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英雄伝説IV 朱紅い雫


英雄伝説シリーズの第4弾です。また、PC-9801のDOS上で動作する最終作品となります。

物語は白き魔女と同じ世界の話ですが、ストーリーは白き魔女の続編ではありません。白き魔女の56年前の話です。

英雄伝説シリーズの中の位置づけ

英雄伝説シリーズは、もともとはドラゴンスレイヤーシリーズの6弾目でしたが、木屋氏が退職後の白き魔女以降はドラゴンスレイヤーシリーズからは外れ、それとは別に英雄伝説シリーズとなりました。また、後にそこから更に細分化が行われ、軌跡シリーズが誕生しました。

最初の頃は単なる1の続編である「ドラゴンスレイヤー英雄伝説2」でシリーズNo.を1つ進めていましたが、6以降は一連のストーリーには同じ番号が割り当てられるようになりました。今にして思えば、ドラゴンスレイヤー英雄伝説を「英雄伝説1」「英雄伝説1.1」、 白き魔女、朱紅い雫、海の檻歌を「英雄伝説2.1」「英雄伝説2.2」「英雄伝説2.3」というふうにナンバリングすれば、もうちょっとスッキリしたかもしれません。

英雄伝説1、2は別名「ドラゴンスレイヤー6」でしたが、白き魔女からは「英雄伝説シリーズ」となり、英雄伝説6以降は「軌跡シリーズ」となりました。新しいシリーズを作るにしても、1作目は別の何かのシリーズの一部とする事で、それまでのファンが購入してくれる事が期待でき、新規シリーズがまったく売れなくてコケるリスクを減らしているものと思われます。

インストール

ファルコムのゲームのうち、英雄伝説2〜英雄伝説4の時代(おおむね92年〜96年頃)はMS-DOSベースで作られており、ハードディスクにインストールして遊べるようになっています。ハードディスクにインストールする事でフロッピーの交換の手間を省く事ができます。

ただし、92年頃はまだハードディスクが高価なため(当時100MBのハードディスクを10万円で買った事もありました)、フロッピーベースでも遊べるようになっています。

・フロッピーベースで遊ぶ場合
[プログラムディスク]で起動すると、ファルコム独自(かな?)のMS-DOS互換OSが起動した後、[ユーザーディスクを作成する]以外グレーアウトされたメニューが表示されます。


ドライブBにブランクディスクを入れて[Enter]キーを押すと、ユーザーディスクが作成されます。

というような仕様になっているため、ハードディスクがない場合は、フロッピーディスクが2基必要なようです。もっとも、PC-9801でハードディスクがない機種は大抵フロッピーディスクは2基搭載されるので問題はないと思われます。

ユーザーディスクの作成が終わったら、以後はユーザーディスクでブートさせます。今度は「終了」以外は白文字で選択できるメニューが表示されます。

ちなみに「終了」はMS-DOSに戻るコマンドですが、フロッピーベースで起動した場合はMS-DOSに戻る事はできません。

・ハードディスクにインストールする場合
マニュアルにはMS-DOSのバージョンは3.3/5.0/6.2と書かれていますが、どうも6.2でないとうまくいかないようで・・・。逆に白き魔女の時は3.3でないと「このバージョンのMS-DOSでは動作しません」と出てしまったんですけどね。(ただし、のちにDOSプロンプト対応版も出たようです)

DOS3.3では、ゲームをやる場合はATOKとかプリンタードライバーとかは全部外さないとコンベンショナルメモリーが足りなくなってしまったのですが、DOS6.2ではHIMEM.SYSを組み込んだ上でDOS=HIGH,UMBを指定して、ATOK等のドライバーはDEVICEHIGH=で上位メモリに組み込んでしまえばコンベンショナルメモリーが足りなくなる事もないようです。なので、ゲームをやるたびに毎回CONFIG.SYSを書き換える必要もなくなりました。

DOSのプロンプトから
A:\>B:
B:\>INSTALL
とすると、インストール・ユーティリティが起動します。


インストールするドライブは、PC/AT互換機に慣れてしまうとついCを選択しがちですが、PC-9801では大抵はAドライブだと思います。(パーティションが1個だけの場合)


あとは画面の指示に従ってフロッピーを交換するだけです。

終わったらフロッピーを抜くのをお忘れなく。じゃないと、次回ブートした時にピーーーーと鳴ってうるさいです。

その後、
B:\>A:
A:\>CD \FALCOM
A:\FALCOM>ED4
と入力します。

カレントをいちいちFALCOMに移動させるのも面倒な時は、一連の処理をやってくれるバッチファイルを作ると良いかもしれません。

ハードディスクから起動させた場合は、「ユーザーディスクを作成する」がグレーアウトされます。この場合、セーブはハードディスク内に行われるため、ユーザーディスクを作成する必要はありません。


・Windows3.1/95からインストールする場合
Windows95が発売されて以降、MS-DOSのプロンプトからコマンドを打てない(コマンドを知らない)人もパソコンを使うようになりました。なので、Windows上の操作からインストールできるようになっています。ただし、ゲームそのものはPC-9801用のDOSベースのソフトなので、PC/AT互換機では動作しません。(エミュレーターとかは別として)

データーディスク1をセットして、エクスプローラーからデーターディスク1に入っているSETUP.EXEをクリックすると、Windowsベースのインストーラーが起動します。


インストーラーそのものはWindowsのAPIだけで作られている(PC-9801のBIOS、V-RAM、コントローラー等の直接操作は行っていない)みたいで、インストーラーだけならPC/AT互換機上のWindows3.1でも動くようです。もちろん、ゲーム本体は動作しませんが。

Windows95が発売されて以降は既にPC/AT互換機の方が主流になっているので、当時は「インストールしたけど動かんぞゴルァ」みたいな問い合わせも多かったんじゃないかという気もしなくもないです。

朱紅い雫にはWindows用というのが別にありますが、シナリオはPC-9801のDOS版とは異なっています。

あとは画面の指示通りフロッピーを交換するだけです。


インストールが終わると自動的にデスクトップにFALCMフォルダーが作られ、「英雄伝説4」というショートカットが作成されるので、これをクリックします。

とはいえ、以降はDOS窓が起動してDOSベースのゲームが起動するだけです。

環境設定

表示装置/BGM/効果音の設定ができます。


BGMはビープか、FM音源モノラル(PC-9801-26K互換)か、ステレオ(PC-9801-73/86互換)か、MPU-401(みゅーじ郎ボードとか)か、サウンドブラスターのWavetable方式で再生するMIDIか、シリアルポート接続の外部MIDI音源かを選択できます。


Neko Project IIでMIDI音源で演奏させたい場合は、ここではMPU-401を選択して、あとはNeko ProjectIIの方で切り替えてください。



効果音はBEEPかSSGかFM音源かを選択できますが、普通はSSGで十分でしょう。


[キャッシュ]は、フロッピーベースの場合、プロテクトメモリかEMSメモリかIOバンク方式かを選択できますが、ハードディスクは十分速いのでキャッシュする必要はないでしょう。

[終了]は、MS-DOSに戻ります。英雄伝説2やぽっぷるメイルでは「DOSに戻る」だったのですが、このゲームではWindowsのDOS窓でも動作するので、単に「終了」という表記になったようです。

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