ここで装備を整えます。


初期の120Gでは、買えるものといえば、竹竿、布の服、皮の盾だけですが、素手・裸よりはマシでしょう。


買うと「さっそく装備するかい?」って聞いてきます。ああ、なんて親切な。


なにせ、私が最初にウィザードリィをやった時なんて、EQUIPってコマンドがある事を知らず、ずっと素手・裸で戦ってましたからねえ。本格派PRGって、そういう難しさもゲームの要素の1つだ、みたいな、一見さんお断りみたいな所があってとっつきにくかったんですけど、さすがにファミコン向けだけあって、これでもかっていうほど親切に作ってあります。

橋を渡るほど敵が強くなるそうです。


これもけっこう親切な設計です。エメラルドドラゴンなんて、強敵出現エリアの境目がわかりにくいもんだから、ゲームスタート直後は何度も強敵出現エリアに足を踏み入れてゲームオーバーになりました。(そもそもタムリンとバルソムが加わるまでは敵と戦ってはいけない)

装備を整えたら、王様の所に戻ります。すると、次のレベルアップまでの経験値を教えてくれます。


ファミコンではここで復活の呪文を教えてくれますが、SFC版では直接セーブができます。もっとも、エミュレーターなら「どこでもセーブ」を使えば済む話でしょう。

経験値稼ぎ

まずは城の周りをウロウロして経験値を稼ぎます。いわゆる「経験値稼ぎのファンちゃん」状態です。


城の周りはスライムかスライムベスしか出ないので、初期装備でもおそらく負ける事はないでしょう。


すぐにレベル2になると思います。


ちなみに、うっかり遠出して強敵に出会ってしまっても、心配はいりません。このゲームでは、主人公が死んでもお金が半分になるだけで、経験値はそのまま、というとってもぬるいルールなんです。

理由はいくつか考えられます。このドラゴンクエストがファミコンではおそらく最初の本格派RPGである事、そして子供向けである事、さらにセーブが本来は復活の呪文をメモするというとっても面倒な事でしょう。これがもし、「星をみるひと」みたいに、いきなり強敵と出会ってしまうとゲームオーバーになって、最初からやり直し、ってゲームだったら、その時点で投げちゃう人続出で、ここまで流行らなかったのではないでしょうか?

ゆう坊によると、「友人など、死んでもお金が半分になるだけとは知らず、相当レベルが上がるまで城の周囲をウロウロしてただけでなく、少しダメージを受けるたびに宿屋に泊まってました。死んでもお金が半分になるだけと教えてあげると、それを早く言えって言われました」だそうで。

そのため、城に戻るのが面倒な時はわざと死ぬというテクニックまで生まれました。(これをデスルーラと言います)

ロトの洞窟

スライムをいじめて20Gたまったら、「りゅうのうろこ」を買います。べつにアトルシャンが人間になったりはしません。


装備すると、防御力が増えます。

これで遠出しても大丈夫でしょう。(もっとも、死んでもお金が半分になるだけなので、死ぬ事をそんなに恐れる必要もないのですが・・・)

北の方にあるこの洞窟に入ってみます。


中は真っ暗なので、城でもらったたいまつを使います。

たいまつは、ダンジョンから出るまで消えません。「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」や「ハイドライド3」をやった後だと、消えそうな気がして心配なんですけど、大丈夫です。ちなみに、ダンジョンが暗いのはドラゴンクエスト1だけです。2以降は「ダンジョンの中は明るい」という設定に変更されたようです。リメイク版の4では、定期的にたいまつのようなオブジェがあったりもします。

石版を読みます。お前は魔の島に渡るためには3つの物が必要だと思っているようだが、別になくても渡れる・・・ではなく、3つのアイテムは3人の賢者に渡した、だそうです。

ガライの町

マップの左上の端っこにある町に入ります。


ここでは、ローラ姫に関するヒントがもらえます。


あとは、ガライの町の周辺をウロウロして、レベル5ぐらいまで上げましょう。といっても、すぐに上がると思います。

マイラの村

ガライの町のヒントを元に、ひらすら東に進みます。マイラの村に到着します。


リムルダールの町に鍵を売る店があるそうです。


どこかにロトの剣があるそうです。

どうでもいいけど、なんで毒の沼を渡らないといけないのか・・・。

南の洞窟に美しい女性の目撃情報があります。おそらくローラ姫でしょう。


ゴーレムは増えの音が苦手なんだそうです。


ということで、この後またマイラの村の周辺で経験値稼ぎをします。どうもドラゴンクエスト1って、マップが狭い分、経験値稼ぎのフェーズが多い気がします。

温泉で女の人が20Gでパフパフしてくれます、が、パフパフって何やねん。


こういう所が昔のゲームだよね。今、大ヒットしてるゲームにこんなセリフがあったらPTAだのモンスターピアレンツだのフェミニストだの大激怒ですよ。「もちろん おんなのひとのからだは うりものではありません」とかいうイラストを出してきたりしてな。ちなみに、元ネタはドラゴンボールなので、本当に知りたかったらドラゴンボールの単行本を参照。

でもって、20G払ってやってもらっても、プレイヤーには何のメリットもありません。そういうシーンのCGが出ればいいのですが、それだと別のゲーム(18禁ゲーム)になってしまいますので・・・。

もし今の機種でリメイクするとしたら(しないだろうけど)、この女の人のキャラをもう少し成人っぽく書き直しになるでしょうな。(なんか、キャラがどう見ても子供っぽい)

リムルダールの城

マイラから南に進みます。毒の沼を抜けて洞窟に入ります。


洞窟内では、最初はひたすら南(画面下ね)に進むだけです。この洞窟にいる中ボスは強いので、後回し。


リムルダール城があります。


マイラの村の北にあるほこらには、変なじじいが住んでるそうですが。


ここに売ってるものは高いのばっかりなので買えません。後にしましょう。


魔法の鍵を売ってる店がみつからないそうです。


聖なるほこらは南にあるから行ってみると良い、と言われますが、今のレベルでは無理なので、後回しにします。


ロトは南のはずれに虹の橋をかけたそうです。とはいえ、虹の橋をかけるのはラスボス戦の直前なので、これも後回しにします。


ここに何かお店がありますが、堀が邪魔して入る事ができません。


仕方がないので、外周をまわりこみます。


魔法の鍵を売っています。6個まで持てるので、とりあえず6個買います。


宿屋の鍵のかかった部屋に入ります。ラダドームの城には太陽の石があるそうです。


命の木の実を取ります。基本的に実シリーズは持ってても意味がないので、取ったらすぐに使いましょう。


外周にいる女の子に、ロッコの事を伝えます。


ロッコにナナの居場所を伝えると、マイラの温泉から南に4歩歩いた場所を調べろと言われます。

ラダドーム城

リムルダールからラダドームは、途中にダンジョンや毒の沼もあって、徒歩で行くのはかなり大変なのですが、キメラのつばさを使えば一気に戻る事ができます。ドラゴンクエスト1では、キメラの翼で行ったことのある町に行けるわけではなく、ラダドーム帰還専用です。とはいえ、1のマップは狭いので、そんなに自由に瞬間移動で行ける必要もないでしょう。また、キメラの翼を買うお金がない時は、デスルーラで戻るという手もあります。

魔法の鍵で宝物庫を開けます。真の勇者なら盗みなどせぬことだと言わますが、そんな事言ったらドラクエ4の勇者なんていたるところで色々なものを盗みまくりなので、今更気にしてたらドラゴンクエストシリーズなんてできません。


魔法の鍵を使って扉を開けた先に、魔法の鍵を売っているお店があります。ただし、値段は倍です。


ここから先はバリアがあって、体力を大幅に削られてしまいます、が・・・


無理に進めば、その先でガライの町で暗闇の壁を押すが良いと言われます。


ドラゴンクエスト1・2は基本的にパスワードセーブなので、「フラグ」というものをあまり作りたくありませんで、そのため、フラグのかわりにヒントを得るようになっています。

この城には地下室があるそうですが・・・。


ここでいったん、「どこでもセーブします」




なにしろ、ちょっとでも拡大マップの範囲から出ちゃうと、もうドアが閉まっちゃって、最初からやりなおしなんだもん。その都度24Gかかるし。ドラゴンスレイヤー4じゃあるまいし、そういうゲーム上の仕様を難しさとして利用するなと。

でもって、どこでもセーブしたとこから何度もやり直して、ようやく地下室を見つけました。


太陽の石を取ります。


ガライの町

今回は魔法の鍵を持っているので、今まで入れなかったこの建物に入ります。


しかし墓の入口は教えてくれないそうです。


宝箱は「もってけドロボウ」だそうで、遠慮なくもらっていきます。この中では鋼の剣が役に立つことでしょう。


おばあさんの部屋は、鍵を開けても何ら良い事はありませんが、1回目は鍵をくれるのでプラスマイナス0です。

てっきり、このテーブルを動かすと階段が出て来るのかと思ってたのですが。

で、結局、墓の入口はここ。


ここから階段を降ります。

ガライの墓

たいまつを使います。レミーラでも良いのですが、たいまつだと時間制限がないので、ここみたいな広いダンジョンではたいまつがお勧めです。


ここの宝箱はクリアに関係ありませんが、いちおもらっていきます。


銀の竪琴を取ります。


この頃になるとリレミトを覚えるので、リレミトで一気に外に出ます。

雨のほこら

ここに入ります。


じじいが一人で住んでます。


力を試させてもらうと言われます。銀の竪琴を持ってくるのだ、と言われます、が・・・。もう持ってますが何か?


というわけで、宝箱をもらえます。


雨雲の杖をもらいます。


雨と太陽が合わさる場所へ行け、と言われます。

マイラの村

妖精の笛について聞いたじゃろう?って言われます。あれ?聞いたっけ??


ああ、聞いたな、そういえば。


って事で調べます。どうでもいいけど、とっくに誰かが拾っちゃってるような・・・!?


もう持ってると言うと、メルキドの町へ行けと言われます。

岩山の洞窟

ここにはゲーム終了に必要なアイテムはありません。お金が儲かるだけです。


このいかにも大げさな場所においてある「戦士の指輪」は、よっぽど役に立つ or ゲーム終了に必要なアイテムだろうと思ったのですが、

検索してみると、なんと、持てるアイテム枠を1つ損するだけで、何の役にも立たないという、とんでもないバッドアイテムでした。おまけに、持ってると恥ずかしい奴だと言われるという。

で、しかも、装備するとEマークがついたりするので、検索するまでずっと攻撃力がアップするんだと思ってました。(同じようなりゅうのうろこが防御力がアップするので)

力の種を取ったらこの洞窟は終わりです。戦士の指輪は売っても安いので捨てちゃいましょう。

ドムドーラの町

砂漠の真ん中に町が!?


ここには住人はいませんし、モンスターも出ます。どうやら廃墟になってしまったようです。

メルキドの町

入口にいるゴーレムと戦います。妖精の笛を使うと数ターン眠るので、その間に倒します。また、途中で目覚めてしまったら、妖精の笛をもう1回使います。


倒したら、町に入ります。


ロトの鎧は、ゆきのふという男の手に渡ったそうです。


ゆきのふさんが、自分の店の裏の木にすごい宝を埋めたそうです。


ゆきのふのさんの孫。ドムドーラから逃げてきてそうです。ゆきのふさんの店の場所は、町の東の方だそうです。というわけで、後でドムドーラの町の東の方の木のそばを探す事にします。


妖精の笛はもう使わないし、捨てる事もできないので、預けちゃいます。


ロトの印は神殿の長老を訪ねてみるが良い、と言われますが・・・。


神殿はバリアで進めません。しかたないので、2歩ごとにホイミで回復しながら進みます。こういう時にSTARGAZERの「みさ」がいればなぁ・・・。


ラダドームの城まで北に140、西に80の場所を探せと言われますが、今の状態ではラダドームまでの座標を調べるアイテムがないのでわかりません。


とりあえず、この周辺で経験値とお金を稼いで、炎の剣とみかがみの盾を買います。


この2つを買ったら、あとはもうお金はほとんど必要ありません。宿代と鍵代がいるぐらいです。なので、以後は死ぬ事によるダメージがほとんどありませんで、デスルーラ使いまくりです。どうしても宿代が心配なら、預かり所に1000Gほど預けておくのも手です。

ドムドーラの町

もう1回ここに来ます。


さっき教えられた通り、東の方にある木の下を片っ端から調べます。

ロトの鎧を取ります。

沼地の洞窟

今までは通り抜けるだけでしたが、そろそろドラゴンを倒せるでしょう。


と思ったら、メルキドの町の周辺に出てくるやつと同じでした。なんだ、もっと早く倒せましたね。ガッカリ。


ローラ姫を助けます。


セリナ姫(ソーサリアンね)は、「いつか助けが来るものと信じてましたわ」だったけど、ローラ姫は「助けが来るなんて夢にも思いませんでした」なのね。ローラ姫ってわりとネガティブなのかな?(セリナ姫がポジティブすぎるのかも?)

ちなみに、ローラ姫の「私を城まで連れて行ってください」という問いに「いいえ」と答えると、「そんな、ひどい」と言われ、また「私を城まで連れて行ってください」と言われます。要するに「はい」と答えるまで話が先に進みません。

これが、厳しいゲーム(王子ビンビン物語とか)だと、「いいえ」で一発でゲームオーバーになるところですが、このドラゴンクエスト1はあくまでRPG入門用。手詰まりになるような選択はできないようになってるんですね。

リメイクするなら・・・って、これ(SFC版)が既にリメイクだけど・・・、とにかく、マルチエンディングでリメイクするなら「わかりました。では私は他の助けが来るのを待つ事にします。」とか言って二度と連れていけなくなって、「王女の愛」がもらえず手詰まり、みたいなシナリオにするのもいいかも。(よくない??)

で、王女をお姫様抱っこして連れていきます。


このままリレミト&ルーラで帰るのは簡単ですが、試しにこの状態で色々な所に言ってみましょう。

パフパフも普通にできます。ローラ姫から何も言われません。リメイクするなら(しつこい)ローラ姫が怒って一人で帰っちゃう or 怒られてパフパフしてもらえない、という追加があると面白いかも?


この状態で泊まる事もできます。


すると「ゆうべはお楽しみでしたね」って言われます。一体何が楽しみなんでしょう?(すっとぼけ)


どうでもいいけど、エメラルドドラゴンにも、そういうお遊びの要素が欲しかったな。バルソムを仲間にしないで宿屋に泊まるとか。もしくは、ドラゴンクエスト4の5章で、ミネアだけしかいない状態で(マーニャを加えずに)宿屋に泊まるとメッセージが変わるとか・・・って、何を考えてんだ俺は。

さらに、お姫様抱っこの状態でトヘロスを使ってあっちこっち行きます。


姫が東の方にさらわれて行くのを見たそうです。っていうか、あんたの目の前に・・・。

ラダドーム城

今日は姫様がまるでそこにいるようで・・・、だそうで。


兵士からは感謝されます。


ローラから「王女の愛」をもらえます。


これを使うと、ラダドーム城までの場所がわかるようになります。


なので、こまめに王女の愛を使いながら北に140、西に80を目指します。ロトの鎧を装備していれば、毒の沼によるダメージはありません。


ロトの印を見つけます。


ここでいったんルーラでラダドームの町まで戻りましょう。

聖なる祠

雨雲の杖と太陽の石を預けている場合は、返してもらいます。メルキドで預けていても、なぜかラダドームでも返してもらえます。

お金などこでも引き出せてもおかしくないけど、なんでアイテムもどこでも出せるんでしょう??(って、そりゃ、どこで預けたかっていうフラグを管理してないからでしょうけど・・・)

聖なる祠に入ります。


雨雲の杖、太陽の石、ロトのしるし、の3つを持っている場合に限り、虹のしずくがもらえます。


竜王城

ここで虹のしずくを使います。




しかし、虹の橋ってどんな素敵な橋かと思いきや、ふつーの橋でした。

まあ、初代ファミコン版は背景ブロックの種類が限られてるからね、仕方ないね。

城に入ります。


見えている階段はダミーで、本当の階段は玉座の後ろにあります。


♪本当はもっと私らしく風を感じたい(って、そりゃナデシコか)



しばらく先に進むとロトの剣があります。

これを取ったらいったんリレミトで出るのも良いでしょう。

あとは、メルキドの町の周辺でひたすら経験値稼ぎをします。あとはもう、竜王を倒して終わりなのですが、それまでの経験値稼ぎがけっこう大変です。1はマップが狭いし、シナリオも短いので、経験値があんまりすぐにたまると、ゲームがあっという間に終わってしまうので、ある程度経験値稼ぎフェースが長いのは仕方ないですね。

レベルが20になったら、再び竜王の城に挑みます。レベル20だと1回でクリアするのは難しいのですが、エミュレーターのどこでもセーブを使えば、有利な状況になる度にセーブ、不利な状況になる度にロードすれば良いわけで。


しかしこの城、竜王までの道のりがわりと長い上に、途中で無限ループになる罠もあるし、攻略本もなにも見ずにやろうとすると、かなり厳しいです。まあ、「狭いマップで長く遊べる」という点では良いのですが。

昔、「ゆう坊のでたとこまかせ」に、ハガキをつなぎ合わせてRPGを作るという企画があって、それに無限ループに陥ってしまううネタを投稿したら採用されたのですが、ゆう坊に「無限ループになる罠」の意味がわかるかどうか不安だったのですが、どうやら心配は無用だったようです。

竜王に、世界の半分をやろうと言われます。


ここでどこでもセーブします。


というわけで、やってやろうじゃねーかこの野郎!(©杉谷)

というわけで、その誘いに乗ってみます。すると・・・

直前に宿泊した宿屋まで戻されます。どうやら、そこから先は全部夢だった事にされちゃったみたいです。

ちなみにファミコン版だと、レベル1でお金も0Gで何も持ってない状態から始まるふっかつの呪文を教えてもらえた後、「そなたの旅は終わった」と言われ、画面は真っ暗、ボタンも何も(リセットボタン以外は)受け付けないという状態になります。つまり、竜王の罠だったわけですね。てっきり、本当に世界の支配者になって、城や町の住民が「魔王様、ごきげんうるわしゅう」みたいな事を言うのかと思ったら、全然違いましたね。

というわけで、竜王の誘いは断って、戦いを挑みます。

しかし、あっさり倒せてしまいます。あれ?ラスボスのくせに弱くね?

と思ったら、そこはやっぱりラスボス。「真の姿」がありました。

といっても、ファミコン版の1はそんなにメモリーを積んでないので、「真の姿の最終形態」とかはありません。真の姿で終わりです。

どこでもセーブを駆使すれば、レベル20でも十分勝てるでしょう。実機なら負ける度にデスルーラして王様のところからやり直しなんですけど。


そして光の玉を使うと毒の沼だった場所がお花畑に・・・。


ドラクエ4で、シンシアが寝転んでいたお花畑が毒の沼になった後、最後にまたお花畑に戻るようなものですな。


このままルーラで帰るなんてもったいない。もうモンスターも出ないので、あっちこっち歩きまわって余韻を楽しみましょう。


町の人は褒めてくれます。

やっぱ、ラスボスを倒してエンディングで終わり、ってんじゃなくて、平和になった後の世界も見てみたいですよねえ。

ちなみに、ドラクエ3もエンディングの後、セーブデーターをロードすると、主人公の称号が「勇者ロト」になって、平和になった後の世界を見てまわる事ができます。欲を言えばドラクエ4でも、シンシアが生き返った後の世界も見てみたかったんですけどねえ。ロザリーヒルに行くと、ピサロとロザリーもちゃんと塔にいるとか・・・。最近のゲームはこういう余韻が足りないよね。もっとも、近年ハードの性能の向上に伴い、ゲーム作りのコストが跳ね上がった関係で、余韻なんか作ってる余裕なんかないのも事実ですけど。

お城。王様を無視してローラ姫に会おうとすると怒られます。


王様に、この国を治めてくれと言われます。

なので、そんな面倒な事はイラネ。かわりにょぅι゛ょをよこせと・・・って、そりゃプリンセスメーカーか。じゃなくて、私の治める国は自分で探します、という事で、海を渡って旅に出る事になります。

しかし、ローラ姫が「私も連れて行って」などと言ってきますので、「いいえ」と答えると・・・


「そんな、ひどい・・・」と言われ、また「私も連れて行って」と言われます。このまま「はい」と言うまで先に進めないので、仕方なく「はい」と答えます。ゾロリ先生みたいに「私には将来を約束した人がいます」とか言って振るわけにはいかないのですね。

その後、これまでの主なイベントのダイジェストが流れます・・・って、「主な」もなにもイベント自体が少ないので、ほとんど主要なイベントは網羅されてるわけですが。なぜかぱふぱふ温泉(?)も出てきます。


めでたしめでたし。

プレイしてみて

実は、ファミコン全盛期の頃は、ドラゴンクエストシリーズをまったくプレイしなかったんですよ。当時はファミコンではなくパソコンゲームにはまってたし、「ドラゴンクエスト」って名前がいかにもドラゴンスレイヤーのパクリだし、呪文の内容はいかにもウィザードリィのパクリだし。

でも、流行りが終わった頃にプレイしてみて思ったのは、たしかに呪文の種類や効果はウィザードリィそのものなのですが、単なるパクリじゃないですね。ウィザードリィでは「◯◯は◯◯をとなえた!◯◯は◯のダメージ」みたいに文字しか出ないし、その様子は想像で補うしかなかったんですけど、ドラゴンクエストではちゃんと効果音が鳴るし、モンスターがダメージを受けたかのようなエフェクト(絵が若干揺れる+効果音)が出るし。

LOGiNの「らぷてっく」の記事に、「このゲームはたしかに他のゲームのパクリが多いですけど、同じパクリでも元のアイデアをより一層進化させたものなら許される」とありました。このドラゴンクエストも、ウルティマやウイザードリィの良いところを取り入れた上で、なお一層進化させたものだと思います。

メニューの操作が非常にやりやすいのも関心しました。たとえば、ハイドライド2だと、ウィンドウを開くのがスペースキーだけど閉じるのはリターンキーだったり、捨てるのがDキーだったりと、色々なキーを押さないといけないのですが、ドラゴンクエストの場合、ウィンドゥを開くのはAボタンですが、閉じるのも「はなす」でそのままAボタンを押せば閉じるし、間違って開いた場合でも、もう1回Aボタンを押せば「目の前には誰もいない」で閉じてくれるので、非常にやりやすいです。

また、ゲームクリア必須アイテムを間違って捨てないように「それを捨てるなんてとんでもない」と出るのも親切で良いです。さらにゲームクリアに必須ではないアイテムを捨てるのにも「よろしいですか?」と確認が出てキャンセルができるのも非常に便利だと思います。

本格派RPGはのめりこめば面白いのですが、どうしても初心者にはとっつきにくいという欠点ありました。しかし、このドラゴンクエストは見事に、本格派RPGの初心者にとっつきにくいという欠点をカバーしてくれたと思います。

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