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Linuxをルーター化するメリット

Linuxをルーター化するメリット

この章で書かれている作業には、少なくとも中級以上のLinuxの知識が必要ですし、 わざわざこの章で書かれている事をしなくても、市販のルーターを購入すれば知識がなくともルーターを設置する事は可能です。 では、どうしてそこまでしてまで、Linuxをルーター化するのでしょう?

過負荷対策

市販の家庭用ルーターでもある程度の負荷対策はしてあるでしょう。 しかし、中規模以上のネットワークを組む場合、一般家庭用の「ブロードバンドルーター」と呼ばれているものでは荷が重くなります。 特に社内や家庭内にサーバーを何台か設置するともなれば、外部<=>LAN内へ通るパケットはすべていったんルーターを通るため、 ルーターへの負荷は相当あると見ていいです。

実際、以前は私も仕事で16個の固定IPをもつサーバー群へのゲートとして市販のルーターをつかっていましたが、 少し負荷が高くなると、すぐに処理が追いつかなくなり、 サーバーへのアクセスが不能になってしまいました。 これではさすがに安定してサーバーを提供するのは無理であると思わざるを得ません。

古いパソコンのリサイクル

今となっては、Windows95時代に使われていたペンティアム1〜ペンティアム2のパソコンは、 WindowsXPではとても重くて使い物にならないでしょう。 また、Linuxサーバーとして使うとしても、ペンティアム1ではちょっと重く感じるかもしれません。

しかしながら、単にルーターとして使うのであれば話は別です。 X-Windowも使わず、CGIを動かすわけでもなく、 単にルーターとして使うのであれば、ペンティアム1でも十分です。

一石二鳥三鳥四鳥…

市販の家庭用ルーターにも、DHCP、NAT、PPPoEの他に、簡単なファイアウォールやネームサーバー程度のものはついているでしょう。 しかし、それでもルーター専用機はルーターでしかありません。

ルーターにネームサーバーやSMTPサーバー、 POP3サーバーを兼ねさせたり、 ルーターにtelnetやsshでログインして内部のサーバーへの窓口として使うなどなど、 色々な機能を兼ねたもの、となると家庭用ルーターではなかなかありませんし、 あってもかなりの高額になると思います。

しかし、Linuxパソコンをルーターとして使う場合、 ハードディスクを使う事がきるため、 ルーター機にBIND、sendmail、qpopperなど、さまざまなサーバーを稼動させる事によって、 貴重な1個のグローバルIPを、単なるルーターにだけ使ってしまうといった勿体無い事が起こらずに済みます。 まさに一石二鳥三鳥四鳥です。
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