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ESC/Page制御コード

ESC/Pageとは

EPSON社の提唱するページ記述言語です。ページプリンター専用であるため、矩形、円の描画や塗りつぶしなど、ページプリンターに特化したコマンドが多数搭載されています。

ドットプリンターおよび熱転写プリンター全盛期の時代では、最初各社でバラバラだった制御コードも、IBM PC/AT互換機搭載のOS(DOS/V)がESC/Pのみの対応となったため、エプソン社のESC/Pがほぼ標準となりました。

しかしながら、ページプリンターでは、他のページ記述言語(LIPS3、LaTex、Ghostscript)と比べてさほど普及しなかったようで、現在(2019年現在)ではエプソン社のプリンターの中でも、特に過去の資産を継続して利用するために一部機種のみの対応となっています。

ESC/Page制御コードのフォーマット

ESC/Pageのプリンターでも、他のプリンターと同じように1バイトで完結するもの(00H〜1FH)はそのまま使う事ができます。

しかし、ESC(1BH)やCEX(1CH)で始まるコマンドはESC/Pモードに切り替えない限り使う事ができず、かわりにGS(1DH)から始まるページ記述言語を使うようになっています。

GS パラメーター 中間キャラクター 終端キャラクター データー・・・

・GS
16進数でいうところの1DHです。

・パラメーター
パラメーターは、ESC/Pのようなバイナリではなく、NEC PR-201と同じようにテキストで表します。たとえば、パラメーターで100と指定する場合は、16進数で 31 30 30 となります。

・中間キャラクター
テキストで小文字です。終端キャラクターの後にデーターが必要な場合は、中間キャラクターの後に{がつきます。

・終端キャラクター
テキストで大文字です。

・データー
イメージ印刷のようにバイナリデーターが必要な場合は、ここにバイナリデーターがきます。

当サイト掲載の、ESC/Pageプリンタードライバーでは、無数にあるGSコマンド全てに対応するわけにもいかないため(注1)、バイナリデーターを必要とするパラメーターに対して透過処理を行っておりません。そのかわり、東芝J-3100シリーズに搭載されたプリンタードライバーに内包された、AH=85Hの漢字変換指定を使用する事ができるため、バイナリデーターが必要な時は、まずはプリンタードライバー内のAH=85Hのファンクションを使って漢字変換を無効にしてください。

注1:
まあ、今にして思えばバイナリデーターを扱うコマンドには全て{がつくのと、GSの後に必要なバイト数を送信する事になっているので、やってやれない事もなかったんでしょうけど、なにしろそこまでしてまで私の作ったドライバーを使ってESC/Pageプリンターに印刷したいという人もいませんでしたので。

モード移行

ESC/Pageプリンターには大抵はESC/Pエミュレーションモードが搭載されており、MS-DOS用のESC/Pageドライバーがないソフトからでも印刷する事ができるようになっています。

ESC/Pageモードにする
ESC z NUL NUL (1B 7A 00 00)

ESC/Pモードにする
ESC 1 pmE (1B 31 70 6D 45)

リセット 

ハードリセット
プリンターを電源投入時の状態にします。
GS rhE (1D 72 68 45)

パラメーターリセット
ハードリセットとほぼ同じですが、外字、罫線、アンダーラインなどのユーザーフォントはそのまま残ります。
GS rpE (1D 72 70 45)

これらのコマンドを発動させても、ESC/Pモードには何ら影響を与えません。

最小単位設定

GS n1 ; n2 muE (1D n1 3B n2 6D 75 45)

ここでn1は単位です。0、1、2のいずれかを指定します。
0: ポイント(=1/72インチ)
1: インチ
2: ミリ

n2は基本単位量で、小数点以下2位まで有効です。
n1=0のとき: 0〜72
n1=1のとき: 0〜1
n1=2のとき: 0〜25.4
許容範囲外の値を指定した場合、コマンドは無視されます。

メモリモードの選択 

GS n1 mmE (1D n1 6D 6D 45)

n1=0 バンドメモリモード
n1=1 ページメモリモード

ページメモリモードにすると、印字データーはバッファにビットマップとして展開され、改ページコマンドを受信した際にバッファを印刷します。このモードのみ図形を印字する事ができますが、印字は低速になります。

バンドメモリモードにすると、印字データーは通常の(ページプリンター以外の)プリンターのように、コマンドそのものがバッファにストックされ、改ページコマンドを受信した際にビットマップに展開されて印字されます。したがって、テキストが多い印字に適しており、印字も高速です。ただし、この場合、図形を描画する事ができません。

用紙サイズ設定 

GS n1 ; n2 ; n3 psE (1D n1 3B n2 3B n3 70 73 45)

ここで、n1は、
0: カセットに挿入された用紙
13: A3
14: A4
15: A5
16: A6
24: B4
25: B5
30: レター
31: ハーフレター
32: リーガル
33: エグゼキューティブ
34: ガバメントリーガル
35: ガバメントレター
36: レジャー
37: F4
38: ハガキ
80: モナーク
81: コマーシャル10
90: DL
91: C5
-1: 不定

n2 用紙幅
n3 用紙長
ここで、n2 n3 は、n1が-1(不定)の場合のみ指定します。

ここで、プリンターが扱えないサイズを指定した場合、たとえばLP-1700SでA3を指定した場合など
は、コマンドそのものが無視されます。

印刷の向き  

GS n1 poE (1D n1 70 6F 45)
ここで、
n1=0: 縦
n1=1: 横
です。

論理原点設定 

GS n1 ; n2 ; loE (1D n1 3B n2 6C 6F 45)

n1: X座標
n2: Y座標

n1、n2ともに単位は「最小単位設定」で設定した単位になります。デフォルトは、X=0.2インチ、Y=0.2インチです。

ドットパターン解像度選択 

GS n1 ; n2 ; n3 drE (1D n1 3B n2 3B n3 64 72 45)

n1=0 ビットイメージ
n1=1 ダウンロードフォント
n1=2 罫線パターン、スクリーンパターン

n2 水平方向解像度
n3 垂直方向解像度
単位はDPIです。デフォルトは、n2=240、n3=240です。

n1=0の時、n2、n3は60、120、180、240、300のいずれかを指定します。
n1=1またはn1=2の時、n2、n3は240、300のいずれかを指定します。
指定できない値を指定した時は、コマンドは無視されます。

スクリーンモード指定/解除 

GS n1 tsE (1D n1 74 73 45)

n1=0でスクリーンモード解除
n1=1でスクリーンモード指定
デフォルトはn1=0です。

スクリーンパターン選択

GS n1; n2 ; n3 spE (1D n1 3B n2 3B n3 73 70 45)

n1=0 網掛け、バックグラウンド、塗りつぶし
n1=1 文字、ビットイメージ、罫線、図形の線描画、アンダーライン

n2=0 グレースケール
n2=1 登録パターン

n3
n2=0の時グレースケールの濃度
n2=1の時登録番号

デフォルトは、n2=0、n3=50です。
「濃度」っつっても、モノクロレーザープリンター用のコマンドなので、厳密に言えば点の密度です。

スクリーンパターン登録 

GS n1 ; n2 ; n3 ; n4 sp{E データー・・・ (1D n1 3B n2 3B n3 3B n4 73 70 7B 45 データー・・・)

n1 データーのバイト数です。
n2 登録番号
n3 登録パターンの幅
n4 登録パターンの高さ



1ビット1ドットです。したがって、データーの必要なバイト数は、幅÷8X高さです。データーは横スライスです。ESC/Pの外字登録のような縦スライスではないので注意が必要です。最上位ビットが左、下位ビットが右になります。

ESC/Pageでは{Eの後にバイナリデーターが来るのと、バイナリデーターの幅は計算しなくてもn1で指定するので、透過処理するバイト数を自動判別できなくもないのですが、当サイトで掲載しているESC/Page用プリンタードライバーでは透過処理を行っておりません。したがって、このコマンドを送信する前に、
AH 85H
AL FFH
をセットした後、INT 17H割り込みをかけて漢字変換を無効にしておく必要があります。

とはいえ、この件について何らクレームも来なかったようなので、おそらくESC/Page用は誰も使わなかったものと思われます。

スクリーンパターン登録数設定 

GS n1 isE (1D n1 69 73 45)

1つでもスクリーンパターンを登録してしまうと、このコマンドは無視されます。その場合、登録数はデフォルトの32とみなされます。したがって、スクリーンパターンを登録する前に先にこのコマンドで登録数を設定しておく必要があります。登録数の最大値は32767です。

登録数として100を設定した場合、登録番号の最大値は99になります。(登録番号は0から始まるため)

っていうか、無視するんじゃなくて先に登録したパターンがクリアされる方が良かったんじゃ・・・!?

上書きモード設定/解除 

GS n1 owE (1D n1 6F 77 45)

n1=0 解除
n1=1、2 設定

デフォルトはn1=0です。

もともと図形が描画されていた場所に重ね打ち(注1)を指定した場合、
n1=0の時、もともとのイメージに重ね打ちされます。
n1=1の時、ビットが1の部分は設定されたスクリーンパターンが描画されます。
n1=2の時、ビットが0の部分は空白となり、ビット1の部分は設定されたスクリーンパターンが描画されます。

注1:レーザープリンターなので厳密には「打ち」ではないんですけど。

給紙装置選択 

GS n1 ; n2 iuE (1D n1 3B n2 69 75 45)

n1=1 標準
n1=2 オプション
n1=3 フロントトレイ

n2=ビン番号

たとえば、LP-1700Sではn1=0は本体内蔵の用紙トレイで、n1=1はオプションのロアーカセットになります。この場合、LP-1700Sのようなフロントトレイがないプリンターの場合、n1=2を指定しても無視されます。

オプションのロアーカセットがついてない時にn1=2を指定した場合は、フロントトレイがついている機種ではフロントトレイとなり、フロントトレイのない機種ではコマンドは無視されます。

デフォルトは、パネルでの設定に従います。

クリップ領域設定 

GS n1 ; n2 ; n3 ; n4 caE (1D n1 3B n2 3B n3 3B n4 65 61 45)

n1:クリップ領域の左上のx座標
n2:クリップ領域の左上のy座標
n3:クリップ領域の右下のx座標
n4:クリップ領域の右下のy座標

クリップ領域とは、つまり、綴じ代とかマージンを除いた、実際に印刷する領域の事です。デフォルトは、用紙サイズ=クリップ領域です。

画像を描画した後にクリップ領域を変更しても、既に描画された画像は影響しません。

ページメモリモードの時、クリップ領域からはみ出る文字は、はみ出る部分だけ描画されません。バンドメモリモードの時、クリップ領域から一部でもはみ出る文字は文字自体が描画されません。

クリップボード指定/解除 

GS n1 cmE (1D n1 63 6D 45)

n1=0 解除
n1=1 指定

デフォルトはn1=0(解除)です。クリップボードを解除すると、クリップ領域が設定してあったとしても有効になりません。

用紙設定や印刷方向設定コマンドを受信すると自動的にクリップボードは解除されます。

トップマージン設定1(ドット単位) 

GS n1 tmE (1D n1 74 6D 45)

n1=トップマージン
ここで、単位は「最小単位設定」で設定された単位です。デフォルトは0.5インチです。

トップマージン設定2(行単位) 

GS n1 tmlE (1D n1 74 6D 6C 45)

n1=トップマージン
ここで単位は「行」です。この場合、事前に設定された改行幅に従います。

ボトムマージンの設定1(ドット単位) 

GS n1 bmE (1D n1 62 6D 45)

n1=ボトムマージン
ここで、単位は「最小単位設定」で設定された単位です。デフォルトは0.5インチです。

ボトムマージンの設定2(行単位) 

GS n1 bmlE (1D n1 62 6D 6C 45)

n1=ボトムマージン
ここで単位は「行」です。この場合、事前に設定された改行幅に従います。

レフトマージンの設定1(ドット単位) 

GS n1 lmE (1D n1 6C 6D 45)

n1=レフトマージン
ここで、単位は「最小単位設定」で設定された単位です。デフォルトは0.2インチです。

レフトマージンの設定2(キャラ単位) 

GS n1 lmcE (1D n1 6C 6D 63 45)

n1=レフトマージン
ここで単位は半角キャラクター単位です。

ライトマージンの設定1(ドット単位) 

GS n1 rmE (1D n1 72 6D 45)

n1=ライトマージン
ここで、単位は「最小単位設定」で設定された単位です。デフォルトは0.2インチです。

ライトマージンの設定2(キャラ単位) 

GS n1 rmcE (1D n1 72 6D 63 45)

n1=ライトマージン
ここで単位は半角キャラクター単位です。

水平方向絶対位置指定 

GS n1 X (1D n1 58)

n1: x座標
単位は、「最小単位設定」で設定した単位になります。

水平方向絶対位置指定(カラム単位) 

GS n1 xP (1D n1 78 50)

n1:x座標
単位はカラム単位です。なので、フォント指定や文字幅指定の影響を受けます。ただし、このコマンドを送出した後に文字間ピッチを変更しても、一度設定したx座標は変わりません。

Y座標絶対位置指定 

GS n1 Y (1D n1 59)

n1: Y座標
単位は「最小単位設定」で設定した単位になります。

Y座標絶対位置指定(行単位) 

GS n1 yP (1D n1 79 50(

n1: Y座標
単位は行単位です。改行幅の影響を受けます。ただし、本コマンド送出後に改行幅を変更しても、一度設定したY座標は変わりません。

水平方向相対位置指定 

GS n1 H (1D n1 48)

n1: 移動量
x座標を現在の位置から相対的に移動させます。単位は最小単位設定で設定した単位です。

水平方向相対位置指定(カラム単位) 

GS n1 hP (1D n1 68 50)

n1: 移動量
x座標を現在の位置から相対的に移動させます。単位はカラムです。それまでに設定したフォントや文字間ピッチの影響を受けます。このコマンド送出後にフォントや文字間を変更しても、一度設定したx座標は変わりません。

垂直方向相対位置指定 

GS n1 V (1D n1 56)

n1: 移動量
水平方向へ相対的に移動します。単位は最小単位設定で設定した単位です。

垂直方向相対位置指定(行単位) 

GS n1 vP (1D n1 76 50)

n1: 移動量
水平方向に相対的に移動します。単位は行単位です。それまでに設定した改行幅の影響を受けます。本コマンド送出後に改行幅を変更しても、一度設定したY座標は変わりません。

プッシュポップスタック数設定 

GS n1 ssP (1D n1 73 73 50)

n1:スタック数 (0〜32767)

このコマンドは1回のみ有効で、2回目からは無視されます。ハードリセットコマンドで初期化できますが、パラメーターリセットでは初期化されません。

n1=0を指定するとスタック=0となり、現在位置をプッシュできなくなります。
メモリーが足りない時は無視されます。自動的に上限に設定されたりはしません。

現在位置をプッシュ/ポップ 

GS n1 ppP (1D n1 70 70 50)

n1=0 スタックのクリア
n1=1プッシュ
n1=2ポップ

現在位置記憶数設定 

GS n1 ipP (1D n1 69 70 50)

n1 記憶数

デフォルトは256です。現在位置を一度記憶させると、本コマンドは無視されます。メモリーが足りない時は無視されます。n1=0にすると現在位置が記憶できなくなります。

現在位置番号は0から始まるので、100を設定すると現在位置番号は0〜99までが使用可能になります。

現在位置記憶 

GS n1 mP (1D n1 6D 50)

n1:現在位置番号

現在位置番号の上限は、現在位置記憶数-1です。たとえば、現在位置記憶数が100だった場合は、現在位置番号は0〜99になります。

現在位置呼び出し 

GS n1 ; n2 cP (1D n1 3B n2 63 50)

n1:現在位置番号

n2
  0:x座標 y座標ともに記憶された位置に移動する。
  1:x座標のみ記憶された場所に移動する。
  2:y座標のみ記憶された場所に移動する。
  3:移動しない。

n2=3の場合、現在の位置番号は記憶されますが、カーソルは移動しません。後述の現在位置を+1、−1しながら呼び出すコマンドの前に呼びます。

現在番号記憶(オートインクリメント付き) 

GS n1 amP (1D n1 61 6D 50)

n1=-1 基準番号を-1した後に記憶する。
n1=0 基準番号そのまま記憶する。
n1=1 基準番号に記憶した後に+1する。

C言語でいうところの、n1=-1は --i、n1=1はi++みたいな感じです。

現在位置呼び出し(オートインクリメント付き) 

GS n1 ; n2 acP (1D n1 3B n2 61 63 50)

n1=-1 基準番号を-1した後に呼び出す。
n1=0 基準番号を呼び出すだけ。
n1=1 基準番号を呼び出した後に+1する。

C言語でいうところの、n1=-1は --i、n1=1はi++みたいな感じです。

n2=0 x座標y座標ともに移動する。
n2=1 x座標のみ移動する。
n2=2 y座標のみ移動する。

改行量設定 

GS n1 ; n2 lpP (1D n1 3B n2 6C 70 50)

n1 改行量
n2=0 単位を最小単位とする。
n2=1 単位を行単位とする。

デフォルトは、通常のドットプリンターと同じ1/6インチです。当コマンド送出後に最小単位を変更しても、改行量は変わりません。

このコマンドでは改行量を設定するだけです。実際に改行が行われるのは、改行コードを受信した時です。

自動復帰改行選択

GS n1 a lfP(1D n1 61 6C 66 50)

自動復帰後改行をするかどうかを選択します。
n1=0 改行しない
n1=1 改行する

改行するに設定すると、印字位置が右マージンを越えていた場合に自動改行します。

自動改ページ選択 

GS n1 affP(1D n1 61 66 66 50)

n1=0 自動改ページしない
n1=1 自動改ページする

自動改ページするに設定すると、印字位置がボトム位置を超えた場合は自動改ページします。ただし、印字位置を指定してボトム領域を超えた場所に印字した時は、自動改ページしません。

垂直方向印字ピッチを指定した際にボトム領域を超えた時は、自動改ページしません。

CR/LF/FF動作指定 

GS n1 ; n2 ; n3 clfP (1D n1 3B n2 3B n3 63 6C 66 50)

n1=0 CRコード受信 復帰のみ
n1=1 CRコード受信 復帰+改行

n2=0 LFコード受信 改行のみ
n2=1 LFコード受信 復帰+改行

n3=0 FFコード受信 改ページのみ
n3=1 FFコード受信 改ページ+復帰

Macの改行コードを使っている場合は、改行コードはCRのみなのでn1=1にします。Linuxの改行コードを使っている場合は、改行コードはLFのみなのでn2=1にします。大抵はMS-DOSやWindowsの改行コード(CR+LF)でしょうから、n1=0、n2=0にします。

改ページは大抵はCR+LFの直後に送信するのが普通なので、通常はn3=0で良いでしょう。

現在位置移動モード 

GS n1 pmP(1D n1 70 6D 50)

固定ピッチ文字を印字した時に、文字幅を文字の大きさに合わせるか固定のままにするか。

n1=0 文字幅モード
n1=1 文字ピッチモード

文字幅モードにすると、文字の大きさを変えると印字ピッチはそれに比例して広くなります。文字ピッチモードにすると、例えばパイカピッチでは文字の大きさに関係なく1/10インチになります。なので文字を大きくすると印字が重なる場合があります。

印字ピッチ設定 

GS n1; n2 pP(1D n1 3B n2 70 50)

n1 水平文字ピッチ
n2 垂直文字ピッチ

数値を1桁ずつ枠に狙って打つ場合などに使います。



水平文字ピッチは現在の限界値よりも少なく設定しても文字が重なったりはしません。その場合現在設定されている限界値になります。

垂直ピッチを0よりも大きくしてしまうと1文字打つごとに下に印字がズレてしまうので、通常はn2=0にします。

文字オフセット量設定 

GS n1 ; n2 coP(1D n1 3B n2 63 6F 50)

n1 水平オフセット(左マージン)
n2 垂直オフセット(上マージン)

文字の左マージンと上マージンを設定します。大抵はn1=0、n2=0で良いでしょう。

ビットイメージオフセット量設定 

GS n1 boP(1D n1 62 6F 50)

n1 垂直オフセット(上方向へのマイナスマージン)

ビットイメージを印刷する場合の垂直方向のオフセットを指定します。ただし、この場合上マージンではなく、指定した分だけ印字位置は上になります。上方向へのマイナスマージンのような感じです。

ビットイメージ描画後印字位置選択 

GS n1 abP(1D n1 61 62 50)

ビットイメージを印字した後、印字位置をどうするか。
n1=0 移動しない
n1=1 ビットイメージの分だけX方向に移動
n1=2 ビットイメージの分だけY方向に移動
n1=3 ビットイメージの分だけX方向、Y方向に移動

シンボルセット選択 

GS n1 ; n2 ssF(1D n1 3B n2 73 73 46)

n1 シンボルセット番号
n2=0または1 1バイトコード、
n2=2 2バイトコード

1バイトコードの時、
n1=0 EPSON Graphic set USA
n1=1 EPSON Graphic set France
n1=2 EPSON Graphic set Germany
n1=3 EPSON Graphic set UK
n1=4 EPSON Graphic set Denmark1
n1=5 EPSON Graphic set Sweden
n1=6 EPSON Graphic set Italy
n1=7 EPSON Graphic set Spain1
n1=8 EPSON Graphic set Japan
n1=9 EPSON Graphic set Norway
n1=10 EPSON Graphic set Denmark2
n1=11 EPSON Graphic set Spain2
n1=12 EPSON Graphic set Latin America
n1=16 EPSON Character set USA
n1=17 EPSON Character set France
n1=18 EPSON Character set Germany
n1=19 EPSON Character set UK
n1=20 EPSON Character set Denmark1
n1=21 EPSON Character set Sweden
n1=22 EPSON Character set Italy
n1=23 EPSON Character set Spain1
n1=24 EPSON Character set Japan
n1=25 EPSON Character set Norway
n1=26 EPSON Character set Denmark2
n1=27 EPSON Character set Spain2
n1=28 EPSON Character set Latin America
n1=32 Nordic (Code Page 865)
n1=33 Portuguess (Code Page 860)
n1=34 Multilingual (Code Page 850)
n1=35 Canadian-French (Code Page 863)
n1=48 ECMA94-1
n1=64 US English (Code Page 437)
n1=126 ITC Zapf Dingbats
n1=127 Symbolic Character set
n1=264 EPSON KATAKANA Graphic Japan
n1=280 EPSON HIRAGANA Graphic Japan
n1=328 EPSON KATANAKA set Japan
n1=344 EPSON HIRAGANA set Japan

2バイトコードの時
n1=1 EPSON JIS83 横書き
n1=2 EPSON JIS83 縦書き

n1に指定されたシンボルセットが存在しない場合は、n2のみ有効になります。n2が範囲外の時はコマンドは無視されます。ハードリセット、パラメーターリセットコマンドにより初期設定に戻ります。

文字スペーシング選択 

GS n1 spF(1D n1 73 70 46)

n1=0 固定ピッチ
n1=1 プロポーショナルピッチ

初期設定では固定ピッチです。MS-DOS時代のアプリは大抵の場合、「◯◯一覧表」とかを作る時に、キャラクターは固定ピッチとみなしてスペースで項目の横幅を揃えていますので、

こういう場合は、固定ピッチにしないとズレます。

文字幅設定(CPI) 

GS n1 wcF(1D n1 77 63 46)

n1=文字幅(CPI)
デフォルトは10(CPI)です。

0.08〜30まで指定できます。ただし、LP-7000/7000Gでは0.20〜30までです。
GS n1 wmFコマンドとは単位が異なるだけです。
ハードリセット/パラメーターリセットコマンドによって初期値(10CPI)に戻ります。

文字幅設定(最小単位) 

GS n1 wmF(1D n1 77 6D 46)

n1=文字幅(最小単位)
デフォルトは72です。

最小単位のデフォルトは1/720インチですので、デフォルトの文字幅は72/720インチになります。このコマンドを発行した後に最小単位を変更しても、文字幅は変わりません。

文字高さ設定(ポイント) 

GS n1 hpF(1D n1 68 70 46)

n1=文字高さ(ポイント)
デフォルトは9.6ポイントです。

一致する文字高さのフォントがない時は、最も近いフォントが選択されます。

文字高さ設定(最小単位) 

GS n1 hmF(1D n1 68 6D 46)

n1=文字高さ(最小単位)
デフォルトは96です。

最小単位のデフォルトは1/720インチですので、デフォルトの文字高さは96/720インチになります。このコマンドを発行した後に最小単位を変更しても、文字高さは変わりません。

書体選択 

GS n1 tfF(1D n1 74 66 46)

n1=書体

n1=0…ローマン
n1=1…サンセリフ
n1=2…Courier
n1=3…Prestige
n1=4…Script
n1=5…OCR-B
n1=6…Modern
n1=7…Gothic
n1=8…EDP
n1=9…角ゴシック体漢字
n1=10…明朝体漢字
n1=11…Letter Gothic
n1=12…EPSON Roman T (LP3000FCA1装着時)
n1=13…EPSON Sansserif H (LP3000FCA1装着時)
n1=14…OCR-A
n1=15…Code 3 of 9
n1=16…UPC
n1=17…Symbolic Character Set (LP3000FCA1装着時)
n1=18…EPSON Roman P (LP3000FCA2装着時)
n1=19…ITC Avant Garde Gothic Book (LP300OFCA2装着時)
n1=20…ITC BookmanR (LP3000FCA2装着時)
n1=21…EPSON Sansserif HN (LP3000FCA2装着時)
n1=22…ITC Zapf Chancery (LP3000FCA2装着時)
n1=23…ITC Zapf Dingbats (LP3000FCA2装着時)
n1=24…EPSON Roman CS (LP3000FCA2装着時)
n1=66…エプソン丸ゴシック体 (LPFCDMG装着時)
n1=67…エプソン教科書体
n1=68…エプソン正楷書体 (LP8000FCDK装着時)
n1=69…エプソン行書体 (毛筆) (LPFCDGY装着時)

デフォルトは、n1=0です。n1=128〜255はダウンロードフォントになります。ハードリセット/パラメーターリセットによってデフォルトに戻ります。

 


 


 


 


 


 



参考文献
ESC/Pageリファレンスマニュアル第3版 EPSON
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