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オープニング 

タイトル画面。著作権の切れた「新世界より」が流れ、タバコの煙が動きます。

ここで[ESC]キーを押します。XM7なら[半角/全角]キーです。

セーブディスクはエミュレーターならどこでもセーブを使うので作らなくて良いとして、イントロダクションは読んでおかないといきなりハマります。

イントロダクション

「モズ君、君の首筋には小型中性子爆弾が埋め込んである。これからも夢を見たいなら、私の言う通りにしろ。」
こうして夜の帝王ヒドミュン・グリンブに引きずり込まれた。
今回の事件は伝説の最終兵器<帝王の涙>を探す事である。
気に食わないが、頭をふっ飛ばされたら二度といい女の夢を見る事ができなくなるな。しかし、そう簡単にはいかんぞ。
グリンブ、貴様には必ずこの礼をたっぷりしてやる。


愛機「ナターシャ2」は出発した。
最初の行き先は、探検家アブナブの住むライト星。
ワープ座標、135504。
「モズ、ワープ終了」
そこは既にライト星の軌道上だった。
転送座標は1F0612。
「さあモズ、トランスターの前へ」


その後はキー入力の説明になります。今回は英語だけでなくカナ入力もできます。また、CapsLockがオフの時はローマ字入力になります。なので、前作「アビス1」のような英語で入力したい時は、常時CapsLockをオンにしておく必要があります。今でこそPCのCapsLockはオフが普通ですが、8ビット機時代はCapsLockは常にオンにしておくのが普通でした。

今回は移動がNEWSだけでなく、FBLRも使えるようになります。前回のような牢屋に入る時だけなぜかRが通じるとか、そういう不体裁はないようです。

コックピット

ここでワープ座標と転送座標をセットします。


転送ルームに入ります。


転送座標がデタラメだとゲームオーバーになります。

という事になっちゃうので、イントロダクションは必ず読まなくてはいけません。

ライト星

マップはそんなに広くありませんが、荒野で迷子になると宇宙船を呼び出して転送してもらわないと帰れなくなるので注意してください。

アブナブの家

座標を正しくセットしていれば、アブナブの家の前に出ます。


ポスターを剥がそうとしたらカードが出てきました。カードを取ります。


アブナブの日誌を読みます。


バーの中。特に何もありません。


スクラップ屋。コインでは何も買えません。


アブナブの家に戻ると男が倒れています。


男は、「あいつめ、あれを・・・T*AR EAR。もうダメだ」と言います。

男を叩くと「机を押せ、左だ」と言って息を引き取りますが、アブナブの部屋で机を押しても「ここでは意味がありません」と表示されて何も起こりません。というか、これ以上どこで何をしても何も起こりません。

さて、どうしたものか。
実は実機でもこのゲームクリアしておりませんで、ここで投げてしまってました。
・・・ギブアップ。
もう検索して出てきた通りに操作すればいいか。なんか自力でクリアできそうもないし。
というわけでGoogle検索すると、なんと・・・

1回目


2回目

と、2回目ではバーテンの他に人がいなくなってるんです。

色々やってみたところ、1度でもスクラップ屋に行ってしまうと、もうバーの中には誰もいなくなってしまうようです。早い話が、バーより先にスクラップ屋に行くとガーター(手詰まり)。1回目にバーに入った時に何もしなくてもガーター(手詰まり)。

という事は、まさか、現状では既に・・・

はい、そのまさかでした。ガーターでした。

  んなもんわかるかー! 

いや、いくらなんでも最初にバーに入らなくてスクラップ場に行ってしまうとそれだけでガーターってのはないでしょう。何かガーターになった事がわかるようなヒントでもあれば別として(スクラップ場から戻ってきたら、バーに入ろうとしたらちょうど赤ローブの男が帰るところだったとか・・・・)

まったくのノーヒントでいつの間にかガーターになってるとか、いくらなんでもヒドすぎない??

▽ここを参考にしました。ありがとうございました。
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スクラップ屋に行く前にバーに入った場合だけ、Nキーで赤ローブの男がアップになるようです。実機ではこれがわからず、手詰まりのままセーブしたデーターをロードして再開していたために、永久にクリアできなかったようです。


・・・っていうか、これ、どう見てもNの方向は行き止まりじゃねーかよ、キッターネーの。しかも赤ローブの男がいない時にNを押しても前に進めません。


酒を買って男に飲ませると、SACKをもらえます。


酒は英語でなんて入れるのか・・・
BUY ALCOHOL
ではダメ(「ALCOHOLがわかりません」だって)で、
BUY SAKE
だと通じます。まあ、日本酒は英語でもSAKEだから間違ってはいないんだけど・・・。

袋の中身は宝石(GEM)でした。ああ、それでホバーカーを買えるわけだな。納得。この後、さっきのアブナブが倒れているシーンまでプレイします。MOVE MANで楔が出てくるようです。 さらに、LOOK BODYで箱が見つかるようです。

  んなもんわかるかー! 

いや、ゾロリ先生、そりゃわかんねーだよ(©イシシ)。もういっか。このゲーム、もうどうせ自力でクリアできそうもないし、カンニングしながら早く終わらせてしまおう。

▽ここから先は、全てここを参考にしています。ありがとうございます。
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ホバーカーを買う 

赤ローブの男からSACKをもらっていれば、ここでGEMでホバーカーを買うことができます。BUY CARした後、PAY GEMと入力します。


ここでRIDE CARで乗り込みます。


コックピットにドライバーが落ちています。ドライバーを拾って箱を開けます。しかし、アブナブのカードを入れてもエンジンはかかりません。


ここで一旦降りてから、KICK CARとします。

んなもんわかる・・・って、もういいや、どうせこのゲーム、とっくに自力クリアは既に諦めてるし。

アブナブの研究所

ホバーカーで荒野を横切った先に到着。なんでここに来たのかはわかりませんが・・・。


ウインチを2回見ると楔が抜けてると表示されるので、楔をセットします。楔をセットしないでエレベーターに乗ると、エレベーターが落下してゲームオーバーです。


アブナブの研究所。アンドロイドがいます。

と、ここで手詰まり。キスをするのかと思ったら嫌われて追い出されて手詰まり。もうここには入れてもらえず。しょうがないので、さっきのサイトをカンニングしたところ、やっぱりキスするのは正解みたい。えー、じゃあなんでさっきは追い出されたんだ??(KISSとKILLを入れ間違えたのかも?)

その後、さっきのサイトにはTEARと入れると書いてあるが、TEARなんてどっから出てきたのかサッパリ・・・・。


ああ、これか。

T*AR、*EARを総合するとTEARか。てっきり「TEAR OF EMPEOR」と言いかけて死んだのかと思った。っていうか、カンニングしないと絶対に自力では無理でした。

ここでアンドロイドは、自分に名前をつけてくれと言います。


アンドロイドの名前を呼ぶと、目的地の座標と転送地点を教えてくれます。

ではさっそく宇宙船を無線で呼び出して、宇宙船に戻る・・・・と手詰まりになります。ホバーカーでスクラップ屋まで戻り、アブナブのカードをイジェクトして持っておきます。

ここで東に行こうとすると、ホバーカーを置いていくなら管理費をくれと言われ、ホバーカーがいらないならバランサーと交換してやると言われます。ホバーカーとバランサーを交換します。バランサーをもらったら、無線機(JR)で宇宙船を呼び出して宇宙船に戻ります。

しかし、これもカンニングしないと無理だよなぁ。自力ではアンドロイドに座標教えてもらったら宇宙船に戻っちゃうよ。

次の惑星へ

アンドロイドに教わった座標にワープします。


すると、宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長・・・じゃなくて、宇宙軍戦艦ティンティリーの艦長コイサビバから、身分証明証を見せろと言われます。


当然そんなものは持ってないし・・・。仕方がないので、Sでいったんコックピットに戻って船内中探そうと思ったら、時間切れでゲームオーバーです。


仕方がないので、直近でどこでもセーブしたところ・・・・・って、アブナブの研究所の前だよ。だいぶ前ではないか。そこから戻し作業をした後、ワープする前に船中探したら、制服が出てきました。

しかし、制服を着ててもやっぱり身分証明証を見せろと言われてゲームオーバー。 えー、制服着てりゃいいんじゃないの?? もう、どないせいっちゅーんじゃ!!

もう、とっくに自力クリアはあきらめているので、さっきのサイトをカンニングします。すると、なんと、ポケットを見るんだそうで・・・。

  んなもんわかるかー! 

はっきり言って、このゲーム、何もヒントを見ないで自力でクリアする可能性は0%だったでしょう。そもそも実機では、バーに入る前にスクラップ屋に行ってしまい、その状態をセーブしたまま、手詰まりのままプレイを続けて、何をどうやっても進展がないんで諦めてしまいましたので。

というわけで、ワープする前にポケットから階級章を取り出しておきます。今回はアトミックトーチはついてないようです。


階級章を見せると戦艦から開放され、次の惑星に行く事ができます。

次の惑星 

地上に転送すると、いきなりドラゴンボールに出てくるザマスみたいなのが襲ってきます。

さっきのサイトによると、ここでPUT AXEで斧を置くんだそうで。前作(アビス)と同じやんけ。というか、なんで用もないのに前作で手に入れた斧をいつまでも持ってるのかと思ったら、これをやりたくてわざわざ持たせたのか。

すると長老が出てきて、お前が連れているのはまさに女神様だとかなんとか言ってきます。しかし帝王の涙も、それを動かすための2枚のタイルも既に盗まれていてここにはないと言います。


ここで彫像のフタを開けると、パワーパックが抜き取られている事がわかります。


ここでスクラップ屋にもらったバランサーを壊して、パワーパックを取り出します・・・・って、これも前作と同じではないか。前作をクリアした人なら、ここで前作を思い出して答えがわかるってわけだな。


あと、メッセージをよく読んでいれば、スクラップ屋が「パワーパックも新しい」って言ってたわけだな。


彫像を動かすと、帝王の涙を取り返してくれと言われます。ここにタイルが1枚だけあると言います。え?タイルはここにはないんじゃなかったのかよ、このウソつきめ。


するとアンドロイドが、そのタイルと同じものが研究所にあると言います。


最初の惑星(ライト星)にワープすると、ヒドミュン・グリンブから通信で、帝王の涙は見つかったかと聞いてきます。 ここでYESと答えて、さっきの惑星の座標(172830)を答えてしまうと、「もうお前に用はない」と言って首の爆弾が爆発してゲームオーバーです。ここはNOと答えます。

もっとも、さっきの惑星に行っても何もないわけだが・・・。

ライト星

ここで研究所に行くためにホバーカーを買おうとしますが・・・


そんな小さな宝石では売れないと言われます。

えー、じゃあバランサーと交換してくれよ・・・って、バランサー壊しちゃったんだっけ。っていうか、さっきの研究所に直接転送すればいいのに。

で、さっきのサイトをカンニングしたところ、RENT CARで借りるんだそうで。

  んなもんわかるかー! 

ああ、そうか。「そんな小さな宝石じゃ売ることはできない」がヒントだったのか。いや、しかし自力じゃ絶対思いつかなかっただろうね。

で、RENT CARと入れると、小さい宝石をレンタル料でもらうと言われます。


で、アブナブが死に際に言ったセリフ「テーブルを押せ左だ」というセリフの通り、左のテーブルを押すと帝王の涙が出てきます。


しかし、アンドロイドに聞いてもこれ以上は何も知りませんと言われます。使えねー。


さっきのサイトを見るとGIVE TEARSと書いてあるのですが、「私に渡されても困ります」と言われます。えー、なんでなんで??さっきのサイト間違ってる??


さっきのサイトを1から見直すと、ローブの男にサックを渡された後、サックを2回見ないといけなかったようです。そういえば1回しか見なかったな。だからといって手詰まりになるわけではなく、ここでサックを2回見ても良いみたいです。


サックを2回見た後、アンドロイドに帝王の涙を渡すと、カタカナで文字がいっぱい出てきます・・・・が、


そんなカタカナだらけの文章、そんなに早く読めません。読んでるうちにどんどんスクロールしていって、最後にFINと表示されて終わりです。終わりかよ!?


こうしてモズに新しい相棒ができたところで次回に続く・・・といいたいところですが・・・

プレイしてみて

絵はとっても上手いと思いますが、絵以外にほめる要素がありません。

ストーリーはといえば、結局は最初の地形を往復するだけだし、探していた帝王の涙も結局はアブナブが持ってただけだし、場所もアブナブの研究所にあっただけだし、話はとっても短いと思います。

他の惑星に行くイベントがあるので、そこでまた広いマップの中からタイルを探すのかと思ったら、他の惑星といっても行くのは1箇所だけ。それも彫像にパワーパックを入れておしまいというだけのものでした。結局「それと同じタイルを研究所で見ました」といっても、それはボックスに入ってた1枚目のタイルの事だったようです。

話が短いわりには難易度が高すぎます。即死要素はまだやり直せば済む話なのですが、手詰まりになっても気が付かないようになっているのはひどいと思います。ホバーカーと交換にバランサーをもらってなかったり、ホバーカーを売る時にカードをイジェクトしてない、アンドロイドやスクラップ屋に攻撃して嫌われて二度と会えなくなる、など、手詰まり要素が多すぎます。

特に、最初にローブの男に会う前にスクラップ屋に先に行ってしまうと、ローブの男に二度と会えずに手詰まりとか、いくらなんでもひどすぎます。また、謎解きも、KICK CARとか、RENT CARとかLOOK POCKETとか、自力では絶対思いつかなかったと思います。

あと最後、カタカナだらけの文章がどんどんスクロールしてしまい、とても読めませんし、エミュでキャプチャーして読む気にもなりません。べつに最後どうなったのかわからなくても、まるで気になりません。

最後は次回作をにおわせる終わり方でしたが、そういう次回作をにおわせる終わり方の作品に限って次回作はないものです。実際、ここまで謎解きが理不尽だと、次回作があっても買わなかったと思います。

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